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さて、街に入ったのであるが。

馬車が通る車道は石畳が敷き詰められ、両横には白塗りの壁をした店舗が並ぶ。

大通りに面した一等地というわけであるな。


金属で補強された木の扉に、窓?壁に穴があけてあり金属の格子が埋め込まれている

おそらくガラスが作られていないか貴重品なのであろう


ほむ

店の内容はパンに食堂。あれは携帯食料であるか?

雑貨に防具類、研ぎ師なんてものもある


おお鑑定屋があった

名前はボルタッ〇商店ではないが。


ざっくり見た感じ、街の外へ出るときに買い忘れたものなどを買えるようにであろう

そうでなければ日の出前から店を開けないであろう


てくてくと大通りを道なりに歩いていくと

大きい道との交差点を幾つか通り過ぎ15分くらい進むと直径100メートル程の広場に出た

ここが中央広場なのであろう


中央が一段高くなっており、3メートル程の偉そうなオッサンの銅像が立っている

周りは、ほむ。

ロータリー交差点になっているのか。


正面に見える高い塔が付いている大きい建物。

おそらく教会なのであろうが、どの神を信仰しているのか。

ここに入るのは保留にしよう


道を挟んでの建物も大きいが、入り口の上にでかでかと天秤のマークが彫られている

ううむ。おそらく商業ギルドであろうか


さらに道を挟んだ横。

我が歩いてきた道の右側であるな

少し手前に空間を開けて2階建ての建物が立っている

この入口の上にもマークが彫られており、盾の左に森右に剣が3本描かれている

また同じマークの旗が立てられていることから街の庁舎か、それに付随する建物であろう

そういえばこの街の名前はなんであろうか


最後に庁舎と教会の間に立つ建物

歩いてきた道の左側。

2階建ての建物で入口に扉はなく盾の後ろで剣と槍が交差しているマークが彫られている

これが狩人ギルドであろう


あけ放たれた入口から中を覗いてみると

中は狩人たちなのであろう人が詰めかけている


流石にこの中に突っ込む気はない

急ぎでもないため辺りを散策してみよう


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大まかに歩いてみたが、この街の大きさはおおよそ2キロ四方の城塞都市のようである

東西南北にそれぞれ門があり、我が通ったのが西門となる


大まかに西側地区が狩人向けの宿や鍛冶職人が集まるエリア

南側が商人が多い商業エリア

北側が市民たちが多く集うエリア

東側が領主や貴族たちの住むエリア

で分かれているようだ


うろついている間に1時間くらい経過したようだ

ちらほらと露店も立ち並び始めたので肉串を買って食べながら歩く


パンは前世のテーブルロール位の大きさで2個1銅貨

でも、無茶苦茶硬い

肉串は1本2銅貨だった

なんの肉かわからないが大き目の赤身肉だったので安いくらいではなかろうか



二度目の狩人ギルドである

入口の扉がないのは、あの混雑で扉の開閉が出来なくなるからではなかろうか


覗くと奥にカウンターがあり女性が座っている

左奥には大き目の通路。むろん扉はない

右奥も大き目の出入口があるが中にテーブルなどが置いてある

ラノベ定番のギルド併設酒場であるか?

まぁ行くのは奥のカウンターなのであるが。


近づく我に気が付いたのか女性が声をかけてくる

「こちらへどうぞ~。本日はどのようなご用件でしょうか?」


手を挙げてアピールしている

人間種の女で新緑の髪をポニーテイルにしている

身長は然程高くなく160センチあるかないか。胸部装甲も控えめである


「狩人登録したいのだが、こちらで出来るのか?」

「はい、できますよ!文字は書けますでしょうか?書けないのであれば代筆も可能ですよ?

あと登録料が銀貨3枚です!」

「ああ、わかった。たぶん大丈夫と思うけど、わからなかったら頼む」

ざっと見て、渡された用紙に記入していく


名前 エクス

年齢 18

職業 剣士・魔法使い

これだけ?


「これでいいか?」

用紙というかメモ切れというかを渡す


「はい。エクスさんですね。18歳で剣士と魔法使いですか?その若さですごいですねぇ。」

「そうなのか?田舎から出てきたので強さが良くわからないんだが」

「いえいえ、とても凄いことなんですよ?ちなみに、魔法属性を公開します?」

「あぁ構わない。火・風・水・地・光だ」

「ふぇ?5種類?す・・すこし、おま・・おまちください!」

受付はバタバタと慌てて奥へ入っていった

 

しばらくして禿げ頭の大男が出てきた

筋骨隆々で2メートルを超えているのは間違いなさそう

頬に傷があり、いかつい顔が更にいかつくなっている

有名な一子相伝漫画にでてくる牙〇族の親父みたい


「てめぇが5属性持ちかぁ?ホラふいてんじゃねぇぞ」

何を言ってんだこいつは


「人の言葉もわからん禿げ猿に説明する必要はないな。とっとと森に帰れ」

周りから失笑が聞こえるが、目の前の禿げ猿は顔を赤くして震えている


「あの、あの!エクスさん!その方はここのギルドのサブマスターです!」

最初に応対していた受付が叫ぶように話しかける


「ほう。猿でもサブマスターになれるのか?せめてギルドマスターは人間だろうな?」

受付に確認したのに禿げ猿もといサブマスターが叫ぶ


「てめぇ!!いい気になるな!」

腰から斧を引き抜き襲い掛かってくる


力はそれなりだが速度がない。

余裕でよけれる。ひょ~い


「てめぇ!避けてんじゃねぇ!」

サブマスは更に激高して斧を振り回す。やっぱり猿じゃね?


ひょいひょいと避けているうちに騒ぎを聞きつけて居残っていた狩人たちが周りを囲む

いつまで続ければ良いのか


「何を騒いでおるか!!」

入口から年寄りとオッサンに複数の兵士が入ってくる

声をかけたのは年寄りのようだ


「グランツ!貴様何をしておる!!ギルド内で武器を抜くとは覚悟ができているのじゃろうな!!」

ほむ。

禿げ猿はグランツというらしい

「!ギルマス!!違うんだ!こいつがウソの内容で登録しようとしやがったから・・」


「ウソで登録?・・・お前さん嘘に内容で登録しようとしたのか?」

我に聞いているようだ


「なにを嘘と言っているのかわからんが?禿げ猿がいきなり襲ってきたから回避していただけだぞ?」

「ふざけるなぁ!!5属性持ちの魔法使いなど居るわけないだろうが!!」

禿げ猿が我の声を搔き消すかの如く叫ぶ

周りでは「5属性だと・・」「マジか・・」「是非とも勧誘を・・」などの声が聞こえる


「ふむ、確認もせずに嘘と決め込むか。ならば別の街で登録するとしよう。」

我はこの街で登録する必要はないであるからな


ギルドから出たいのだが年寄りとオッサンが出口を塞いでいる

「街を出たいので、そこを退いてくれないか」

我は優しく話しかけた。我、紳士だからな!


「・・いや、いやいや・・少し待ってくれないか?」

「そうじゃぞ?別に急ぐ必要はなかろ?」

オッサンと年寄りが止めてくる


「まぁ待ってくれ。私はこの地域の領主でメンシン=カンプファンという」

「儂はトゥレライト。狩人ギルドのギルドマスターをしておる」

ほむ。

こやつらは話が分かるらしい


「俺はエクス。朝方この街についたばかりだ。」

「そうかそうか。ではエクス君、もう少し話を聞かせてもらえないか」

「そうじゃとも。おい君!教会へ行って能力鑑定の儀を依頼してきてくれ」

後半は後ろの兵士に言ったようだ


能力鑑定の儀?

なんぞそれ。

まずい処は偽装で誤魔化せるかのう


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