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プロローグ
この世界は、かつて“神”と“魔”に分かたれた。
人は神に祈り、魔は破壊をもって応えた。
幾千の魂が散り、幾億の星が堕ちてもなお、
戦いは終わらなかった。
千年前。
勇者と呼ばれた少年が、星を降らせて世界を救った。
だが、その代償に“時”そのものが歪んだ。
そして今――
再び、神環が呼び覚まされる。
星々が瞬く夜。
少年は夢の中で、誰かの声を聞いた。
「お前が、星を継ぐ者だ。」
その声に目を覚ますと、
彼の掌には、淡く輝く“星環”が宿っていた。
星宮星牙――
星を操る神環者。
そして、世界の均衡を繋ぎ止める最後の鎖である。




