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PTェ…

作者: うどん

PTAとは、子供たちに無差別に無償の愛を施す慈善団体の事である。

…多分。

PTA、若しくは保護者父兄会など、

それらの組織は実は強制加入では無い事を知らない人は以外にも一定の割合でいる。


PTAが強制加入で無い証拠?

では逆にPTAが強制加入である証拠はあるのだろうか?

――それが答えです。


PTAが任意加入でない根拠は、

逆に強制加入であるという法律がないから。

国民は法律で義務とされていないことに従う必要はない。

それではなりたくないという人が増える?

やりたくないならやらなければいい、

それで人が足りないのなら仕事を削減すればいい

それでも成り立たなくなるのなら、

いっそ無くしてしまえばいい。


無くせば困るというのなら業者に外部委託すればいい。

理想は追求する。けれどもそれを自分達が行うのが嫌、

ならば何処かで妥協が必要なのでは?


学校への保護者の意見口としての機能?

別に保護者の横の繋がりが学校に一言言う為に必須、と言うものではありません。

今の時代、効果があるのはお父さんお母さん達の生の声よりも、

メディアと弁護士の方が効果的です。

イジメがあると保護者が訴えたところで面倒なモンスターペアレンツ扱い。

けれど教育委員会や学校相手にメディア、弁護士などの『力ある者』を執行すれば、

あら不思議。校長が深々と頭を下げて謝罪を行います。

使えない組織に奉仕したところであらゆる意味で無駄です。



結局、反論する人の意見はこうです。


Q 業者に頼めばいいのでは?

A お金が掛かるじゃない


Q ではそれだけお金が掛かる仕事を無償で行えと?

A それでもそういう助け合いあっての…。


Q 助け(合う)とは? 私を助けていただけるのはどなた?

A 暇そうな人が…。


Q 暇そうな人はどなた?

A あなた。


Q 専業主婦なら暇だと?(暇…無いわけじゃないですが。)

A 少なくとも兼業主婦よりかは。


Q お金を稼ぐ代わりに自由を得る。ライフスタイルは自由では?

それともPTAとしての労働の対価は頂けるので?

A 子供たちの為なのにお金を取るなんて!!


Q 私には無償労働とか無理です。あなたがどうぞ。

A わ、私は忙しいし、下の子も小さいし。

それより、親のあなたがそんなこと言ってると子供が虐められるよ。


Q 全ての子供たちに無償で善意を公布する組織がイジメを仄めかすおつもりで?

A ぐぬぬ…。





逆に、専業主婦の人にPTAを押し付けられそうになったときはこう言えばいい。

「あなたが専業が忙しいと言うのなら

子育てをしなくていい代わりに、

あなたが専業主婦の価値であるという額の、

代金分の仕事をこなせるんですか?」と。

専業主婦の仕事には1000万円の価値があるという人には、

旦那さんの代わりに1000万円稼いでもらった方がいいのではと思います。

家政婦を雇ってもおつりが出ます。



それと仮にPTAに万が一は行ってしまったが、お仕事はしたくないという人は、

旦那さんはPTA役員決めの会議に代理出席させては絶対にOUT。



旦那「じゃあうちがやります。」か~ら~の~、

→ 旦那「ああ、ーーの役(厄)引き受けたから。

うん、頑張ってね

俺は仕事があるんだーー頼むよ。」フルコンボ、やったねっ!!

…こうなります。


あなたが旦那に対し、

「あなたが勝手に引き受けてきたんでしょ。」

と言ったところで、もはや手遅れ。

精々、


旦那「俺の顔に泥を塗る気かっ!!」

あなた「あなたが持ってきた泥なのだから被るのがあなたなのは当たり前でしょっっ!!」

と喧嘩になるだけです。






此処まで正論を述べてきたつもりですが、

でも結局この社会って、正論よりも発言力の方が重要になってくるので、

正論を覚えても裁判位でしか使えないんですけどね。

はっきり言いたいことを言える人は、

はっきり言いたいことを言えない人に妬まれるから。

その上でも黙らせて押し潰せるだけの圧力があれば、

臆病な人たちは裏でこそこそいう以上の事はできない。

図太く強く生きていれば万事に通じます。


つまり、まとめると。

お金も出したくないけれども面倒なことはしたくない。

結局(自分以外の)誰かが頑張ってくれるのが一番いい。

だれかがやってくれないと困る。

面倒な雑用で誰かにたいして感謝されるわけでもない係を誰かにやってもらわないと困る。

そんな『人間』がPTAが嫌われる最大の要因となっています。


子供の為に行う『結果を出すための』目的があって行う手段としての労働では無く、

自分達が今までやってきた慣習を『実行するための』手段を行うこと自体を目的とする労働。

それがPTA。


哀しいことに本来のPTAの目的理念から外れて、

私もやったからあの人にもやって欲しいという、

日本人特有の出る杭は打たれる共同体意識(あしのひっぱりあい)的な善意の押しつけ文化により、

行動だけが残ってしまったPTA。


それでもやっぱり必要ですか? PTA。

気に喰わないものは潰せる力を使って潰すのが私的JUSTICE。






…まあ、子供たちに平等であるPTA論を語っておいてなんですが、

平等社会って気持ち悪くて嫌いなんですけどね?


日本では海外よりも子供に順序を付けたがるなんて言う方、

教育関係者に結構いますけど、

実際、海外の方が学年1位の子とか、クラス1位の子の扱いってもっと明確ですよ。

彼ら彼女らの言う海外では~って、何なんでしょうね?

あなた達が目指す妄…理想の共産国家=海外ってことでしょうか?


学年1位とか、優劣を明確にすることで、

上位の子へのプレッシャーや、

下位の子の劣等感って、寧ろそれを煽って競争を促進した方が、

それで耐えられずに落ちこぼれることを考慮した上でも、

最終総合的に子供たちの為にも国家の為にもなるのでは?

競争を否定することの真の目的は、

競争力を低下して日本の地位を下げて海外に飲みこまれやすくすることのような気がします。


そう、思わなくもないですね、戦後以降の教育者と言うものを見ていると。

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― 新着の感想 ―
[一言] 『気に喰わないものは潰せる力を使って潰すのが私的JUSTICE。』この意見に同感です。
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