閑話 ファフニール
すいません。
昨日、今日と予約設定を失敗してました
『ほう・・・一番手はフォルニースじゃな。地上の村を襲ったか』
『フン・・我が使徒には・・・加護も与えてある・・・負けはせん・・・』
我を崇めている、水棲人の王国へ神託を下し最強の戦士を出させた。
確かに元々の水棲人の体は水中で動けるが地上では動きがとれん
そもそも体を支える手足が弱いのだ
そこで戦士を、我が神力にて細胞から変質させ強化したのだ。
更に鍛え上げ、能力を強化できる神具まで与えているのだ
それに奴の持つ”群体指揮”の能力が発揮できるよう策も与えている
『ほぉ・・岸にいる人間種の巣から占拠するのか』
『あれあれ、人間種の雌に卵を埋めるのかい?』
『おや、これって雌の胎は持つのかい?』
『持たないんじゃない?あぁ、そのまま幼体のエサとなるのか!うん、よく考えてるわね』
元々、人間種は新種族を作るための素体に過ぎん
それに増えすぎないよう自滅因子も持たせているのだ
多少、間引いたところで問題ない
どのみち我が主神となったのならば、すべての人間種を水棲人へ変化させるのだから
『少ししか経ってないのに、もう巣を一つ落としたんだね』
『しかし人間種も馬鹿だねぇ?仲間の巣が落ちでも気づいてないんだから』
『これから、どうするのかしら・・・』
他の神たちも我が策に興味が出てきたのであろう
『ちょっと待って?近くの巣から数体出てきた・・・・あ、占拠した巣を攻撃してんじゃん!』
『ほんと・・でも多勢に無勢・・・これくらい勝負にならないのではなくて?』
この程度であれば障害にもならぬ
『なに?この幼体・・・』
『これは・・人間種だよな?』
なんということだ・・・・人間種の!しかも幼体一匹が紛れただけで、今まで集めてきた兵たちが殺られていく
しかもなんだ、あの魔法は!
あんなにも多種の魔法素因を持った個体がいるというのか
我はコーカフィエルを睨む
素体となる人間種を創造したのはコーカフィエルだからだ
『時たま、複数の因子を持つものは出てくるぞ?確率は相当低いのじゃがな』
『オノクライス・・・・キサマの使徒が・・・人間種だったのでは・・・』
そうだオノクライスの使徒が人間種であったはずだ
だが・・・やつの使徒は人間種でも、雄型の成体ではなかったか?
ならば、この幼体は別物?
『・・・・違うわ。私が使徒としたのは人間種、雄型、成体、髪は金色よ・・・コレじゃない』
『そうじゃよな・・・円卓に揃えたときに見た者では無いんじゃよな』
『ならば、コレは何だ?』
我ら8柱の意見が揃うのは初めてではないだろうか
下界で戦うピンクの髪をした人間種の幼体に薄気味悪いものを感じている
これが恐怖か?
・・・まさか、まさかであろう
兵であれば、また作ればよいのだ
最後に我が使徒があの幼体を倒せば問題ない
『・・・・ロスト・・・・だと・・・・』
我が目を疑ったぞ・・・
我が使徒は敵の首を跳ねたはずだ
なのに・・・首だけになっても魔法を使うだと?
『な・・・なんじゃ?いまのは・・・・』
『目がいたーい』
コーカフィエルも他の神たちも驚いている
まったくの予想外だ
『一つ聞く・・・コーカフィエル・・・其方の・・創作した人族は・・首だけでも動くのか?』
人族は首だけでも動けるとは、ムン族に教えておらぬぞ
『そーだぞジジイ!!』
『あれが世界中に繁殖してるの?』
『キモッ!!』
他の神も納得いかんらしい
『そんなわけあるかい!生物が首切られて生きてるわけなかろう!!ドラゴンでも死ぬわ!!』
コーカフィエルが急ぎ否定している
『ま、まぁ、中には死んでも動く根性もった個体も出るが・・・・それでも56臆に一人ぐらいじゃぞ?』
『あんな幼体が、そんな個体だってこと?』
『それでも、死んだら終わりじゃ!!あの幼体は首が離れた!いくら何でも死んでるじゃろうて』
『あのような者が何体もいて堪るか!』
『しかし・・最後は自爆・・・か?』
ただ、倒されたのであれば死体が残るはずだ
あの強烈な光の後には、我が使徒も幼体の死体も残っていなかった
自爆で死体事吹っ飛んでしまったのであろう
『結果はどうあれ使徒を失った、フォルニースは脱落じゃな』
『まさか、他の使徒以外に倒されるとはな!』
『仕方あるまい・・・約定に従い・・・以後、待機する・・・』
約定で決めていたことであるから、黙ってみておくことにする
しかし、あのような異常個体がアレ一体であれば良いのだが




