〜転生2〜
まだ、説明続きます!
「正さんは転生後、一番に何をなされたいですか?」
「そうですねぇ...」
死ぬ前にやりたい事は沢山ありました。ですがどうしても譲れない事といえば....
「お酒が飲みたいです」
「...は?」
「私、お酒が大好き何です。色んなお酒を飲みましたし、新しいお酒もどんどん試しました。一日何かしらのお酒を3本開けるのは当たり前でしたし、会社にはボトルに入れて持って行ってました。仕事が出来れば何でもいい会社でしたから」
「早死の原因がここにも......」
「何か言いましたか?」
「いえ何も」
変ですね?何か聞こえた気がしたのですが?聞き間違いでしょうか??
「では一番はお酒と?」
「そうですね、異界のお酒はどんな物があるのか興味があります。」
「分かりました。では二番目は?」
「もちろんお金ですね。お酒を買うにも必要ですし、ご飯や住むところが無かったら困りますから」
「二番目はお金、と...」
「ですが、生前の事もありますし。ある程度自由のある仕事がいいですね、収入も安定していて...。そう言えばその世界の、学力の水準はどうなっているんですか?」
「ああ、言ってませんでしたね。貴族の子は殆どが授業を受けることができますが、平民ではよっぽどの才能が無ければ縁の無いものになります。また、貴族の子でも暗算が出来るものは限られます」
「なら私は......」
「そう言えば正さんは暗算一級をお持ちでしたね。それでしたら学者や研究者で通りますね」
「計算のレベルは全体的にとても低いですが、それでも得意な者も存在します。それが学者や研究者、後は魔法陣、魔武器、古代魔法の術者や研究者ですね」
「正さんのレベルだとどんな所でも就職できますが、やはり一番のオススメはギルドですね」
「ギルド?冒険者になるという事ですか?」
「それでもいいのですが、収入は安定しません。私が言っているのはギルド職員の方です」






