朝起きると…?
24歳、ブラック企業に務めており彼女無し歴=年齢な人です
よければ呼んでやってください
「…様!……きて……さい…」
ん?なんだ…?眠い…寝かせて…
「ステラ様!起きてください!朝食の時間になりますよ!」
ステ…ラ…様?え?…俺の事なのか?よく分からないが…とりあえず起きるとするか…
目を開けると、あわい茶色の髪をしている、メイド服を来た人。美人だ。…誰だ?
まわりを見渡すととても広い部屋に、とても高そうな家具や物が置かれている。
ここがどこか分からない。とりあえずベッドからおりてみよう。
…女の子のような手に、小さな足。元々華奢な方ではあったがこんなに小さくはなかったはずだ。
「すみません。鏡はありますか??」
よく分からないがとりあえず自分の姿を見てみよう
「ありますよ、こちらです。」
鏡を見ると寝起きで寝癖がついてはいるが、ぱっつんにサラサラでな白に近い桃色の髪に、透き通るような白い肌。赤く綺麗な瞳を持つ女の子がいる
「…え?ええぇええぇえ!?」
いやまて。おかしい。鏡にうつっているのは女の子だ。だが、俺は男なはずだが…
一言で言うと、美少女だ。
おそるおそる鏡に触れてみると少しひやり、とした。ここが現実なんだと思い知らされる。
どこなのかも、自分の状態も、何もわからないので、すぐ近くにいるメイドらしき人に聞いてみることにした。
「あの…ここはどこですか…?」
「ステラ様、何を仰っているのですか?」
ステラ…?何を言ってるんだ、俺の名前は、岡田 夜瑠だ。
「あなたの名前はなんですか…?」
「私ですか?ステラ様、私のことをからっかっているのですか?私の名前はセリーナですよ。忘れないでくださいね?いつもと違って敬語なんですね♪」
あ!喋り方…!容姿からして女の子だろう…メイド服ということは、俺が雇い主か雇い主の娘かなにかか…?気をつけよう…
にしても、セリーナか。いい名前だ。
「もうひとついい、?セリーナ?私の名前は何?」
「お嬢様本当にどうしたのです?お嬢様の名前は、ステラ・ル・ホワイトですわ」
ステラ・ル・ホワイト。なかなか可愛い名前だなステラ。星の意味だったよな?…確か。英語は得意じゃない…
「ステラ様、髪を結いますので、こちらにきていただけますか?どんな髪型がいいですか?」
ふむ。髪型か、、、せっかく女の子なら"はーふついんてーる"というのをやってみたいな…
「セリーナ、はーふついんてーるって言うのでお願い!」
「ハーフツインテールですね。分かりました、大人しくじっとしていてくださいね!」
「はーいっ!」
人に髪を結われるというのは初めてだ…!…そりゃそうか、男だし髪短いしな、、笑
とりあえず、ここまでのことをちょっと整理をしてみようかな…
この身体はステラ・ル・ホワイトと言うらしい。 華奢で白く、とても可愛い。
今どきメイドなんているのだろうか?とは思うがここは西洋式の家だと思う。一部屋だけでこのサイズだ。きっとすごく広い家なのかもしれない。女の子の中にいる?ということは、今どきで言う異世界転生とか王女になっちゃった☆みたいなものだろう…昨日は普通に寝て朝起きただけなのだが…ということはここで生きていく…ということか?…え!?キスすらしたことないまま…なんて…まぁ今更仕方ないか…戻り方があるとしても、この子の方が可愛い。その上、俺には身内もおらず、働き詰めだったから友達もろくに居ない。
…そんなことを考えていたら、髪を結うのが終わったようだ。
「ステラ様、どうでしょうか?」
…控えめに言ってめちゃめちゃ可愛い。
「めっちゃ可愛い!セリーナありがと~!!」
「ふふっ」
「…何よ…?」
「いえ、喜んでいただけて良かったなぁと。そうして可愛く話してる方がいいですよ♡では、服も直ぐに着替えてご飯に行きましょうか♪」
「うん!!」
------✁︎キリトリ線✁︎-----
朝起きたら違う人の中に、違うところにいたみたいですね♪
途中で文字打ちながらセリーナとセレーナを間違えてて焦りました:( ;´꒳`;):
誤字許してください()