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漫才『保育士と生意気な子供』

作者: 沖マリオ

二人:はいどうも~。よろしくお願いします

ボケ:いやぁ、この前テレビで保育士さんの特集やってたんだけど、保育士さんって大変だよな。

ツッコミ:確かに。今は夫婦二人とも働いてる家庭、多いですからね。

ボケ:その中でも一番大変なのはひねくれまくった子供の世話ね。

ツッコミ:まぁ、それも確かに大変なんだろうけど、ひねくれまくった生意気な子供なんてそうそういないだろ。せいぜい保育園全体で1人か二人くらいじゃね?

ボケ:アホか、お前。よく言うだろ?――”一匹見つけたら30匹はいると思え”って

ツッコミ:それゴキブリの話だから! いくら生意気だからってゴキブリと同列に扱うなよ!

ボケ:いや、でも本当にそれくらい、そういう子供の世話ってめちゃくちゃ厄介なんだから。



~~コントに入る~~

ボケ:先生、おやつはまだ?

ツッコミ:あら、さとし君。もうお腹空いちゃったの?残念だけどおやつはもう少し後よ。ほら、他の子達と外で遊んでらっしゃい。

ボケ:はぁ……。おいおい、先生。それは正気で言ってるのかい? もしそうなら早々に病院で頭の治療を行うことをお勧めするよ。

ツッコミ:ちょっと待て! コイツ本当に保育園児か? めちゃくちゃウザいんだけど。

ボケ:先生、僕はお腹が空いたから「おやつはまだ?」と聞いたんだ。それなのに、「外で遊んできなさい」だって? ハッ、思わず笑っちゃったよ。

ツッコミ:ぶん殴りてぇ~! この保育園児、心の底からぶん殴りてぇ~!

ボケ:いいかい、先生? 僕は空腹――つまりカロリーが不足しているんだ。そんな時にさらにカロリーを消費するような外での遊びを提案するなんて……。まったく、一歩間違えれば幼児虐待だよ?(嘲笑)

ツッコミ:いいよね!? もう我慢する必要ないよね!? もうコイツに関しては幼児虐待とか適用外ってことでいいよね!?

ボケ:ふー、やれやれ。そうやってすぐに大人は暴力で解決しようとする。できればこんな大人にはなりたくないものだよ。

ツッコミ:誰かー!! 鈍器のようなものを持っている方はいらっしゃいませんかー!?

ボケ:まぁでも、先生だってマニュアル上「外で遊んでおいで」って言っただけだもんね。僕だってここで一方的に先生を悪者扱いするのは酷な話だと思うよ。

ツッコミ:ヘイ、SHRI! 児童虐待法の抜け道を教えて?――(shiriの音声機能)”すみません。その質問の答えは分かりません。”――(ツッコミの声)……うん、だよね。ごめんな、SHIRI。変なこと聞いて。

ボケ:まぁ、先生はこの保育園ではまだ新人のようなもの。「マニュアルとは違っていても、時には状況に応じて臨機応変に対処しろ」なんて言っても、まだ難しいよね……。仕方ない、今日のところは僕が折れてあげるよ。――健太郎君! あきら君! 僕も鬼ごっこに入れてもらっていいかな!?

ツッコミ:微塵も可愛くねぇ!!! っていうかお前と喋ると健太郎とあきらに悪影響だから近づくな!!!――って、ちょっと待て! なんなんだよ、このクソウザい保育園児は!!

ボケ:な? こんな子供の相手もしなきゃいけないなんて、保育士さんは大変だろ?

ツッコミ:こんな保育園児いるわけねぇだろ! いいかげんにしろ!!


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