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2話 魔法と魔術。そしてスキル

キャラ紹介①


名前:山本照子(やまもとてるこ)

齢:30歳

職業:OL

誕生日:9月30日

好きな物:酒、BL、漫画、犬、つまみ(カルパス)

嫌いな物:虫、仕事、残業、課長(ハゲ)

髪色:黒色

容姿:灰色のスーツに黒色のネクタイ。黒縁眼鏡にお団子ヘア

身長:160cm

死因:トラックに轢かれた交通事故。

 OLの私が、仕事帰りにトラックに轢かれ、そのまま異世界転生を成し遂げてしまい、『破滅の魔術師』と呼ばれているアランさんと出会い、アランさんは『契約を交わした相手は、次の転生者の依り代にならなければ、世界が破滅してしまう』という謎の呪いにかかっているため、十代後半のこの姿の持ち主は、アランさんと契約を交わし、私がこの姿に転生してしまった。


───そして、私は『アランさんの呪いを解く』という契約内容で、契約を交わしたのだけれど……。


「私、何をすればいいのさ!」


 今思ったけれど、何から手を出すべきなのだろう?


 そもそも、この世界の基準なんて言うものは知らないし! アランさんは隣でゲラゲラ腹抱えて笑ってるし!


 腹立つな!! と言わんばかりに睨みつけてやった。


「アランさん。まず、この世界のこと教えてください。そこで笑ってないで! 吹っ飛ばしますよ?」


「ごめんごめん。それで、この世界のことについてだよね? いいよ、教えてあげるよ!」


 アランさんはどこか楽しそうに、この世界について説明をし始めた。アランさん曰く、この世界は魔法や精霊や妖精たちが存在する世界らしい。よくライトノベルにある世界と言うべきか? じゃあ、この世界で死んでしまったら……。


「死んだら、消滅する感じですか?」


「勿論だとも!」


 いや笑顔で頷くって、この人怖いわ!


 背後からグサりとやって、転がっている死体を見下して、ニヤッて笑ってそうな性格してそう……。


 えっ、本当にこの人と契約してよかったん? 


「一度きりの人生。存分に味わって過ごし給え」


「うん。無理ですね現段階では。すべて終わらせてからにしますよ。それで、魔法があるなら、私でも簡単に魔法は使えるんですか? アランさんは『破滅の魔術師』って呼ばれているくらいですから、魔法使えるんですよね?」


 私は食い気味にアランさんに問い詰めると、首を傾げながら唸った。


「うーん。魔法も使えるけど、()()の方が得意かな~」


 魔術の方が得意? 魔法と魔術って同じなんじゃないの? と私は、魔法と魔術の違いが分からず首を傾げた。


「どうしたんだい? 何か悩み事かい?」


「魔法と魔術の違いって何ですか? すみません……全くのド素人で」


 申し訳ないですと肩を落とした。


「気にすることなんてないさ。分からないことは何でも聞くといいよ。それで、魔法と魔術の違いだよね? 『魔法』は魔力によって普通では考えられない不思議なことを行う術で、占いも魔法の分類さ。『魔術』は普通の方法では不可解なことを特別の訓練やトリックによって行う術。そうだな〜錬金術はわかるかい? 錬金術も『魔術』の分類さ。まぁ、簡単に説明すると、元から魔力を持っているものが『魔法』。人から教えてもらうのが『魔術』と言ったところかな? 君の場合……どちらもイケるね! 魔力も大量に出ているし、僕が『魔術』を教えるから、上手く行けば『魔術』と『魔法』のどちらもできる、魔術師をなれる! でも、君がどちらかだけを極めたいのであれば、どちらかだけを教えるよ」


 魔術と魔法にそんな違いがあるなんて、全く知らなかった……。


 というか!


「魔力出てるってどういうことですか!?」


「あぁ、そうだったね。目を閉じながら深呼吸をしてみたまえ」


 アランさんが言う通りに、目を閉じ、深呼吸をする。


 すると次の瞬間、水色と青色のオーラみたいなものがだんだん見え始めてきた。


「あの〜なんかオーラみたいなものが見えてきたんですけど?」


「それが、君の保有する魔力さ。依り代はそんなに魔力がなかったんだけど、依り代と相性が良く、魔力が倍以上に増えたのかもしれないね。それに、スキルとも相性がいいと来たものだ」


「スキル? どんなスキルですか?」


 私はスキルについて問うと、アランさんは素直に私のスキルを教えてくれた。


無限魔力(インフィニティ)。その名の通り、『無限に魔力が体内に流れ込んでいること』だ。魔力がそこを尽きることはないさ」


 そんなスキルを持ってるんだ!


 それならいくらでも魔法打ち放題だったりするのかな?


「魔法打ち放題も可能ですか?」


「そういうこともできるよ! それに、治癒魔法さえ覚えれば、全体回復や状態異常の回復。状態異常無効化もできるようになるはずだよ!」


 アランさんから話を聞いていると魔法って面白いな! と感じ始めてきた。


 元々ラノベが好きで読み漁っていたけど、実際魔法が使えるとなると、物語の主人公の気持ちがわかる気がする。


「これからいろいろ教えてあげるね! 楽しみにしたまえ!」


 


───私ルナは、アランさんから魔法と魔術の違いと、自分に刻まれているスキルについて教わり、氷の結晶で出来た洞窟内で一泊することとなったのだった。

キャラ紹介②


名前:ルナ

前世:山本照子(やまもとてるこ)

齢:17歳

種族:人間

誕生日:9月30日

好きな物:BL、漫画、犬、菓子、睡眠

嫌いな物:虫、仕事、ダンジョン

髪色:薄紫色

容姿:フード付きの黒色のローブ。白色のフリル付きブラウス。水色のミニスカート。ポニーテール。藍色のシュシュで髪を結んでいる。

身長:157cm

スキル:無限魔力(インフィニティ)→無限に魔力が体内に流れ込んでいる。

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