試用
ほむ。
ようやく動けるのである
なに?
あれから如何したかであるか?
・次元潜宙に潜る
・死体を魔法鞄に入れて回る
・次元潜宙したままベレーナの町へ戻り、宿の壁を伝って部屋へ入る
・テスタロッサに変化し元気娘のジュヴェに言って3日ほど延長依頼する
・ハヤブサとかいう使徒とその他の死体を取り込む
・取り込み完了
熟睡したいからとジュヴェに言っておいたので部屋には入って来てないはず
それでは、ハヤブサを取り込んだことでステータスがどうなったか・・・
ステータスオープン
名前 エクス・テスタロッサ・イオラ
種族 ウーズ
年齢 0
性別 -
CS 吸収・溶解・突進・索敵・毒生成・複眼・言語翻訳・【治癒】
風魔法・水魔法・火魔法・光魔法・回復魔法・地魔法
棍術・剣術・杖術・盾術・体術・槍術・銛術・貫通
地図作成・採掘・採取・解体・鍛冶・調合・偽装・夜目
RS 浮遊・操糸・身体強化・魔法防御・騎乗戦闘・遠視・咆哮
URS 魔法鞄・魔眼(石化)・限界突破・見切り
US 侵奪・捕食・次元潜宙・群体指揮
なんか見ずらいであるな
人間式に変更できるか・・・画面の上に歯車マークがある・・・まさかね
歯車をタップすると・・・画面設定が出たよ・・・
まさかできるとは・・・
再度表示
【名 前】エクス・テスタロッサ・イオラ
【種 族】ウーズ(擬態:人間種)
【性 別】-
【年 齢】0
【職 業】-
【称 号】
【スキル】吸収・溶解・突進・索敵・毒生成・複眼・言語翻訳・【治癒】
棍術・剣術・杖術・盾術・体術・槍術・銛術・貫通・夜目
地図作成・採掘・採取・解体・鍛冶・調合・偽装
浮遊・操糸・身体強化・魔法防御・騎乗戦闘・遠視・咆哮
魔法鞄・魔眼(石化)・限界突破・見切り・群体指揮
侵奪・捕食・次元潜宙
【魔 法】水魔法
火魔法
風魔法
光魔法
地魔法
回復魔法
【装 備】ファフニールの腕輪(全能力値x1.8)
うむ。
こちらの方が見やすい
新しいスキルは銛術・貫通・夜目に群体指揮
軍隊でなく群体であるな
スイ〇ーをしていたのであるかな
同種族を命令系統無視して指揮できるようになるとは、ある意味壊れスキルである
集団戦闘であれば奴に有利であったかもしれんな
なにせ訓練なしのノータイムで陣形を組めるのであるからな
何故、一騎討ちで戦ったのか
それと他の死体であるが・・・主に村民の死体と半魚人の幼体。
こちらは特別目につくスキルはなかったようである
ただ、無理やり細胞組織を変形させたような歪さがあったのが気になるかの
・・・腕輪はしばらく封印するのである。
神どもの装備など、何が仕掛けてあるかわからんからの
で、目を覚ました訳であるが・・・・いま何時?
時計は無いので窓を開けてみる
うっすらと山際が明るくなってきている様なので、朝であるかな?
1階のほうでは物音も聞こえていることから朝食の準備でもしているのであろう
我はテスタロッサに形状を変化させ1階に降りる
「あ!テスタロッサさん!!おはよー!」
ジュヴェは今朝も元気いっぱいである
「おはよ、ジュヴェ」
「テスタロッサさんってホントに良く寝るのね。丸一日出てこなかったし」
丸1日であるか
許容範囲であるな
「旅の間は中々、熟睡ってできないからねぇ。たまにはゆっくりと寝たいじゃん?」
「そだよね~」
この少女も惰眠がすきそうであるな
善き善き
もうすぐ朝食もできるそうなので食堂で待つことに
今日のご飯はなんだろな、金貨の山だホイホイ♪ふふーんふ、ふふふん♪
「おう!朝からご機嫌だな。もうすぐできるぜ」
「おいしいごはんに期待しているからねぇ。気分も上がるよ」
使徒の一人を始末できたしな
渡された朝食は
草原狼のベーコンを分厚く切って焼き目をしっかり付けた肉!
宿の裏の畑で育てている葉野菜!!
同じく裏の畑で育てている根野菜のスープ!!!
そして黒パン・・・パンだけはどうしようもないのな
酸味がおいしいんだけどね・・・・
食事も終わり町中を散歩する
そういえばベレーナに来てから狩人の仕事をしてないわ
ギルドへ顔出しに行きましょう
ギルドに入ると『宵闇の花嫁』とデイジーが集まって歓談している
君たち、いつも駄弁ってるよね?
「あ!テスタロッサさん!お早うございます!」
デイジーを皮切りに『宵闇の花嫁』たちとも挨拶する
「今日は集まってどうしたの?」
「それがですね・・・」
デイジーが顔を蒼くして話してくれたことは
『宵闇の花嫁』が監禁されていた事と、虚偽の依頼内容の件で東の漁村へ行ったサンパシーが
村民たちに襲われて、死にそうな目にあったこと。
その際に見知らぬ女の子が殿を務めたそうで、何とか退却できたこと
ベレーナへ戻り急いで衛兵隊を編成して東の漁村へ向かった時には建物以外なにもかもなくなっていた
その間は1日も経っていないのにですよ?と息もつかせぬ早口で教えてくれた
「それで『宵闇の花嫁』から東の漁村の話を聞いていたところです」
「そうそう。漁村っていっても100人は住んでるとこだぜ?そいつらが一斉に居なくなるなんてよ」
「なかなか、考えられないよね」
「でも、その女の子?が最後まで戦ってたっていうのも考えられないよね」
「それが、お父さんが言うには本当らしいんです。」
うん。ほんとだねぇ
住民全部を魔法鞄に入れていくの大変だった
「それで皆で話してたのね。まぁ調書と思って頑張ってね」
我は町をうろつくので。
「あ!テスタロッサさん!!もし町中で”イオラ”っていう女の子を見たら教えてください!!御領主様がお会いしたいと!!」
うん?領主が会いたい?
「そのイオラって子はどんな子なの?」
「えっと・・年は10~12歳くらいで、ピンクの服にピンクの帽子を被っているそうです。それにハンマーを使うそうです」
言葉にすると危ない子である
「・・・その子・・・大丈夫なの?」
「ピンクの服って・・・どんだけ目立ちたいの?死ぬの?」
うっさい
『宵闇の花嫁』の4人がコソコソと話している
丸聞こえであるからな!!
「解かったわ・・・見かけたら声をかけとく。ギルドへ来させれば良いわよね?」
「それでお願いします!」
我はギルドを後にした
何気なしに門まで歩いて、露店の肉串を買い食いしながらプラプラと歩く
明日には移動してみるかなどと思っていたら、何やら騒々しくなってきた
近くの屋根に上って騒々しい方を覗いてみる
ん?
普通に飛び上がれば屋根に乗るのは簡単であるぞ?
「ふざけるな!俺の縄を早く解け!!所長命令だぞ!!」
なにやら縛られた小太りの男が叫んでいる
他にも縛られているのが数人居るであるが・・・なんぞ、やらかしたのであるか?
「黙れ、コンストン!!貴殿の所長権限は既に剥奪されている!!申し開きはケンプファーにてされるが宜しかろう!」
あー・・最初に漁村に来てた隊長さんではないか?
「まてー・・・まてまてまて・・・待たれよーーーー」
今度は何な?
一台の馬車とガラの悪い男達が、隊長たちの行く手を阻む
「待ちなさい。ジーア隊長!!」
馬車の中から男の声がする
その馬車を見てから、嫌そうな顔をする衛兵たち
「コンストン様はベルーナ町長の御子息ですぞ?なぜ縛られているのですか?」
馬車から小奇麗な恰好をした男が下りてくる
「これはパリアチフ殿、何用ですかな?」
「用?ふざけるのも大概にされるが宜しいのでは?ベルーナの町長御子息が、何故縛られているのかと聞いているのです」
「はて、おかしな事を言われる。衛兵が縄で縛るのは犯罪者ですが?」
「・・・聞き間違いですかな?コンストン様が犯罪者であると・・・言われるのですね?」
小奇麗な男がプルプルと震えている
「家令殿は耳まで遠くなられたか。コンストン殿は犯罪者として捕縛された。異議あるならば御領主様に申し上げられよ!!」
「コンストン様が何をしたというのですか!!」
「答える必要は無い!!早々に立ち退かれよ!!」
おや?
なにやら、怪しい雰囲気であるな
ガラの悪いのが何やら後ろでやっているのであるが。
あ・・なんか投げた
”ぽふっ”という感じで衛兵たちの真ん中に落ちる袋が衝撃で口が広がる
眼を抑え右往左往する衛兵
漂てきた匂いを嗅ぐと、玉ねぎ?のような匂いがする
催涙弾みたいなものなのであろうか
動揺している衛兵たちの隙間を縫ってガラの悪い男達が小太りの男の縄を切ってしまう
「ささ、お早く」
などと言いながら逃亡しようとしている
やれやれだぜ・・・
「お待ちなさい!!」
突然の叫びに動きが止まる小太りの男一味
きょろきょろと辺りを見回している
「犯した罪を認めず、力任せに逃亡を企てる。人の道を外れた行いをする者、人それを外道と呼ぶ!!」
屋根の上にいる我に気付いた様である
「貴様らに名乗る名前などない!!」
一度は行ってみたいセリフである
「あ・・・あなたは・・・愛と希望のマジカル少女イオラさん!!」
比較的症状の軽かった衛兵がこちらを指さして名を呼ぶ
「衛兵A!!名乗らないって言ってるでしょ!!空気読みなさい!!」
さーせん!とか言ってる。
我が出てきた理由。
それは・・・・群体指揮を使ってみたいから。
なんかね。感覚でわかるのよ・・・
今回の指揮下に入れるのは人間なので、人間種の遺伝情報をチョイス
範囲は小太り側。・・・全員入るかな?
「なんだ?小娘ごときが!!この俺に文句を言おうってのか!!」
小太りの男が叫ぶ
「黙れ!俗物!我が前にひれ伏せ!!」
行ってみたいセリフ・パート2である
スキルの効果か範囲内にいる人間種は全員ひれ伏している
そのころには衛兵たちも目が見えるようになっていたので、全員取り押さえさせた
油断しないようにして貰いたいものである
「イオラ・・・何処へ行った?」
今度は衛兵がきょろきょろしている
いつまでも同じところに居るわけなかろう
とっとと次元潜宙に入って移動中である




