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お兄様?お兄ちゃん?

「えっ、、、!?セ、セリーナ。こ、これを着るのか?」


「?ステラ様、このような服、好きですよね?」


それは、リボンとフリルのついているとても可愛い服だった。いやだからといって着替えない訳にもいかないので、その服に着替えた。ピンクと黒だから、量産って言うんだっけ?

毎日スーツで行ってたから服装なんてここ最近気にしていなかったのでとても新鮮だ。ひとつ問題があるとすれば、初スカートなのだ。とてもスースーする。みんなこんなものを着ていたのだな…いつかはなれるんだろうか??


「私は少し片付けをしますので、ステラ様はお先に行っていてくださいませ。」


「はーい」


…はーいとは返事したものの、どこなんだろうか。匂いのする方に行ってみようか?いや、セリーナがいるということは他にも誰かいることだろう。

普通の家よりは大きく少し重い扉をあけると、廊下に出た。

やはり、大きな家のようだ。日本よりは廊下が長い。少し探索してみようと歩き出した時、隣の部屋から人がでてきた。


「ふあ~ぁ、眠いなぁ…」


今までの数十分の間、セリーナ以外と話していなかったので少し驚いた。


「あぁ、ステラ!おはよう、お兄ちゃんは今日も元気だよ、ステラは元気?」


…お兄ちゃん。ということは兄ってことか。


「…えぇ、お兄ちゃん。私は元気だわ!」


すると、お兄ちゃんは固まってしまった。


「あの、お兄ちゃん?どうしたのです?」


「あっ、あぁごめんねセリーナ。セリーナはいつもルーカス兄様かルーお兄様とよぶから少し驚いてしまって。どうしたんだい?」


…!!!ルーカス兄様と呼んでいたのか。間違えてしまった。


「今日はお兄ちゃんな気分だったの!ルーカス兄様は今からどこに行かれるの?」


「え?もうちょっとで朝食だろ?今から向かうとこだ。お前も一緒に行くか?(お兄ちゃんでいいのに…)」


小さな声だったのかもしれないが、聞き取ってしまった。間違えてしまった以上、これからはお兄ちゃんと呼んだ方がいいのかもしれないな。お兄ちゃん名前をつけた方がいいかもしれない。


「ルーカスお兄ちゃん!一緒にいきましょ!」


「……///」


お兄ちゃんが照れている。この身体はとても可愛いし、その上兄は妹に弱いのだろう。なにかお願いする時は少しぶりっこしてみるのもいいかもな。


「おう、行こうステラ。」

お兄ちゃん?お兄様?ルーカス様?

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