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Re〜もう一度君に〜  作者: 左ライト
壱 魔王の章〜勇者と討伐〜
24/40

知らない天井

今から寝まーすおやすみなさい

目覚めたら、知らない天井が見えた。

「あ、起きたの?」

横から声が聞こえた。昔、一度だけ聞いた事のある声だ。

「魔臨さん?」

「ああ、そうだよ」

相変わらず、男性の様な話し方だ。

「ここは何処ですか?」

「こっちの竜牙の家だ。ちょっとした治療をしにね、ちょっと高価な物を使いたかったから」

魔臨さんはこちらを向いて、小瓶を見せてくれた。

【鑑定】を使って、その小瓶を見ると、

―超級回復薬

 失われたとされる伝説の薬。飲んだ者の肉体の傷から心の傷、魂の傷まで治すと言われる。

値段:レフ金剛石貨10000000000はくだらない


「こ、こんな物使わして頂いていいんですか!?」

「いいんだよ、竜牙が暇潰しで作った物らしいから」

………あの人は本当に規格外の存在だ。

「竜牙に常識を同時に考えたら頭痛が起こるよ」

「はい、わかりました………所でハーン達は?」

「竜牙と話が終わったら帰したよ。レナも話が終わったら帰すから、早く話してきな?」

「わ、わかりました」

まさか私が1番最後だったなんて、そう考えながら歩いていると猫耳の女の子が足に抱きついてきた

「おね~さん?」

「?何?」

「ご主人様がおよびなの〜」

そう言うと彼女は私を引っ張って行って、お風呂場の前で止まり、

「これが水着なの〜」

「え、あ、ありがと〜?」

「にゃ〜」

そう言うと彼女は二階に上がって行った。

「どうすれば………」

まあ………着て入るしか無いのか………

水着は着ると自動的にピッタリのサイズになった。そして私は風呂場の扉を開いた。

「おう、いらっしゃいレナ」

「おはようございます変態エロ親父のニート(はぁと)」

「ごァは!」

「全部合ってるから反論できないでしょう?」

「ま、待て!、俺は親父ではないし、オヤジと呼ばれる歳でも無い!」

「そのいま頭洗ってる狐の少女の親みたいな物でしょう?」

「ご主人様?どうかなされました?」

「いや?なんでもないよコル、すぐに流すからね〜」

「………奴隷なんですか?」

「俺が開放して、戦闘メイドにしたから元・奴隷が正しいな」

「そんな物騒なメイドいらないです」

「多分お前の家にも一人はいると思うぞ?」

あり得る

「流すぞ〜」

「はい〜」

同じ金髪だからほのぼの家族に見える………、ってそうじゃない!

「話って何ですか?」

「おう、それはだな……」

「お前の家、と言うよりお前を含めたハーン、モホ、リナの三人の家に勇者候補に選ばれたと言う手紙が届いている」

「なんで分かるんですか?」

「昨日暇潰しに未来視したら見えた」

「そんな『暇だからゲームしようぜ!』みたいに伝説の技しないで下さい!!」

「許せ」

「許さんッ!」

「二代目蜘蛛の誕生………」

おっと話がずれた

「おほん……で、それがどうしたんですか?」

「ああ、それがな?『自分を育てた師匠と共に王城へ(いない場合は一人で可)』とのことらしいから俺も行かなきゃなんねえっぽい」

「それがどうかしたんですか?」

まさか怠いとか無いよね

「怠い」

「ちゃんとして下さい!!」

「話入っていいですか?」

「あっ、ごめんねコルちゃん、ご主人様独り占めしちゃって」

「いいんです、近くに居られれば」

「で、なんだい?コル」

「いない場合は一人で可とのことですか、」

「多分だめかな〜、意外と噂になってるんですよ?先生」

「先生はやめろ〜竜牙って呼べ〜」

何か先生って呼ばれるのが嫌らしい

「分かりました、竜牙君?」

「君て………まあ良いや。俺そんな話題?」

「だって落ちこぼれだった私達を学園最強にして、国一のレベルに16歳で一番近くまで育てたんですから普通ですよ」

「マジか」

この人は気づいてなかったらしい


ぐぅ

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