表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
噛み痕  作者: M.O.I.F.
5/5

後編

5話目です。


ラストですが大分短いです

長文書きたいはどこいった

魂と呪いは一つではない

誰がそんなこと言ってたっけ


腕を蝕む痕は蝕みを止めることはなかった


私の弟が生んだ痕

遺した最後の痕

最初はそう思おうとした


でも、もう無理


私の弟はもうこの世にはいない

私が、しっかりとこの目で、手で送ってあげた

戒めから解き放った

それでも痕は止まらなかった


腕に刻まれた痕は消えることはない

それどころか段々痕は大きくなり痛みを伴っていく


呪いは消えることはない

思いの枠を越えた、非常識の厄災

それが制御されることはない


でも、最近気づいた事がある


みっちゃんと弟を解放しに行った次の日

その朝になってまた噛み痕がついた私はみっちゃんに詰め寄った

その時不意に右腕に触れた

すると私の腕の痛みが少し引いた

それの意味するところは――


私は走って逃げた

何をしてしまったかは何となく理解できた

心のなかで何度も謝った

その日私は家に帰らなかった


右腕の鋭い痛みで身が覚める

恐る恐る見てみると新しい痕があった

「大きな痕……」

痛みは毎回酷くなる

私の目に涙が溢れた


――


どれくらいいただろう

私はふらふらと立ち上がり帰路を目指す


「…お母さん」


狂ってしまった母

でも、もう一度でいい

優しさが欲しかった


でも帰ってきたのは何時もの怒声

訳の判らない音の叫び

気が付けは私は母を突き飛ばしていた


右腕の痛みはまた少し減った


私は家を飛び出していた

でも、少し爽やかな気持ちで

これまでの暗い気持ちは薄れ、晴れ晴れとしていた


移した人がどうなるのかは判らないけど

微かな笑みが口を覆った



さあ――


皆、私が呪ってあげるよ


私は笑顔で家を離れた


いかがだったでしょうか“噛み痕”

私にとっては2作目ですね

元々ホラー特集にあわせて書こうと考えていましたが結局間に合いませんでした

その辺も踏まえて反省点を。


今回も大分短いです…

短編小説と言えば聞こえはいいですけどそもそもどの程度を短編小説と言うか知らないですし。


あと相方の三条から言われましたけど改行が分かりにくいみたいですね…気を付けます


次こそは長編かいてみたいですね

三条はその辺得意なんで羨ましいです

まあこの辺で

最後までお付き合いしてくださりありがとうございました。

次はファンタジー書けるといいなと思いつつまたホラーかもしれません

では。

四槻想介

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ