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発覚

昨夜の肉料理は美味かった。

薄くスライスされて肩肉は、しつこさがなく赤身肉の様である。これを炙り塩を少しつける

また、一口大にカットされた肩肉をシチューに入れてありコクが出て非常に美味い

背の肉は贅沢にステーキとして焼かれ、骨回りをスペアリブとしていただく

脚の部分は表面を焼いた後、大きな葉で包み竈の隅に置くことでローストされていた

尻肉は一口サイズのステーキ。背肉とスペアリブとの違いを楽しんだ


他の5人も大満足であったようで、終始ニコニコとしていたのである

ミードもワインも相当飲んでいたようであるからな

二日酔いになってなければよいが


朝食は草原狼の筋肉を使ったシチュー

昨日から煮込んでいたそうで、トロットロの肉と甘い野菜の旨味が合わさり大満足である

パンは黒パンだけどな。

料金は銀貨1枚で十分足りたそうだ(薪代も出たらしい)


我、食事は必要ないであるが人型の時は食事を取っても良いかもしれん

味覚バンザイ!!

おいしいは正義!!



さて、今日はギルドのサンパシーが衛兵を連れて東の漁村へ行くはずである

我は、こっそり後をついて行って使徒の確認をするである


ギルドに入ると『宵闇の花嫁』とデイジーが集まって歓談している

「おはよー、二日酔いにはなってなさそうね」


こちらに気付いた5人は挨拶と昨日のお礼を言ってきた

男達のパーティは既に依頼をうけて出て行ったらしい

彼女らは監禁されているときに武器を取り上げられており、途方に暮れていたとのこと

懐事情も厳しく、新しく購入するどころか予備武器も持っていないそうだ


「それなら、予備武器を私が持ってるから安く譲るわよ?」

魔法鞄に大量に残っているからな


遠慮していた『宵闇の花嫁』であるが、素手で狩が出来るわけもなく武器を譲ることに

4人を連れて宿に戻ることにする

ちなみにサンパシーは既に出かけているためデイジーはお留守番である




部屋に戻りベッドとテーブルの上に武器と防具を置いていく

「好きなの選んで。金額は払える程度で構わないから」


4人は目を丸くして武器を見ている

何故に?


「ちょ・・テスタロッサさん・・・」

「この量・・・持ち歩いてるの?」

「「コクコク」」

あ?

確かに少し多かったである


「そうなの。だから処分したかったから渡りに船って感じ?」

「そ・・そういうことなら・・・」

うまく誤魔化せたである

魔法鞄があるから人間が持てる量というのを失念していたである

失敗失敗


結局、選ばれたのが

前衛のアイとザードが片手剣と丸盾

中衛のヴァインが槍と小手、脚甲

後衛のキャトルが小剣と小手と弓


手持ちが合わせても銅貨82枚しか無いそうで銅貨70枚だけ貰った

感謝されまくったである


さっそく狩に出るそうで『宵闇の花嫁』とは宿屋で別れた

しばらくデセインてレッドのほうで狩をするらしい

トラウマにでもなったであるかな




我はサンパシーを追いかけるのである

宿に戻り部屋で次元潜宙で潜る


窓を伝い外へ移動そのまま町の外へ向かう

ふはは、この状態でも犬猫ていどのスピードは出るのだよ




門を抜け草原へ

見通しが良い草原であるが岩場など隠れる場所がゼロではない

人目がないことを確認して次元潜宙から出る


おぉ、女型『テスタロッサ』は顔バレするので、ここからは幼女の恰好である

髪はピンクのサイドテールに魔女の帽子

同じく魔女のドレスにブーツ、グローブ。ぱんつも一応はいている。

ぱんつはもちろん、下から見てもドレスの中が見えない不思議仕様


箒にまたがりさっそくしゅっぱーつ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

空を飛ぶと東の漁村も近いものよな

追いつくのも簡単である


はて?

サンパシーらしき人と衛兵の集団が村の入りぐでもめているようである

内容的には家宅捜査みたいな感じであるか?


お?

問答無用で村に押し入った


ほむ

岬の倉庫へ向かうようであるな

サンパシーと衛兵が2人ほど倉庫に入り、別に2人倉庫入り口に見張りで立っている

後の者は調査のため村の中へ散開していった


どーなるかなー

使徒だといいなー




しばらくしたらサンパシーが出てきた

うーん・・・なんとか聞こえるかな

『先日こちらの依頼でベレーナ所属のパーティが来ているはずですが、彼女らは何処に行ったのですか』

人が悪い。

もう町に戻っているから、この村に居るわけないのに


あー・・・あれは村長になるのか?

しらばっくれてるみたい


『では依頼にあった”大きな魔物の死体”とやらは何処にあるのです!』

村長らしき者はこれもムシ


『虚偽の依頼であったと判断せねばなりませんぞ!』

ところどころしか声が聞こえん



『隊長!こちらに!!』

衛兵の一人がサンパシーについてた衛兵を呼び、一緒になって移動する

大き目の建物に入っていく衛兵たち


しばらくしたら出てきたのであるが、ちと様子がおかしい

慌てた感じで衛兵が笛を鳴らすと散開していた衛兵が集まった


あれあれあれ?

衛兵が村長を捕縛?縄で縛り上げてる

でも、他の村民が衛兵らを取り囲み始めているけど、気づいているであるか?

中には銛を持ってるやつもいるであるぞ


うーん・・・あの建物に何かあるのだろうが・・・

ちょっと覗いてみるである

我は次元潜宙で地上に降り例の建物の中を見る


薄暗い建屋内にはいり土間を抜けると、水が溜まりプールの様になっている

水の中には白くふやけた球・・幾つか破れているであるが・・・卵であるか?

魚に手足を付けた奇妙で滑っている生物が大量に蠢き、プールにある餌を食んでいる

ほむ

この不思議生物のエサが人間の女子供であるか

大半が骨となり底に沈んでいるが、肉や内臓が残っているものもある

衛兵が村長の逮捕に踏み切る訳である



「総員抜剣!!抵抗するものは切り伏せよ!」

衛兵の声であるな

やっぱり衝突したであるか

我は民家の屋根に上り衛兵が集まっている倉庫前へと急ぐ


村民の顔つきが段々と魚に近づいており辺りは生臭い匂いが立ち込める

インス〇スであるか!!


数人の村人を衛兵が切り倒しているが、村民たちは怯む様子がない

むしろ”贄”とか”供物”とか囁いており殺る気マンマンである


「お待ちなさい!!」

突然の叫びに動きが止まる衛兵と村民

きょろきょろと辺りを見回し、屋根の上のこちらに気付く

「何者だ!」「お嬢ちゃん!危ないから降りなさい!!」など聞こえてくる


「人の世の生き血をすすり、不埒な悪行三昧!神様が許しても私が許しません!!愛と希望のマジカル少女イオラが成敗します!!」

しーんとなると悲しいものがあるだが?


「・・・・この日輪のハンマーを恐れぬのなら、かかってこい!!!」

いまいち反応がよろしくなかったので、無理やり切り込んで行くである


マジカルステッキという名のハンマーを振り回し、魚人となった村民をぶっ飛ばしていく

しばらく呆けていた衛兵たちも動き出したので制圧も時間の問題である


その時、沖合の海が青白く発光し始めた

ようやく使徒のお出ましの様である


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