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潜伏

しばらく様子を見たが、擬きらしきものはあれから出てきていない

ほむ。

念のため場所を移動しよう

我は残りの大糸玉を背中に固定し移動を始める


この大きさだと木々をなぎ倒しながら進むから、居場所丸わかりであるな。

ならば・・・・


我は全身を小さく、密度を上げるように絞っていく

予想通り全身が小さくなった。

密度も上げたことで表皮も硬くなったようだ


なに?そんな変態できないだと!?

我の身体の大半が水を魔力で変換させたものであるからして、魔力の量を増やして水で出来た細胞を圧縮・・・

すまぬ。自分でも何言ってるかわからんくなった。


つまり、水は圧力をかけても圧縮されないので魔力を通し水分子を変換・細胞とし、それを圧縮。

フランスパンの中身をスプーンで押し付けたら硬くなるであろ?

我はそれを体内と表皮とでおこなったのである


全身筋肉であり全身内蔵である滴るものである我だからこそできたのである 

人間でやったら筋肉・血管ズタズタ内蔵捻転で大半なことになるのである


まぁそのおかげで、今の大きさは軽自動車より小さく、アレだ・超小型モビリティくらい?

だいたい横で2.3m、長1,5M・高さ1mくらい。

大分コンパクトになったであろ?


その状態で糸玉を背中に固定しているのである。

見た目はアレだが急いで移動したいので、そこは無視する。


森の中を通り蜘蛛が落ちてきた滝壺へ到着

移動最中に擬きらしきものは発見できず現在も見当たらないことから、うまく撒けたようだ。

だが、油断はしない。

そのまま水の中へGO!


我、滴るものだから水の中でも平気だし、呼吸も必要ないし。

むしろ敵が近寄れなくていいんじゃね。

我、天才!


水底に付いたので早速、糸玉を吸収。

いかん。

その前に操糸で体を固定する。

そうしないと気絶している間に流されてしまうのでな


ほむ。

固定よし。では吸収


>アラタニトリコマレタモノガアリマス。

>スキルヲシヨウシマスカ

>YES/NO

ぽちっとな


んがががが・・・・

気が・・・とお・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どうして私がこんな目に合わなくてはいけないの!

足に絡みつく糸を取ろうとしたら、手にくっついて離れなくなった。

近くにいた犬みたいなのも一緒だ


嫌な感じがする。

とても嫌だ。早く逃げなきゃ。

がさり、がさりと上のほうで音が聞こえる


想像したくもない!

早く逃げなきゃ!

いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ


上に鈍く光る八つの・・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

暗い森の中

なぜ、ここにいるのかわからない。

身体もいつのまにか小さくなっている

まるで小学生くらい

服も来ていない。何故?


隣には犬がついてきている

柴犬のような中型の犬・・・だと思う

緑色などいないし、人間の言葉をしゃべるなんて犬であるわけがない

犬に見えるナニカだ


犬が布切れを持ってきたのでそれを体に巻いておく

裸よりはましだ


犬が言うには、此処を出たければ魔物を倒せという。

そのための武器。『スキル』というものがあるという

ハハッ!これは夢だ。

妹が読んでいたライトノベルみたいな展開に思わず笑ってしまう。


『だからさ、君は他の奴らを倒せばいいんだって。主もそーいってるよ』

気安く話す緑色のナニカ。

そもそも倒すって何?


私は刺されたんだよね?

背中を何度も。

傷はなくても感覚は残ってる。

なんで私はここにいるの?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


バイトが少し長引いてしまった

このあたり、人通りが少なくて嫌なんだよね


!!

後ろから声をかけられた!

振り返ってみれば見知らぬ男が立っている


ぼさぼさの髪に無精ひげ。

上半身は何も着ていない。ズボンを履いているところはまだいい。


右手に包丁を握りしめ、左手に鶏を持っているのは何で?

変態だ!怖い!


足がすくんで動かない

奴が近づいてくる。動け!動け!動け!


頭に衝撃が!!!

バランスを崩した目の前に首の折れた鶏が落ちている


急いで立ち上がり、震える足をようやく動かし逃げ出そうとしたが肩を掴まれる

すぐに腰に燃えるような熱いものを突き立てられる


違う。刺されたんだ・・・

2回、3回と繰り返し刺される

足元は赤い水たまりができている


わたし・・しぬのかな・・・

意識が遠のき、周りがさらに暗くなっていく中で、猛烈な光で眼が眩む


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ぬぅ。不覚をとった

まさか高貴なる吾輩がこの様なトラップに引っかかるとは!

監視対象が幼女になったので浮かれていたかもしれぬ


普通の魔物なら対処できるが後続の転生者であれば、ちと不味いことになる

しっぽに付いた糸を噛み切ろうとしているが、逆に口周りにへばりつきおる


がさり・・・がさり・・・

上の方から音が聞こえる

吾輩は嫌な予感がするのだが・・・・・


上を見ると、真っ黒な八つ目と目が合う

嫌だ!!!!

吾輩は未だ堪能しきっていない!!

、もっと幼女のはd・・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


目の前には幼女が横たわっている

うむうむ。

良い眺めではないか!


おっ?そろそろ目が覚めそうだ。

ここは、かわいらしさをアピールしようではないか!!


裸を意識し動こうとせんので布切れを渡してやると、それを体に巻きつけていく

うむ。丸見えより布からチラチラ見えるのも良いものだ


高貴なる吾輩は、幼女に『スキル』とこの世界のルールを教えてやる。

『だからさ、君は他の奴らを倒せばいいんだって。主もそーいってるよ』


はぁ。こやつ頭が足りておらぬのか?

やはり愚鈍な平民は高貴なる吾輩の言葉を理解しようとせん

どれ吾輩が道案内をしてやろう

吾輩しか頼る者が居らぬのだ。たっぷり愛でてやろうではないか


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


“おまえは、この者を監視しなさい”

偉大で美しい主から吾輩が指名された


指さされた方を見ると“3号実験体”と書かれている

おぉ。実験体は幼女ではないか!!是非もない


『喜んで拝命いたします』

断るわけがない。へっへっへ・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




んがんぐ・・・・痙攣も収まってきたであるな。

あぁ~

カマキリの被害者であったか・・・

そして転生して蜘蛛に襲われ糸玉になったと。


あの糞女神ほんと碌なことせんな。

女神というより疫病神でいいんじゃね?


だいたい あの道にトラックは通れない幅であるから相当な無理矢理であるな

すこしは日本の交通状況を確認するべきであろうに



それと犬擬き。

誰がみても有罪である。キモい。

犬ではなく変態紳士であるな


さて、スキルの確認であるが・・・・

『ステータスオープン』

名前 『 』

種族 ウーズ

年齢 0

性別 『 』

CS 『吸収』『溶解』『索敵』『毒』『治癒』

   『複眼』new『風魔法』new『水魔法』new『言語翻訳』new

RS 『浮遊』『操糸』

URS『魔法鞄』new

US 『侵奪』『捕食』『次元潜宙』new


複眼・風魔法はカマキリからであるから、水魔法・言語翻訳・魔法鞄・次元潜宙が

幼女と変態犬のスキルであるな


ほむ。

ネズミなどの動物からはスキル簒奪が発動しなかった。

しかし擬き共からは簒奪できている・・・・


ほむ。ひょっとして擬き共も候補者ではないのであろうか。

そうすると候補者だけでなく擬き共も取り込むのも良いかもしれん


とりま、新しいスキルは・・・・

水魔法・言語翻訳はいいとして、魔法鞄・・・

おそらくインベントリやアイテムボックスみたいなものであろう

しかし、次元潜宙?


ほーむ。

昔の戦艦アニメであったような・・・・




水の中から出ておく

周囲に擬きは見当たらない。索敵も問題なし


わからぬなら試しに使ってみようではないか

迷わず使えよ。使えばわかるさ。1,2,3ダー!!

『次元潜宙』


足元に黒い渦が広がり、体が沈んでいく。

いや、渦が上がってきているのか


これは、亜空間へ潜り込む能力であるか?

これなら蜘蛛から逃げれたんじゃね?


ほむ。

ほうほうほう・・・

亜空間に空気がない

つまり潜れるのは息が続くだけということであるか。


呼吸が必要な生き物には難しかろう。

我?我はウーズだし?

もともと呼吸をしておらんから、空気がなくとも問題なしである

これは使えそうなので、追々試してみるである


つぎは、魔法鞄であるか・・・・

ほむ。

案の定、インベントリのようである


ラノベなんかではMPの大きさに関係するようだが、我のステータスにはMP表記はない。

感覚では、せいぜい10㎥くらいであろうか。


む?

何か収納していたようである・・・

とりあえずリスト化できるかな


・まじかるすてっき x1

・まじょのぼうし x1

・まじょのどれす x1

・まじょのぶーつ x1

・まじょのぐろーぶ x1

・まじょのほうき x1

・まじょのぱんつ x2

・・・・・・なぜ平仮名?


そもそも、あの変態犬擬き。

装備品もってるなら、幼女に着せろよ!!

ほぼ裸だったではないか!


とりあえず、アイテムを出してみる

うん。

日曜の朝に放映している番組並みの衣装であるな。おじゃまじょ?

バ〇ダイあたりが販売している女児服みたい

全体にピンクと白でまとめてあり、ところどころにフリルが付いている

『まじかるすてっき』とやらは1メートルほどの棒の先に円柱の塊が横向きに付いている。

これはステッキ=杖じゃなくてハンマーと言わんか?


まぁ、我の身では使う必要はないが人間では武器・防具は必要だろう

アイテムを魔法鞄に収納してから移動する


次に狙うは崖の上である

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