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風雲

ラミアの吸収が思いのほか時間がかかったようで、もうすぐ夜明けになろうとしている。

!!!

突如響く爆音と地響き

なにごとー!!!


急ぎ洞窟の外へ出る

いや、天井からドカドカ土が落ちてきているから崩落するかもしれんし


まぁ我、滴る者だから『魔核』が無事なら隙間から脱出できるけどな?

でも手の内をさらけ出さないほうが良いように思えたのである


幼女ラミアの姿のまま外を目指す

む?

何やら出口が白く光っている

夜明けには未だ早いはず


なんだあれ?

もう言葉も出らんとです

崖下に広がる森の中から『光る壁』がそそり立っている


場所は・・・・蜘蛛の巣のあたりか?

近いであるな


あの光の壁が残りの誰かのスキル攻撃であろう

戦闘しているか、もしくは終わったか


どちらにせよ情報がない。

ただの魔物のふりをして近くまで寄ってみるしかないのであるが・・・


光の壁も低く、小さくなっていく

壁のあったあたりの樹々は軒並み消え去り、地面に深い溝ができている


ひょっとして壁でなく剣撃だったであるか?

アニメや漫画でよくある、気とかオーラとか飛ばすやつ

わー。ないわー。

アレ、絶対強い奴やん


ふー。やれやれ。

あのような攻撃は味わいたくないのであるが


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ぷるぷる

我は涙滴型になって元凶と思われるものへ近づいていく

当然、魔核と魔力を通した水を大量に次元潜宙に潜ましている


いまは次元潜宙している場所から細く水をのばし涙滴型を操作しているところである

昔あったリモコン戦車みたいなものである。


なに?

リモコン戦車を知らないであるか?

操作部とプラモ戦車が配線で繋がっていて、配線の範囲内で動かせる物なのだが。


その様な状態で、状に細く繋いだ水で涙滴型を操作しているのである

出来る限り、近寄りたくないであるからな。

有効範囲は500mと行った所である



草の根わけて、ぷるぷる進む

しばらく進むと地面が抉れて土が剥き出しになり道のようになっている箇所にでた

おそらく光の壁があった所であろう。


さて、どちらへ向かおうか・・・

むう・・・

道の先に人影が見える

アレが元凶であるか・・・


ほむ。

遠目であるが、足2本・手が2本。胴体があって頭が一つ

完全に人型であるな。

もう一体が・・・

ほむ。こちらは擬きの方であるか。

人型の背中から羽が生えており、天使の様相をしている


我はゆっくりと奴らへ近づいて行く


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「これで終わりかな?」

銀色に光る全身鎧を纏い、光り輝く剣を鞘に納めながら男が言う


「あなたが倒した魔物が“大猿”“蟲人”“地竜”でしたか・・・

他の8体も魔物同士で殺しあっているでしょうから、そろそろ終わりでしょうね。」

ゆったりとした白いドレスを着た羽の生えた女が答える


「さっきの幽霊?とっさに剣技で倒したけど何番目の奴かな?」

ほむ。

レイスは倒されたか。


「最初に選ばれた貴方が最強に設定されていますから、何番目でも倒せば一緒でしょう?」

こいつらが1番目・・・

あの自称女神が最初に作ったなら、それなりのスペックなのであろう

たぶん2番目以降は飽きて適当になっていったんだろうしな


「違いない。終りなら、とっとと此の空間から出してほしいよね。いい加減疲れたし」

「まぁ残っていても、あと1~2体でしょう。それらを倒せばすぐに出れますよ」

「そう願いたいね・・・・ん?」

むう。

見つかってしまった

「へぇ?スライムがこんなところにいるんだ。こいつも転生者なのかな?」

男の靴底が迫る

ぷち





ほむ。

リモコンは殺られてしまったか。


この距離では会話は聞こえない

どうやら移動せずに野営する様だ。火おこしをしている。


相当な手練れである。どう考えても同時に相手はできない

分断させるにはどうすればよいものであるか・・・・


我を倒しきれていないことに気付いていないうちに手を考えねば・・


うん?

なぜ倒したのに気付かないか、であるか?

ほむ。

転生者を倒した場合、自分のステータスが上昇する。

我は吸収という形だが、あやつらも何かしら強化されていくのだろう。


ならば何故気づかないか。

”スライムの経験値が少ない”と転生者は思い込んでいるからである

つまり1匹倒したところで目に見えてステータスが変わることはないと思っているのであろう。

ゲームのやりすぎであるな。


そういえば、擬きは我の事を感知していなかったであるな。

さっき、あの擬きはなんといった?

『まぁ残っていても、あと1~2体でしょう。』

奴らも数を把握していない?

だから見つけ次第殺していると。


我が13番目だったことから、奴が倒した“大猿”“蟲人”“地竜”。

我が簒奪した“大蜘蛛”“ラミア”蜘蛛の非常食であった“カマキリ”“幼女”

我と奴を足して9人。残りが最大でも4人となる。

それも、それぞれが戦わずにいた場合だ。


他の奴らと共闘する?

無理であるな。そもそも擬きどもは殺し合いさせているから協力するまい。

ほーむ。

どーしたもんかー




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