種族
前回の国の名前に由来の方も追記しました
人種族
○人族、などとつくものはだいたいここに含まれます。その他にも言葉を解し、集団社会を形成する種族の総称です。
人間族
最も国と個体数の多い種族。そのため、何かを語る際には人間族を基準にした言い方が多くなりがちです。しかし人間族が全ての基準ではありません。
生息範囲も広く、通常は好戦的でないもののしばしば妙な理由で戦争にふみきり、最も同族での戦争の多い種族として認識されています。
繁殖能力も高く、最も多くの種族と子をなすことのできる種族です。しかし巨人など体の作りが近い種族でないかぎりは、生まれてきた子供に繁殖能力がないこともあります。
肉体構造は魔法が使える以外はほぼこちらと同じですが、成長速度はこの世界の方が速く、成長限界もこちらの方が高いです。本来、物理的にできるはずのない筋力が出るのもこのせいですし、作中でレイルが「この世界は元の世界より小さそうだ」と言っていたのも、本人の身体能力が元の世界より高いことからですね。それでも身体能力的には人種族の中では最も低いと言われています。
魔族
魔法を行使することにかけては平均も魔法がしっかりと使える個体数も多い種族。
通常現在ではグランやホームレスなどを魔族と呼び、それ以外は魔族に近い種族として固有の名前があったりします。例えば妖鬼族や吸血鬼族、神話にのみ登場するものだと邪眼族などなど。
社会形成に関しては人間族の方が進んでいますが、魔法に関しては魔族のほうが進んでいます。
エルフ
長い寿命と獣人についで優れた身体能力、そして老化しにくいという特徴を持ちます。
魔法が得意になるのはその副産物的なものです。
人間とは積極的に交流しないものの、交流しないからこそさほど恨みを抱いていないものも多いです。
狩りが得意で森の中で里を作って住んでいます。
トロル
エルフと似たりよったり。人間の感覚で美形の多いエルフと違って低く潰れた鼻にややむっちりとした体などは粗暴な印象を与えるものの、その中身はおっとりとした温厚な人も多いです。
ドワーフ
大らかや豪快な方も多く、手先が器用な酒好きな種族です。
上の二つと合わせて森の三種族などと呼ばれています。
獣人族
人間と獣の両方の身体的特徴を持つ種族の総称。
以下の十族が主な分類となります。
スズメ、カラス、ワシに鷹などの鳥の血が流れる鳥人族。
ゾウ、ウシ、ウマなどの草食寄りの四足の中型、大型の哺乳類の血をひく臼人族。
ネズミ、ウサギなどの草食小動物の血をひく齧人族。
サル、ゴリラ、チンパンジーなど類人猿の血をひく猿人族。
ネコ、ライオン、トラにヒョウなどネコ科の肉食動物の血をひく猫人族。
イヌ、オオカミなどの肉食動物の血をひく狗人族。
その他の肉食動物の血をひく牙人族。イヌとネコの両方の素質を持ちながら、イヌともネコとも分類できないキツネなどもここに入れられる。
クマ、イノシシ、タヌキなどの雑色または肉食に近い草食哺乳類の血をひく両人族。
カメ、ワニ、トカゲなどの爬虫類とカエルやイモリの両生類の血をひく鱗人族。
イルカ、クジラ、シャチにトド、オットセイなどの海の哺乳類の血をひく水人族。
そのほとんどがサバンに住んでいます。
身体能力が高く、魔力の行使もそちらに偏りがちです。
魚人族
獣人族の魚バージョン。しかし水陸両用の肺やエラを持ち、魚ベースの魚人は全身にうっすらと鱗を持つことで外圧の変化に著しく強いです。深海でも生息可能とかなり優れた循環器を持っていますね。まあだからこそ、あの水神の羽衣なんて便利道具の価値を見抜けなかったわけですが。
上半身や手足に色濃くその特徴が出ます。中には顔までほとんど魚に近いものも。
魚介類、といいますと食品みたいですが概ね水の中で過ごす魚類以外の多くの種類の魚人がいます。イソギンチャク、タコ、イカ、クラゲなどなど。そうした軟体の生物もこの世界では水圧に耐性を持っています。
主な生息地はアクエリウム。もしくは海。
人魚族
魚人族とは違い、下半身にのみその特徴が現れます。
下半身が鱗で覆われ、尾びれがついています。深海でも過ごせるのは彼らも同じです。大きな特徴は女性比率が圧倒的に高いことでしょうか。人間ほどではないにしろ、他の種族との繁殖行為も可能で、外に出て他種族と結婚する方も。
アクエリウムにいない人魚は入江など岩で覆われた海岸付近に住むことが多い。
精神生命体について。
精神生命体とは、食事や排泄、呼吸を必要としない生命体のこと。物理的な攻撃力、防御力がない代わりに魔法を使っての攻撃などを行うことができる。魂術や特殊な鉱物を使用した聖剣、魔剣といったもの、そして魂のある生命の直接攻撃は食らう。特に聖剣や魔剣はよくきく。
悪魔や天使は受肉と言われる行為を経て肉体を得ることができるが、それをすると物理的な攻撃が効くようになり、代わりに魂術を使用した攻撃に対しての防御力が上がる。
精神生命体の中で高位の者
神、仏、天使、死神、邪神、悪魔などなど。
生態は不明。存在するかどうかも不明。
妖怪の一部もここに属する。
本作ででてきたのは死神、邪神、神、天使、悪魔、仏。仏は軽いノリの良い方です。
主な生息地は天界、冥界。
精霊
自然界や人の文化の中で暮らしています。酷く臆病で戦闘を好まないいる場所の力をよく知るため、魔法を使う手助けに長けている。本来なら少しずつ仲良くなって自発的に手助けをしてもらうべきなのだが、捕まえられて奴隷や実験材料として売られる場合があり最近ますますその数を減らしています。
中には不吉な奴らも居て忌み嫌われているものも?
ピクシー、サラマンダー(幼体)シルフ、ウンディーネ、ノーム、ジャックフロスト、ノンモ、バンシーなど
巨人族、小人族
自然と共に生きている種族で身体の大きさが普通の人間と違うためそう呼ばれます。知恵は高いのから低いのまでいて、高い奴らになると人間を遥かに凌駕するが、そういった種族は非好戦的であり、人間とも友好関係を築いています。基本人と同じです。
ただ、多くの巨人は古代の戦争においてその力を恐れられて氷の中で眠っていたり封印されていたりします。初代勇者の言語統一がきかなかったのも、仮死状態にあったからでした。
竜(龍)族
翼が大きく、くちばしの鋭い蜥蜴や恐竜に近い竜族と、身体が長く蛇に近い姿をした龍族が元です。
最近は混合種も多くいるため区別はあまりない。別名ドラゴン
古来の竜は翼で空を飛び、炎と大地、上位になると金属系統と闇を司る魔法を使う。本来の龍は魔力で空を飛び、風と水、上位は雷、光を司る魔法を使う。どちらも硬い鱗に高い知能、鋭い観察眼に膨大な魔力を持ち、まともに戦おうというのはバカか最強かの二択であるという。人型に変身できるモノもいる。
機械族
かつて科学文明の進んだ世界からやってきた英語圏の工学者、科学者によって作られた種族です。だからベースとなる言語は英語。今では日本語を取得しており、意思疎通に問題は発生しづらい。
独自の技術と進化する機能、思考回路を保持しており、自分たちで自分たちを改良したり複製したりすることで地道に繁殖してきました。
生物ではないものの、自己の保存と自我、繁殖などを行うことから種族としてカウントしてみました。
本能のように製作者の最後の命令が刻み込まれている。
異種と子孫を残せる種族
(全てが全てと作れるわけではない)
矢印はどの種族と作れるかを示す最も多いのは人間(→巨人族、小人族、獣人族、悪魔、死神、竜族=龍族、魔族、神族、エルフ、人間、トロル、ドワーフ、精霊などなど)と、機械以外の全てと子孫を残せる。
しかし人間のところで書いたように、混血の次世代は繁殖能力が落ちることが多い。それを知らずに異種族婚を繰り返した人魚や吸血鬼などの種族は現在大きく数を減らしている。
天使、神、仏(→人間、精霊、妖怪、悪魔、龍=竜族)
巨人族、小人族(→人間、精霊、エルフ、トロル、ドワーフ)
魔族(→人間)
妖怪(→人間、精霊)
龍=竜族(→人間、魔族、神族)
その他の語句
亜人族
人の姿をした種族で、人間以外を呼ぶ蔑称。差別語に当たるので、獣人の国やエルフの国ではこの言葉を使うと疎まれ、場合によっては殺される。
月之民
月に高度な文明を持ち、重力魔法が得意な種族。地球に度々同族を送り込んで調査している。
アンデッド
生命を失ったモノがなお現世に干渉する形で存在する状態です。
死体を元にしたものと魂を元にしたものがいる。環境によって蘇ったモノ、死者の想いで残ったモノ、ネクロマンサーによって甦させられたモノの三種に分けられる。
幽霊、妖怪の一部、ゾンビ、リビングデッド、スケルトン、ミイラなど。
種族というよりは状態ですかね。
妖怪
人に敵対するものもいれば仲のよいものもいる。神から堕落したモノや人の想いの権化、現象の具体化だったり精霊の突然変異であるため生態がはっきりしない。
天狗、河童、小豆洗い、ひょうすべ、口避け女、狂骨など
こちらも種族というよりは違う分類になりますかね。
当初の設定を書き換えながら進んでいたので、少し変なのがあるかもしれません。もしもあればやんわり指摘してやってくださいな。