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火事場

我は侵奪した個体の記憶をもとに、巣へ向かう

中腹にある洞穴の中に巣がある

出入り口は1か所のみ


我は出入口が見える位置で隠れて様子を見ることにする

何匹か出入りをしているのであるが、正直区別がつかん

全てのハーピーが戻るまで待つしかないのである





夜も更け辺りは真っ暗になった

月明かりがあるとはいえ渓谷である。影も多く見通しが悪い

まぁ、我の場合はもともと見えていないのであるから関係ないのである


洞穴の中を覗くと、ハーピーが7~8匹と奥に倍くらいの奴が確認できた

おそらく全数この中に居るのであろう


我は洞穴の出入り口に土魔法を打ち込む

奥まで潰す必要は無いのである。手前側を重点的に潰していく

ほどなくして洞穴は岩や土砂で埋まってしまった


我は装備を全部魔法鞄に入れ、本来の姿となり土砂の隙間を伝い中へ入っていく

ふはは!人が入れずとも滴る者である我には隙間があれば十分通れるわ!!


洞穴の内側へ入ると、ハーピーたちが右往左往していた

見つかるのもアレなので我は天井を這うように移動していく


ハーピーが寝床にしていた当たりの天井まで来たのだが、出入口として使えそうなところは無さそうである

おや?入口付近に人が隠れられそうな割れ目を発見

我はよく見ようと近くまで移動する


ほむ

高さ3メートル位で幅が80センチくらい。

奥行は結構あるなぁ4メートル位であるか

我はそこに入り”エクス”の姿になる


うむ。目論見通り人の姿でも立って行動できそうであるな

此処から狙ってみるとしよう


さて、ハーピーの様子は・・・・

ほむ。一番大きい奴は動かないであるな。ジッと出入口のハーピーの様子を見ている

他の奴らは入口付近で騒いでいる

パニックになりすぎではないか?


出入口のハーピーに向かって樽爆弾をポーイ

樽もジョッキサイズのためアンダースローでも投げやすいのである

多めに投げておこう。サービス、サービス!


奴らの足元まで転がっていったのでファイヤーボール

樽に命中し一面火の海になる

粘度のある油なので、一旦媚びり付いたら中々とれないであろ

奴らは火だるまになりながらも、転げまくっている


逃げ出そうとしても出入口は塞いであるし、その前は樽爆弾で火の海である


おっと!

今まで動かなかった大型ハーピーが羽を飛ばしてきた

我は岩の割れ目に直ぐに隠れたので当たらない


むう。羽手裏剣とは予想外である

我には効かんがな


我は魔法鞄から樽爆弾を出しては投げ、出し手は投げとしていた

当れば儲けもの。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる。

何回かは当たって火が付くのであるが、なぜか奴だけは直ぐに消火されてしまう。何故に?


奴も羽手裏剣が効かないのが解ったのか不快感の増す声で咆哮を上げてきたり、足の爪を使って蹴ってきたり。

どちらも届いていないのでノーダメである


そもそも飛ぶこともできないくらいの高さしかない洞穴である

段々と樽爆弾で着いた火が消え始めた

我はファイヤーボールを二つほど浮かべながら樽爆弾を投げ続ける


大型ハーピーはふらふらとしながらも不快な声を上げる

おや?

急に吐いたと思ったら、あちこちの壁にぶつかり始めた


とうとう火がきえてしまい、ファイヤーボールも小さくなっていく

大型ハーピーも動きが鈍くなり倒れたまま動かなくなった


ようやく倒れてくれたのである

少し時間が掛かったであるな

お分かりであろうか。

奴の死因。それは一酸化炭素中毒である


剣で斬ったり魔法で焼かなくとも息を止めさせれば殺せるのである

普通なら自爆攻撃になるのであるが、我は呼吸をしていないので問題なしである


ハーピーの死体を全て魔法鞄に入れて出入口を土魔法で穴をあけたとたんに洞窟内が爆発した

我は次元潜宙で逃れたが洞穴内にあった残骸類は全て燃えてしまったのである


あーびっくりした・・・・バックドラフト現象が起こったであるか・・・・

洞窟内は火の海と化しているが、『汚物は消毒だー』って昔から言うから、まぁいいか


我は炭と化した残留物に魔法で出した水をかけ消火しておく

まぁ何とかなって良かったであるよ

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