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Re〜もう一度君に〜  作者: 左ライト
壱 魔王の章〜勇者と討伐〜
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再会

プロローグでは言いませんでしたが、レナ達、魔術使えない組が居るクラスは異常者クラスです。

この世界は魔術が使えない人は異常者扱いされます

やっぱり私達………ちょっと自分を過信し過ぎてたかな………。

私は空を見上げている。体は満身創痍、体力も殆ど無い……こうなった理由は今から半日前に遡る。

その日、エルドラージ魔術学園・剣術院の卒業式が行われていた。そこでクラスの別れてしまった私達4人は久しぶりに再開した。卒業4ヶ月前から自由時間が無くなっていたので合うことが出来なかったのだ。そこで私達は、思い出の話に花を咲かせていた。

「モホ、お前本っ当変わったよな〜」

「そうか?ハーンよ」

「あの時のお前、ガチホモだったじゃねえか、今では普通に女の方しか興味ねぇじゃん。よくそんな変わるよな〜」

「やめてくれぇ………、あれは完全に俺の黒歴史だ………」

「お、おう、何かすまねぇ」

「でもハーン君も変わったよ」

「え?例えば?」

「攻撃の主体とか、魔法の使い方とか!」

「そうだよね、二刀流になって、魔法効果を剣に付与したり」

「お前ら良いよな〜俺なんて無属性だけしか使えないんだぞ?」

「でも無属性って使い勝手いいじゃない」

「光や闇と一緒に使えるから使い勝手良いと思えるんだよ、俺使いやすいの攻撃力UPだけだぜ?」

ハハハハハッ!!

そんな感じで話していると、

「いい御身分だね、成績トップクラスサマ達は」

「どうせ裏で俺達のこと笑ってんだろ?」

「……何だよ、お前等」

ハーンが立ち上がる

「へ~、俺達なんて覚える価値も無いんだ〜」

「ちげーよ、急に話しかけて来てなんだよって事だ」

モホが立ち上がる

「いやぁ〜?とくになにもぉ〜?」

「そうかなら散れ」

ハーンがそう言って、二人が座る

サスガジョウイサマアノテイドノチョウハツジャノリモシナイ

オレモアンナンミタクナリテーナ

ムリダヨ、アイツラヲソダテタコウシハモウイナインダ

なんて声が聞こえてくる。

因みに私達が上位様と呼ばれているのは訳が有る。

竜牙が帰ってから、私達はテストを受けた。テストと言っても竜牙の鬼畜な小テストを何回も乗り越えた私達や、鬼の知識のアシストがあるモホにはなんてこと無いテストだったが、そのテストで満点を取った私達は、見事通常クラスへと戻ることができた。

私達はある意味通常クラスの授業に驚いた。全部もうとっくにやった所だったのだ。竜牙の授業は一つの授業で一単元を終わらせるというとんでもない物なのに説明などもしっかり出来た授業だったが、通常クラスは一単元を5授業以上を使う癖に説明が全くなっていなかったのだ、そして間違っている所も多く、指摘する度歓声が上がり講師が渋い顔をする、そして2年間そんな事が続いていると講師が「もうやめてくれ!!」と言い出す様になった。他の授業もそんな感じだったので私達はテストを5年間ずっとトップだった。………今までトップだった奴等にデュエルを挑まれたりしたが返り討ちにしてやった。

そんな回想をしていると校門の方から声がした

「おーい!!!大変だー!飛竜ワイバーンが出たぞーーー!!!誰かーーー!!手を貸してくれーーー!!!」

そう叫んだ男が急に倒れ、そこに校長が近づく

「大丈夫ですか?もうギルドにはその話届けたんですか?」

「あ、ああ届けたさ、な、何より最初に見つけたのは、冒険者……だったから、な…」

「で?どうなったんだい?」

「偶々街に…いた、A級が………返り討ちに、あった、よ……」

そこで彼は気絶してしまった

「彼を保健室へ」

「わかりました」

校長の手には彼の血が付いていた、彼も戦ったのだろう。街のために。

すると校長が立ち上がり、叫んだ

「今の話を聞いて!!戦おうと思った生徒は居るかーーー!!居たら返事をしろーー!!」

誰も返事はしない

「ならば推薦だ!!一番多くの生徒に見られた者たちをを討伐部隊とするーーー!!!」

すると一斉に、まるで仕込まれているかのようにこちらを向く。

……………………マジデスカ?

「決まった!!リナ、レナ、ハーン、モホは前へ!!」

こうして私達は討伐部隊に選ばれた。だが、この時の私達は甘かった、聖剣があるから大丈夫だと思っていた。

「………おいおい、なんだよコイツ!!飛竜ワイバーンじゃ無くて成龍じゃねーか…………!!」

情報が確実に合っているとはとは限らない

「モホ!!敵を引き付けろ!リナ、レナは魔法!!俺は相手を斬る!!」

ハーンは腰から竜牙から貰った『聖剣 バーン』と、父の遺品、『聖剣 ゼロ』を引き抜き、相手に斬りかかる

「成龍よ!俺が相手だ!!」

モホは気絶から目覚めると横に置いてあったらしい『聖盾 キャッスル』を構え、成龍のブレスに耐える、リナと私は左右に別れて魔法を打ち込み続ける。

「ダメだ!!抑えきれん!!」

「どうした!!」

「最終障壁にヒビが入っている!!もうすぐ割れてしまう!!!」

鬼化きかはできないのか?」

「申請出来てない!!!」

「今回ぐらい特例で許してくれるさ!!早くしてくれ!!」

「分かった!!!か

『グルルルルルァァァァァァ!!!!!!』

ぐぁは!!」

ドオォン

「きゃぁ!!!」

「モホォーーー!!リナァーーー!!」

最終障壁が破壊されたあとの鬼化きかする寸前、尻尾による薙ぎ払いを喰らったモホが吹き飛ばされリナに当たり、二人が戦闘不能になった。

「クッソがぁーーーーーー!!!!!」

ハーンが決死の覚悟で連撃をするが効いているようには見えない。

バシイィィ!!

「ぐはっ!!」

簡単に吹き飛ばされてしまった。すると竜はこちらを見てすぐにブレスを放った。そのブレスを食らって、今に至る。

よく考えれば、あの時のすぐに離脱して成龍だと伝えれば、王都から近い此処なら国が討伐部隊を作ってくれたかもしれない。

だが、その後悔ももう遅い、私達はここで殺されてしまうのだ。………もう一度あの人にあいたかった

「さよなら、先生」

「死なせねぇよ、何か変な魔物が出てきても困るからな」

「………えっ?」

私は突然現れた影に驚いた

創造クリエイト、ゲイ・ボルク、マルチ!!」

白いロングコート、左右非対称で毛が跳ねている変な髪型、毛先の黒い金髪

『ギャァァァァァァァァ!!!!!!!』

「マルチはやっぱ使いやすいねー」

間違いない………

「先生?」

「今は先生じゃねぇよ、竜牙って呼べ」

先生だ!!


地味に長くなってしまった………。

次回は竜牙さん視点です

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