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閑話 天神・コーカフィエル

『これより、次期主神を定める代理戦争を行うものとする。皆の者、異論はあるまいな』

周りを見渡すが誰も口を挟まない。


『約定通り、それぞれの使徒を世界に遣わし最後まで残った使徒を持つ神が主神となる』

これも前もって通達して負った通りの事


『では、各々使徒を遣わすがよい。また、使徒同士の戦いは円卓の水鏡にて確認取れよう。』

儂は能力を上げたドラゴン・・・えーと名前はなんじゃったか・・・

フェ・・フィ・ル・・そうそうフィエルじゃった

を下界へ遣わす


我々神が座する空間の真ん中には円卓が置いてあり、その中心には聖水が張ってある

神力をもってすれば、この聖水に我が使徒の様子が見れるようになっておる


『ではフィエルよ、他の使徒を殲滅してまいれ。』

ドラゴンは頭を下げてから聖水へ入っていく。

うむうむ。愛い奴よの。


『さて、各々方。それぞれ使徒を送り込めたかの?下界時間で2日ほどは確認取れぬじゃろうが、それ以降は使徒の行動が見れるようになるからの』

儂も準備に此処まで時間かかるとは思わんかった

しっぱいしっぱい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

儂は自分の結界空間に戻る

この神界においても各々が結界を張り自分の空間を持つようにしておる

神々とて”ぷらいべーと”は必要じゃからな


最強種であるドラゴンを使うなど卑怯とか言うておったが、そもそも下界を創造したの儂じゃし。

ためしに下界の事を、他の神に任せてみれば散々な状態じゃったからのぅ

あれで管理が出来ると思うておるのか。


まぁドラゴンに勝てる者が居るとは思えんが、下界の信者へ託宣してやろうではないか。

儂の信者は下界中に大量に居るからの

今の教皇はなんじゃったかの・・・おぉ、こやつじゃった

どれどれ。


なにやらギラギラした部屋に数人の女とともにいる、周りの毛を残し頭頂を反り上げた太った男に声を届ける

『コモロよ・・・コモロよ、聞くがよい。遠くない未来に他の7神が叛意をもって諍いを起こそうとしておる。神々同士での諍いをすれば世界が滅びるため、それぞれの使徒の戦いとなるであろう。』


なにやらビクゥ!!としておるが、まぁ良い

『この諍いは必ず勝利せねばならぬ。その為、我が使徒、ドラゴンのフィエルと共に神敵である他の使徒を殲滅せよ』

負けることは無いと思うがの。

これくらい言わんと危機感が無いであろうからの


『敵は泥人形、蛇、獣、亜人の姿をしておる。』

じゃったよな?

なんか一つ変なのが居った気がするが・・・・


『敵は強大である。我が使徒と共に神敵である敵使徒を殲滅せよ。』

いくら弱そうであったとしても人間程度が幾ら集まろうが勝負にならんであろうから

フィエルに頑張ってもらうしかないであろうな


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

また、円卓の前に座る

他の奴らも気になっておるようで全員揃っておるわ


『そろそろ、聖水の準備も整ったであろう。』

儂は円卓に神力を注ぐ


席の卓部分に四角のヘコミが出来、中央の聖水までに溝ができる

溝を伝い卓のヘコミ部分に聖水が溜まる


聖水の流れが落ち着き水鏡のようになるとドラゴンの姿が見えてきた

『うむうむ。ちゃんと下界に居るようじゃの』

ドラゴンが居るのは大陸のほぼ中央にある天竜山火口


大陸中央であれば、どの方角へも直ぐに向かうことができる

”ないすぽじしょん”じゃ!!




他の者も同じように手元の水鏡を見ておる

うむ?オノクライスだけ、なにか慌てておるな

『どうしたのじゃ?オノクライス』


『な・・・なんでもないわ!!』

なんでもあるじゃろう。その態度で丸わかりだわ

へたくそか!


儂は黙って中央の聖水に世界図と其々の使徒を示すマーカーを表示する

大陸はいくつかあるが、主に文明が栄えている大陸は一つである

その為、使徒を遣わすのもこの大陸にしているのだが・・・・


『使徒の数が合わんの・・・』

使徒を現す光点が7つしかない

儂のドラゴンは先ほど見た通り、中央の天竜山にマーカーが光っておる


『僕のは西の端っこだね』

『オレ・・・・ミナミ・・・』

『ふぇっふぇ、あたしの坊やは北の山脈みたいだねぇ』

『我の眷属は東の渓谷か・・・』

『わたしのは・・・おやおや、北東の沼地かえ?』

『吾輩のペットは・・ふむ。南西の森か。』


ふむ。

どうやらオノクライスは使徒の反応をロストしたようじゃ


『あれあれあれ?オノクライスの使徒がいないようだけど~』

『フム・・・キケン・・・シタ』

『おやおや、逃げちゃったかい?確か人間だったよねぇ』

『人では闘えまい。』

『人間じゃぁねぇ・・・マーキングしてなかったら、紛れるの当り前じゃない。』

『逃げたのであればそれで良い。しかし紛れているならば厄介であるぞ?コーカフィエルよ。そもそも逃亡は出来るのか?』

スルグットは鋭いの


『この代理戦争、使徒としたからには逃亡は出来んようになっておる。スルグットの言う通り、ちと厄介であるな』

人間など、どこにでも沸いているのだからな

居場所が解らぬのは厄介すぎる


『オノクライス・・・お主の使徒に印をつけていなかったのか』

『・・・きちんと付けたわよ!!神器にした鎧に!!』

一同愕然とする


確かに肉体に印を付けるのは時間が掛かるが防具であればすぐに付けることが出来る

『・・・印を肉体に付けるというルールはない以上、文句は言えんな』


『そ・・そうよ!ルールに無いんだから防具に付けても問題ないでしょう!!』

『問題はない。・・・ないが、お前の使徒はどうやって印が解らないようにしているのだ?そういった能力なのか?』

あっ・・・目を逸らしおった

こやつも解っておらんな


『いまさら止める訳にも行くまい。このまま続行とする。オノクライスは一刻も早く使徒を確認するよう努めてくれ』

そうしないと面倒だから人間全部滅ぼすとか言い出しかねんのじゃよ


はぁ・・・厄介厄介・・・・



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