ハーデス「ビップへの対応を間違えるなよ 特にメサ子」
寿命を売り買いする店 LIFEOFFに私を含め 3人のアルバイトがようやく集まった
生意気だけど仕事が出来る学校の後輩 ポチ丸 ミステリアスで訳知りな美人オネエアリサさん
ポチ丸「先輩 余計なことしないでください」
アリサ「坊や そういう事女子に言うもんじゃないわよ」
そんな私たちの上司がこのてんにめされこ ことメサ子さんだ
メサ子「さあてそれじゃみんな頑張ってね」
相変わらずやる気がない上司だこと
優希「店長 少しは働いてください」
メサ子「この店は寿命を管理するパソコン作業をするのが1人 そして接客対応に1人いれば営業できるのよ。物を売るわけじゃないから店のスペースも狭くていいから費用が掛からないのよ。私はみんなの監視だけすればいいの。優希は適当に掃除とかゴミ出しとかやって」
ポチ丸はデータ管理 アリサさんが接客 そして私が……雑用 一番先輩の私が雑用 なんだか納得いかない
メサ子「寿命の買取は若者は1年100万円 高齢者は1年200万円よ。高齢者の方が寿命が貴重だから高額で買い取ってね。売るときは若者は1年200万円 高齢者は500万円が基本よ。あとは相手の状況によって値段は上下するわ」
ポチ丸「了解です。データ移動には細心の注意を払います」
アリサ「接客頑張ります」
ハーデス「お前たち 頑張ってるようだな」
メサ子「ハーデス様」
ハーデス「私がオーナーのハーデスだ。お前等に伝えておきたいことがある。この店にはビップと言われる大口のお客様がたびたびやって来る 粗相が無いようにな」
ポチ丸「はい」
アリサ「おまかせ」
優希「ビップ 気になります」
メサ子「あんた達粗相が無いようにね」
ハーデス「一番心配なのはお前だ メサ子」
メサ子「痛い痛い痛い 一番痛いツボをギュッとしないでください」
ハーデス「いいか。くれぐれも粗相の内容にな」
ハーデスオーナーは店長を痛めつけた後帰っていった
ビップか……気になるな
今日も寿命を売りたい若者と寿命を伸ばしたい高齢者でごった返していた
寿命の売り買いって儲かるんだなあ
まあ私の仕事は雑用だけどね
ポチ丸「オーナーからビップ来店の連絡です。どうやら大物漫画家みたいですよ」
アリサ「楽しみね」
メサ子「うふふふ サインもらわなくっちゃ」
漫画家 誰だろう?