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0079話


―――ギルドランク試験、ギルド加入時、及びギルドランク昇格に伴い受ける事のできる試験。内容は昇格をする際のランクによって違うが、試験官との模擬戦+αと言う形で行われる。


……何が言いたいかと言うとだな……。まぁ、先程のオロスとギルド長の模擬戦が丁度それに当たるらしい。


ギルドランク試験では、新規登録をした際に各々の戦闘能力によってG~Eまでのランクに振り分けられるらしい。簡単な振り分けによると、Gランクがお試し期間。街中での安全な依頼、つまり雑用等をギルド側が斡旋、又は発注した仕事をこなして、その合間にギルド主催の合同訓練に参加、自らの地力を高める事ができるらしい。


勿論、ある程度の大きさな街等でしか行われていないが、これは国の雇用対策にもなってるらしく、そこから冒険者ではなく、通常の業務に就く人間も居るらしい。


Fランクから、本格的な冒険者として依頼を受ける事になる。討伐、採取の簡単な物だけだが、それでも冒険者、と名乗れるのはここからの様だ。


このギルドランク試験、ギルド創設当時には加入時での試験は行っていなかったらしい。ただ、仕事に溢れた人が冒険者ギルドに加入、討伐依頼を受けて死亡、と言う事案が多く。このままでは、ギルドの信用問題にも関わると判断した上層部の判断により生まれた制度らしい。


……とまぁ、長々と話したがそんな訳で先程オロスの試験が無事終わり、同じように今回登録したエリが試験を受ける事になったんだが……


「うふふ、準備は良いかしら? 」


「えっと……は、はい……」


やや困惑気味なエリと対峙するのは、笑みを浮かべたアマーリエ。どうやら試験官と言うのは、本来冒険者が依頼として受ける事が多いそうで。オロスの試験もコンラートが務める予定だったらしいのだが、話を聞いたギルド長が我慢できず無理矢理割り込んだ、と言うことらしい。


……まぁ、その我慢の足りない大人は、現在副ギルド長を名乗る女性を前に正座で説教を受けているわけだが……。


それは、それとして、どうやらエリ達の方も始まるらしい。


「火弾よ(フレア)―――」


「…………」


エリの周囲に3つ、5つと指先ほどの小さな火球が浮かび上がる。ふよふよと漂い、少しずつ数を増していくそれは、10に届くか、と言う所で動きが止まる。


……アマーリエさんはただ、見てるだけだが……大丈夫なのか?


「―――撃て(フォイア)!」


号令一下……次々と炎弾がアマーリエへと殺到する。


直撃の瞬間、次々と火弾が白い煙に変化する。


……? 今、何があった?


疑問に思ったのはエリも一緒だったのか、理解が追い付かず目を白黒とさせる。


「ふふっ、どうしたの? もう終わり? 」


「―――っ! ち、違うもん! 炎弾よ(フラム)―――」


「うふふ」


ニコニコとした笑みを崩さないアマーリエに、慌てたように次の魔術を編み始めるエリ。そして、エリの周囲には先程よりも大きく、掌大の大きさになった炎弾が幾つも浮かび始める。


……いや、もんって……若干言葉が体に引っ張られてるぞ、エリさんや……。


「―――撃てっ(フォイア)!! 」


再びエリの号令の下、アマーリエに向かう炎弾。その数は先程よりも少なく4つ程、だが大きさは先程よりも遥かに大きい。


しかし、アマーリエは何もしない。ただ、ニコニコとその場で立ち尽くし、笑みを浮かべるだけ。


激突、そして、轟音を立てて爆ぜる炎弾。


アマーリエの立っていた辺りに黒い煙がもうもうと立ち込める。


……いや、これやりすぎなんじゃ……。

いつも、お読み頂き有難う御座います。


ストックはここまでなので、明日からはまたリアルの都合次第となります。ご了承下さい。

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