表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/98

別離

キヨネとの会食が終わり複合体の検討をした崖へと移動する

ブラックサンタを吸収するためである

使徒の吸収なので時間が掛かるかもしれんので安全確保の為でもある


以前と同じように中から土魔法で入口を塞いだ

さあ始めようではないか








暗闇の中で目を覚ました我は呆然としていた

あれから何日たったであろうか

とりあえず吸収・侵奪は完了したであるな


ぶっちゃけ、ブラックサンタの記憶は鍛冶鍛冶鍛冶鍛冶鍛冶鍛冶

鍛冶に関することだけであった

むしろ、それ以外が無かったと言える


ステータスオープン

【名 前】エクス・テスタロッサ・イオラ

【種 族】ウーズ(擬態:人間種)    

【性 別】-  

【年 齢】0  

【職 業】-  

【称 号】

【スキル】  吸収・溶解・突進・索敵・毒生成・複眼・飛翔・言語翻訳・【治癒】・瞬歩

     棍術・剣術・杖術・盾術・体術・槍術・弓術・銛術・貫通・夜目・放電・剛力

     地図作成・採掘・採取・解体・鍛冶神・調合・偽装・解錠・騒音・魔法刃・鑑定

     浮遊・操糸・身体強化・魔法防御・騎乗戦闘・遠視・咆哮・硬化・立体機動

     魔法鞄・魔眼(石化)・限界突破・見切り・群体指揮・暴食・【人化】

     侵奪・捕食・次元潜宙・【武器錬成】・【再生】

【魔 法】 水魔法  

     火魔法  

     風魔法  

     光魔法  

     地魔法

  雷魔法

闇魔法

     回復魔法

【装 備】 ファフニールの腕輪(全能力値x1.8)(未装備)


新しく増えたのが【剛力】【鑑定】【闇魔法】

以前に吸収した【鍛冶】が【鍛冶神】に進化している


使徒のうち水棲人、ドワーフ、ハーピーは討伐

蛇は保留

のこるは、ゴーレム、キメラにドラゴン

組しやすそうなのはゴーレムであるかな


我は入口を土魔法で開けて外へ出る

日も傾いておりもうすぐ夕暮れとなるであろう


少し悩んだが

しばらく離れていたので開拓村へ行ってみることにした





上空から見る開拓村は、周囲に柵が張り巡らされ小屋が何件も立っていた

店は・・・露店販売であるな

半数以上の人員がペールデンテに戻ったり別の場所へ移動したそうで現在400人位が住んでいるとのこと

ペールデンテへ戻る者はイグノランテが責任もって連れ帰ったそうな


村の中央辺りに人だかりができているので近づいてみると

ワークルエ隊が総出で狼をさばいていた

「あんたら、何やってんの?」

声を掛けたことで全員こちらを見た


「イオラちゃん!来てくれたんだ」

「ん、スウォート。何事?狼が20匹以上?」

話を聞くと周辺の魔物が活発化しはじめており間引くのは良いが処理に困っているとのこと

「この村に、まだ狩人ギルドができてないから我々や元衛兵組がやるしかないんだが・・・」

「?エクスに言ってギルドを呼べばいいんじゃないの?」

「それが・・・村長は不在でな。もう誰を頼っていいのか・・・」

おおう・・・理解した


「それはそうと貴女たち・・・・ちゃんと湯あみはしてる?」

「う・・・・・その・・・やはり、匂うか?・・・・・・村の者が皆、こんな感じだから・・・気にしなくなってた・・・・」

やはりそうであるか

トイレは川の下流、村の南側に作られているようである



我は小屋が無く、川にも近い村の北側へ行き魔法を使う

大きさは50mで深さ1m位の穴

穴の周りと手前に20m位の位置まで土壁を作る。高さは10m位でいいか

後は真ん中を仕切って、入口から中が見えないように仕切り壁をつくる

穴の中は地魔法で固めて火魔法で赤熱化するまで焙る


穴から手前にはスライスした木材を敷いて行き脱衣場とする

仕切りで分けたもう一つも同じように作る

あとは穴に水を入れ火魔法で温度調整


ワークルエ隊は何をしているのか察したようで村人たちを呼びに行っていた

「いい!向かって右が『女湯』、左が『男湯』よ!間違えて入らないようにね。態と入ろうものなら村から追い出すよ!」


「やたー!お風呂だ!」

ワークルエ隊が喜ぶ一方で

「え?湯につかるの?」

など戸惑う声も聞こえる


「頭と体をしっかり洗ってから湯につかるんだよ。ああ耳の後ろもきちんと洗いなさいよ!」

「「「「「「「「「「「「アイマム」」」」」」」」」」」」

皆、我先に風呂へ行ったので残っている狼の解体をしておく

肉は・・・そういえばブラックサンタの闇魔法で空気を冷やしていたであるな

むー・・・こうか?

肉に霜が付き始めた。善き善き

サクサク解体していき皮はたたんで肉は冷却。

内臓と骨はどうするのであろうか

肥料にするのか廃棄するのか


我は女湯に入りスウォートに声を掛ける

「狼の内臓と骨は処分するの?それとも肥料にする?」

「うぇ?あ、なにイオラちゃん。・・捨てますよ?」

しばし考えて答えるスウォート

そこに横から恰幅のいい女性が声を掛けてきた

「ちょっと、お嬢ちゃん!スウォートさんたちはペールデンテを救ってくれた英雄だよ!なんて口を聞くんだい!」

ぷりぷりと怒っている


「フラゲンさん!彼女は私たちを助けてくれたんです!!誰からも見捨てられて死ぬしかなかったワークルエ隊の命だけでなく名誉も!!」

「そうです!たとえ誰であろうと文句は言わせません!!」

「前にも話したじゃないですか、支援も補給もないワークルエ隊に唯一協力してくれた人たち。エクス、テスタロッサそれにイオラちゃん。そのイオラちゃんがいたからこそ皆さんの救援が間に合ったんです」

ワークルエ隊全員からの突っ込みである


「ぐ・・・わかったよ。すまないね嬢ちゃん。私たちの尻拭いをさせちまってたのにさ」

「いいわ別に。人間が態度をコロコロ変えるのは当たり前だもの。じゃあ内臓と骨は破棄するよ?」

後半はスウォートに言ったのである


「え!待ってくれ、狼の解体は私たちが・・・・」

「もう終わってるから問題ないわ。内臓と骨を使うかどうか知りたかっただけだから」

我はそれだけ言って解体場所へ戻る

深めの穴をほって廃棄するものを放り込む

あとは火魔法で灰になるまで焼くのである


そこで目に付く薄汚れたテント

ドッカデミタコトアルナ―


「すまない!イオラちゃん!つい嬉しくて仕事を投げ出してしまった!」

「ちょっとスウォート・・・・一つ聞くけど、貴女たちどこで寝泊まりしているの?宿舎は作ってるんでしょうね?」

上空から見てわかっていたが12人も寝泊まりする建物など無かった


「ぐ・・・それは・・・村に住む人と、衛兵組を優先させた・・・・」

「あ・ん・た・は・馬鹿か―!!!!」

その大声に風呂から上がってきた者たちが立ち止まる


「いい?ワークルエ隊を見捨てた奴等を優先する必要は無いの!ついてきている奴らは只の自己満足に酔っているだけの奴等よ!」

「なっ!」「俺たちは救援に来たんだぞ!」次々に声を上げる村人


我は態と大きなため息を吐く

「はぁ、お前達は彼女たちを罵っていないのか?街で噂を否定したのか!自分たちのした事を思い出してみろ!」

周りのヤジは黙って俯いてしまう


「お前たちは街で嘲り!宿にも泊まらせず!食料は倍以上の値段で売り渋っていただろうが!!」

ヤジは俯いたままだ


「イオラちゃん・・・私たちは・・・」

「スウォート、私が気に入らないのよ。馬鹿どもに貴女たちが気遣う必要はないの」

ヤジの中から一人の男が出てくる

周りより一回りはガタイが良い男だ


「さっきから黙って聞いてりゃガキがいい気になりやがって!俺たちがいなけりゃ開拓できないのが解ってるのか!」

「必要ないわ。あなた達程度しかいない村なら存続させる価値もないから」

男は激高して殴りかかってくる

顔面を殴られたが我は微動だにしない。スキルの硬化があるしー


「!!・・!」

男の指が折れたのであろう。殴った手を抱えて蹲っている

我は男の髪をつかみ顔を上げる

「その程度の力で価値があると思ってるの?」

男はおびえる目をしていたが、我は男の顔を地面にたたきつける


鼻の骨と歯が折れた男は顔中血まみれになって蹲っている

それをサッカーボールのように腹をけり飛ばす

野次馬の何人か巻き込まれたか?

「この村は破棄します!ワークルエ隊は北の森に集合なさい!」

「「「「「「「「「「「「アイマム」」」」」」」」」」」」


我は北の森へ移動して待機する

後ろでは「小娘が廃棄できるわけがない」などの声が聞こえているが出来るのだよ


ワークルエ隊が集合したので周囲を土魔法で二重の壁をつくる。大きさは20m四方くらいで

「さて集まってもらって悪いわね。貴女たちの意見を聞きたくて集まってもらったの」

みな神妙な顔である


「別に貴女たちを責めるわけではないわ。以前に亡命したいと言いうことでこの開拓村が出来たけど、貴女たちが今後どうしたいかを教えてほしいの。今まで通りいいように使われるか、それとも一からやり直すか」

「イオラちゃん・・・・私たちの為に怒ってくれたのは嬉しいが、君が嫌われ役をする必要は無い」

「悪いのは、何も言い出せなかった我々なのだから」

「それに開拓はカンプファン卿の御命令なんだ。破棄などできないだろう?」


「そこらへんは如何とでもなるわ。貴女たちを見殺しにした連中にいいようにされていていいの?」

「そりゃ、ムカつくけど・・・」「うん。良くないよね」などなど言い始める


「このままいけば、また人身御供にされるわよ。蛇は生きてるんだから」

その言葉に全員の動きが止まる

「ちょ、ちょっと待ってくれ・・・・蛇が生きてる?イグノランテが首を持ち帰ってたぞ」

「首の抜け殻をね。本体は生きてのうのうとしてるわ」

ごはんを欲しがるくらい元気にいきてる


「それが愚民に知れた時に、また貴女たちを使うはずよ。一回追い返したなら次も出来るはずだとか言ってね」

「それは・・・・・」「まさか」

「いや・・・あり得るな。だからイオラちゃんは、あえて我々を開拓民から離したのか」

スウォートは理解したか


「よく考えなさい。やり直すならケンプファーへ連れていくから」

「・・・・・・・イオラちゃんは、なんで我々にそこまでしてくれるんだ?」

「捨てられた者だから・・・・違うわね。私もただの自己満足よ、きっとね」

我は一人離れて、テーブルとイスを土魔法で作り出す

向こうでは12人集まって相談しているみたいだ


我は蒲鉾型の寝室をつくり、トイレをつくる

テーブルの近くに薪を集め火をつけ焚火とする


振り返るとスウォートを始めとしてワークルエ隊全員が後ろに立っていた

「イオラちゃん、一つ教えてくれ。蛇は間違いなく生きているんだな?」

「ええ、ぴんぴんしてるわ。ただ夜の老人は始末できたからペールデンテに向かうとは限らないけど」


「夜の老人を倒した?それって蛇も狙っていた?」

「そうよ。だからペールデンテに行かないかもしれないし、行くかもしれない」

「イオラちゃん以外に蛇の行方を知っている者はいるか?」

「エクスとテスタロッサ。他はいないわ」

考え込む12人


「まずは食べなさい。すきっ腹で考えても碌な案は出ないから」

「いや、もう答えは出ているんだ。全員ケンプファーへ連れて行ってくれ。他力本願だがお願いしたい」

「わかったわ。まともな生活を送れるよう協力する。おなかいっぱい食べて嫌なことは忘れてしまいなさい」

蛇に食べさせた料理が残っていたので出してやる

皆大人しく座って食べ始めたよ


「ところで貴女たちの荷物ってあるの?」

話を聞くとテントとテントの中に置いている荷車に全てまとめているそうだ

ならば回収も楽であるな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ