こいつは二階堂 歩知丸(にかいどう ぽちまる) 男 16才
公立 剣が峰高校 それが私、西田優希が通う高校です。
何処にでもある普通の高校 偏差値は少し高いけどね。部活もまあまあ強い まあ高校って意外とどこにでもあるわけじゃないだけどね。
市町村に高校が一つもない所が珍しくないからね。
まあそれかそれとして、私は剣が峰高校に通っている。ただ通っているだけ……
優希「……」
私は高校じゃぼっち。彼氏どころか友達もいない……
美加「キャハハ 馬鹿じゃねえの」
江利「マジかよ 超受ける」
優希「……」
私は友達がいない 少ないじゃない いない。
どっかのラノベの設定以下だ。
優希「……クラスに居場所が無い」
歩知丸「先輩 いつも暇そう……いやひとりぼっちですね」
優希「ちょっと!ポチ丸!失礼な!」
こいつは二階堂 歩知丸 男 16才
こいつも私と同じく高校で浮いている私の後輩だ。
こいつ曰く 自分は優秀すぎて浮いている 私は無能だから浮いている だそうだ 実にムカつく後輩だ。でも怒れない気が小さい私。
歩知丸「いやいや怒らないって怒ってるじゃないですか」
何心読んでるんだこいつ……エスパーか?
まあいい 可愛い後輩だ 大目に見よう 寛容な精神で
優希「怒ってないよ。それはそれとしてアルバイトとか興味ある?」
歩知丸「ないです」
優希「早っ。もっとコミュニケ―ション取ろうよ 後輩」
歩知丸「そういう本来なら心の声として出るはずのセリフを口に出すような先輩と取るコミュニケーションはありません」
酷い後輩だ まあこんな後輩にかまってる暇はない
優希「じゃ私帰るわ」
私は今まで家に帰る以外行き場所は無かった。部活に入ってないし、お金ないし友達も彼氏もないし。言っていて悲しくなる
でも今はアルバイトがある。まあ寿命を売り買いする仕事だけど
優希「店長 今着きました」
めされこ「それじゃデータ入力頑張ってね」
歩知丸「任せてください店長」
ええええええええええええ あんたどうしているの?
って私の方が早く学校でたのに。歩くの早っ
めされこ「彼は新しく来てくれたアルバイトの歩知丸くん」
店長の話だと無駄にナイスバディなメサ子にスカウトされてきた。だそうである
歳上女性が好みで、人ならざるメサ子の不思議な雰囲気に興味を持ったのだそうだ
どういう事 年上の女性に興味があるのなら私でいいじゃん
「先輩ッスか…まあ人並みに可愛いとは思いますけど、メサ子さんのインパクトには負けるな」
優希「ちょっと!ポチ丸!失礼な!」
カタカタ
PC操作しながら
「ああ…先輩そこの配線踏まないで下さい…邪魔です」
彼には教育が必要だ 私を 先輩を舐めるなよ後輩!!