開幕前劇:また地上へ
魔界と地上の時間差
地上 一年=魔界 百年
「遂にか………」
俺たちは遂に魔王城に到達した。勇者として軍を率いて此処まで来たが軍の皆は既に散った。
地上から帰ってきて、もう500年になる。レナ達は今一体何をしているだろうか。
「おい親友、ボケっとすんな、今回は魔王に挑むわけじゃ無い。ソウ達を助けるだけだろ?」
「あぁそうだ、早くしないと殺される可能性も無いとは言えない。」
「おう、そうだな」
久しぶりに連絡した時、口調が変わっていたらしく、凄い驚いていたが今はもう慣れているっぽい。………さて、行くか
「激怒」
ドアを消滅させ、中に侵入する。不死兵士は流れ作業の如く倒していき、ウォーリアーの居る牢屋の入り口まで来た。
「相棒!二人で行くぞ、魔臨は魔法の詠唱を!」
俺は背中から『魔聖大剣 ベル』を抜き、一気に振り下ろす相棒は腰から『炎魔剣 バハムート』と『流聖剣 リヴァイアサン』を抜き、横一閃をする。
硬さに定評のあるウォーリアーさんですがコレでバランスを崩して倒れるそこに、
「永遠爆裂・混沌」
無慈悲にも放たれる魔法、この魔法はまず爆裂魔法が来て、それが終わりまだ生きていた時、爆破魔法が死ぬまで永遠に続くと言う技……………なのだが、実は爆破魔法以外も起きていることが分かり混沌がついたという魔法である。
「俺は右を見るから相棒は左を見に行ってくれ」
「了解」
「魔臨はやってくる雑魚共を蹴散らしといてくれ」
「もうやってる」
「頼んだ!!」
俺は牢屋の前を駆ける。色々な人達が居るが目当ての仲間が居ない更に進むと拷問部屋があった。
『やめて触らないで』
『オメーに指図される義理は無ぇ!!』
バシッ
『さっさと吐けよ、俺このあと予定あんの』
『え?何何?』
『結婚式だよ、今日でめでたくゴールインだ!』
『やったじゃねえか!!』
いた、ついでに死亡フラグ立ててる奴もいた。俺はベルトのホルダーから魔力銃を抜き、容赦なく死亡フラグ君の頭を撃ち抜く
ドズギュン
「な………に………?」
バタン
「ジボウが死んだ!!」
「死亡フラグなんて立てるからだ!!」
「くそう……お前の敵はお
ドズギュン
う……つ…………」
バタッ
「ガタキぃ!!」
「大丈夫か?ガタ
ドズギュン
キ………ぃ………」
「くそっ……遂に俺だけになっちまった……さぁ!撃つならう
ドズギュン
てぇ………………」
ガチャッ
「おはようございまーす」ボソッ
「いつから寝起きドッキリになったの?」
「残念、銃撃ドッキリでした〜」
「どっちも同じような物だよ」
「どこがさ」
「てか早く背中乗れ、ソウ」
「私その名前嫌い、人間体のときみたいに想って言ってよ」
「俺はいつも天ノ河と言っている」
「つれないの〜………何か口調変わった?」
「い・い・か・ら・は・や・く・せ・な・か・の・れ・?」
「ごめんなさい、だからほっぺ引っ張るのやめて〜(ごめんりゃしゃい、りゃからをっぺひっぱりゅのやめりぇ~)」
「はいはい」
「うぅ〜」
かわいい、何か妹みたいでかわいい。
ちなみに彼女こそこの俺浜野竜牙が思いを寄せる相手ソウ・スターこと天ノ河 想だ。
さっきから なんやらメッセージがたくさん来てるので急いで行くと俺達以外全員集合していた
「すまんちょっと遅れた」
「あっちで何かあったのかと思ってヒヤヒヤしたわい親友の馬鹿野郎」
「あはは、っと魔王が近づいてる転移するぞ手ぇ、全員つなげ」
俺は全員つないだのを確認して
「転移!!」
と言って転移魔法陣の場所に移動し、また転移をする。
「此処が地上?」
「魔界と違って明るいだろ?」
出てきた地上は五年の月日が経っていた
実は戻ってきてから竜牙達、一回魔王と戦って負けています。
あとプロローグってちょっとだけ過去の話を理解して貰おうも言う理由で作ったので色々飛ばしています。いつか機会があって、要望とかがあったら書こうと思います




