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300文字小説

フルーツバスケット

作者: 林 秀明

「眼鏡かけている人~」


静まり返った教室に一瞬のざわめきが走る。


フルーツバスケット


私たちの学校では今これが流行っている。


「今日朝歯磨きした人」


全員が猛獣みたいに椅子の輪の中をかけ回る。

所々では友達と肩があたり、「痛て」と声も聞こえる。


鬼が私の嫌いな聡くんになった。

聡くんは私の事を何かしら文句をつけて、嫌味を言ってくる。


「いまだにお母さんと一緒に寝ている人~」


一瞬教室内がしんとする。

私だと心に思う。小学校六年生にもなってまだ寝ているとほかの友達と笑い話を

したら、聡君に聞かれたのだ。


私は恐る恐る一歩を踏み出した瞬間、全員がかけずり回った。

聡君がきょとんとする中、私はみんなの友情に感謝した。


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― 新着の感想 ―
[一言] なんという展開(笑) 皆優しいのね。羨ましい。それとも皆もお母さんと一緒に寝てたりして?面白かったです。
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