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Re〜もう一度君に〜  作者: 左ライト
壱 魔王の章〜勇者と討伐〜
32/40

半ギレ

今回はグロい(?)シーンが出てきます。

人によっては駄目な人もいるかもしれないので、視点が変わった所らへんから見たくない人は見るのを止めてください

「では全ての項目が終わりましたのでカードを返却さして頂きます」

彼女はカードを渡し、次の説明に入った

「そのカードはEランクからのスタートで、最高がマスターランクまでありますが、国の危機を救う、などと言った功績を出す事が出来れば、ゴッドランクと言う特別ランクになる事があります。」

ふむ、でもそんな事起きることなんて殆んど無いだろうけどあるって事は、過去に最悪でも一度はあったんだろうな

「ランクを上げる方法は、次のランクの冒険者の方と模擬戦を行い、勝利を収める、もしくは審査員判断で同等の戦いを行う事が出来ればランクを上げる事が出来ます。」

地味にめんどくさいな

「ですが、AランクからSランクへ上がる場合、SランクからMランクへ上がる場合は、国とギルドの一大イベントとなりますので直ぐに行うことができません。

そしてAランク以降は本部であるココでしかランクアップ申請ができません」

クソめんどくさいな。特にイベントになる所とか。

「そしてクエスト受付はあちらのパネルに貼られた紙の中の対応ランクが自分のランクに合っている物を選び、受付へ持ってきてくれればクエストスタートが出来ます」

やっぱだるそうだけど楽しそうだからいいや

「説明は以上です。では、楽しい冒険者ライフをどうぞ!」

終わったか。では早速クエストを選ぼう…


【スライム討伐 対応ランク:B】

【ゴブリンキング討伐 対応ランク:D】

【ゴブリン討伐 対応ランク:E】


…これは暇つぶしにすらならんな

だって討伐系で出来んのゴブリンしかねぇもん

「まぁ………いっか」

俺は紙を受付へ持っていく。

「ゴブリン討伐ですね。

こちらは連続依頼が可能なクエストになりますがどうなさいますか?」

「連続依頼とは?」

「新人様でしたか。連続依頼とは一気にランクアップ申請ができるまでの依頼数を一気にゼロにする方法です」

「申請できるまでの依頼数?」

「全てのランクがこれは同じで10個のクエストクリアが出来れば申請ができるようになります」

「丁寧に説明ありがとうございます。ではここにいる全員とも連続依頼でお願いします」

「わかりました。受け付けましたのでもう出発していただいて構いません」



てな感じで出発したあと皆とはぐれてさまよっていたらゴブリンハウスを見つけたので依頼された数の100匹を討伐して右耳を回収する所でCランク指定のゴブリンキングと出くわして奴がずっと放ち続けてくるゴブリン達を『魔聖大剣 ベル』と『魔聖剣 ギール』敵をぬっ殺しているところだ。

…………大剣を片手で振んな?やだ

「グキャ!ウギギャキャキャ!!」

何言ってんのか気になる。

【翻訳】を使ってみよう

「諦めるな!我が友である同志達よ!!」

「「「「「「オォーーーー!!!」」」」」」

「奴を打ち倒し、我等が国を守るのだ!!」

そんな事言ってたの?マジか。何も考えず斬り殺してたよ?

これ以上彼等に被害を与えても何か罪悪感あるので話しかけてみる

「ゴブリンの諸君、俺に交戦の意思はない。そちらが何もして来なければの話だがな」

「なんと、それは真か?」

「うむ」

「では質問だがなぜ先程我が同胞を殺していた」

「100匹のゴブリンを殺すことが依頼だったからだ。

そして俺はその依頼を達成したのではぐれた仲間と合流し、帰ろうとしていた所だった」

「………我等は人間達にはどう思われているのだ?」

「邪魔な魔物と言うような感じだ」

「……………………そうか」

このあとゴブリンキングと話をしたり他の奴等とも話をした

見た目はアレだが皆良いやつで、すぐ仲良くなれた。

街や産業等もちょっと見たが人間と何ら変わりない程街は綺麗で産業に関しては人間よりも優れていた。

「じゃあなゴブキ」

「うむ、またな竜よ」

ゴブキとはゴブリンキングに俺が与えてやった名前だ。

友達なんだしそれぐらいいだろ

ゴブリンの国を出ると夕方になっていた。森の入り口に皆が待っていて、

「遅い」

「遅いぞ」

「遅いわよ」

って言われた。

何はともあれ、クエストもクリアしたし、友達もできたしでとても有意義に過ごせたと思う。

受付に100匹分のゴブリンの耳×4を持っていくととても驚かれた。

なんとも一日でこの量集めるなんて普通無理らしい。

クリアのスタンプが押されるとカートが淡い青に輝き始めた。

俺はそのカードと報酬をバックにしまい、考える。

(後ろの彼奴等、多分テンプレ軍団だろうなぁ………)

とりあえず見なかった突破しよう

俺等はテンプレ軍団の横を通り過ぎる

「新人!、無視してんじゃねえよ」

「はぁ……やっぱ無理か(ボソッ」

「なんだよお前等、新人の癖して良い武器持ちやがって」

「ぱぱにおねだりちたんでちゅかぁwww?」

「それに美人ばっか連れてよォ!!」

ドスゥゥ!!

テンプレリーダーが立ち上がり、座っていた椅子を蹴り飛ばす

多分彼らは朝から出て行っていた冒険者達なんだろう。

もしあの時居たならこんな事しないだろうし。

ギャラリーが何も行動しないのは多分俺の強さが気になるんだろう

皆気になるんだろうな、接し方間違ったら最悪殺されるかも知んないだろうから最初に説明を受けた

『時々格下と思ってた相手が自分より強くて、最悪殺されちゃったりする冒険者が居るんですよ』

彼らはステータスを見たところ幸運度がとても高い。

多分コレのお陰で今まで最悪なことにはならなかったっぽいけど……………

こいつ、異常な程知能が低い。

無駄に幸運振りまくったんだと思う。

今日使える分の幸運使い切ってる。

「お前この仕事なめてんじゃねぇぞ」

まぁこいつが俺の気に触れん限り何もしないけどな

「その女共を渡せ。銅貨二枚で買ってやるよ、使い古した女共を銅貨二枚で買ってやるんだありがたく思え?www」


あ?


てめぇ今


何 つ っ た ?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あーあ。

あのバカ共やっちまったな

親友からパネェ程の怒気が感じられる。

魔臨と天ノ河を貶された事がすげぇ頭に来たんだろうな。

最近の親友でもここまで怒ったのは初めてだと思う。

親友がバカリーダーの顔面をぶん殴る。

チャント手加減ができてるな。

それでも多分バカの歯とかは全部折れただろうけど

「い、いでえぇぇぇぇぇぇええええ!!!」

「兄貴!!!てめぇ!何しやがぐふぅ!」

親友がバカに蹴りを入れる。

今のは肋骨折れて、背骨にヒビ入ったな。

「や、やだ…やだぁぁぁぁあ!!!」

バカが四つん這いで逃げ出す

一瞬で移動した親友がバカの腹を蹴り上げる

バカがやられて下に落ちるとギルドにアンモニアに似た臭いが広がり、その後、便の臭いが広がる。

彼はもう息をしていない………死んだのだ

親友が最後メインディッシュのバカに手を付ける

「言い残すことはあるか?」

「ぎゃべでくれ、おではまだ」

ズキューン

魔力銃が頭を貫く

紅が床に広がってゆく

「すまない、取り乱した。………帰るぞ皆」

あれが親友・浜野竜牙の“半ギレ”である。

次回も冒険者です

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