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缶コーヒーからはじめよう。  作者: 崎ちよ
第2章  酔った勢いで
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第5話 「抱きしめた毛布」

□□□□□□


 遊撃(レンジャー)課程の夢を見ていた。

 目覚めた瞬間、何か体の一部分が欠けたような感覚と冷や汗でぶるっと体が震えた。

 シーツがじっとりと濡れて気持ちが悪い。

 気だるい上体を起こすと、指先がしびれ、そして尻がすぼみ腹の底が凹むような痛みを味わう。

 貧血の感覚。

 あの夢を見るといつもこうなる。

 白山(はくさん)

 春は穏やかで、紅葉も美しい、そんな観光スポットでもある山。

 だが、あの日の白山は、その名前どおり全てが真っ白に染まっていた。

 地面も、空も、空気も。

 あの訓練で俺たちに与えられた任務は、雪山の中にある敵の通信所を襲撃して破壊することだった。

 もちろん、本物じゃない。

 模擬通信所。

 実際にやることは雪山にスキーで潜入し、その日の明るいうちに拠点を占領、通信所を偵察する。そして、夜には突入部隊、支援部隊、援護部隊に分かれて襲撃する予定だった。

 しかし、それはできなかった。

 あの目の前に広がる世界は、昼間だというのに視程が一メートル以下だった。

 白くて暗い。

 風が体温をぐんぐん奪い、寒さのためにだんだん視界も狭くり、どこにいるのかまったく把握できないなかで立ち往生していた。

 天候の急変。

 主任教官の山下大尉はすばやく雪洞(せつどう)を堀って耐えることを指示していた。

 俺はバディの白河と雪を掘ろうと、携帯用の小さなスコップ(えんぴ)を取り出していた。

 遊撃課程はすべてふたり行動が基準。

 訓練だけでなく風呂、食事もいっしょ。

 ふたりで一個の缶詰を分けて食べるような仲だった。

「先に掘る」

 俺は白河にそう言ってエンピを振り上げていた。

「了解」

 白河はそう返事をすると「手ー抜くなよ」と言ってニカっと笑った。

 辛うじてこの距離だったらわかる表情。

「ばかやろう」

 俺がそう答えた時だった。

 誰かが叫んでいるような気がした。

 風の音ではっきりと聞えない。

 ――……が来る……。

 ――風が……ぞ。

 一種の伝言ゲームだ。

 奥の方から、バディからバディへと伝言しているようだった。

 隣のバディが叫んだ「風が! 来る! ぞ!」という言葉が聞えたかどうかは、はっきり覚えていない。

 ごおおおという地鳴りのような音の突風が俺達を襲ったからだ。

「白河ああ!」

 白河の距離は一メートルも離れていなかった。

 俺が伸ばした手は空を切り、一瞬にして、白い風がやつの存在を覆い隠した。

 真っ白な闇。

 俺はその闇に包まれ、気が狂うかと思った。

 いや、もしかして、少しばかりいってしまったかもしれない。

 何分耐えたのだろうか。

 とても長い時間だったと思う。

 実際は一分ぐらいだったと後から聞いた……それがいまだに信じられないぐらい、あの耐えていた時間はバカ長かった気がする。

 風が過ぎていった後。

 あの突風が吹雪を全部持っていかれたと思ってしまうぐらい、白い闇は消え、視界が一瞬にして広がった。

 眩しく反射する太陽光のせいで脳ミソがクラっとなった。

 目を開けれないぐらいにキラキラと輝く世界。

 でも、俺はサングラスを取り出す余裕もなく、ひたすら目を凝らしてバディを探す。

 目が焼けてもいいと思った。

 それなのに白河の姿は消えていた。

 ニカッとしたあの顔。

 突風にかき消されてしまった。

 俺は彼の名前を叫び続けた。

 喉が掻き切れていいと思った。

 俺はその声が雪の表面に吸収される虚しさを味わう。

 それでも叫んだ。

 そうしているうちにまた白い闇が深くなっていた。

「雪洞を掘って中に入れ!」

 教官の伝言が届く。

 震える声で俺は隣のバディに伝えると復唱してきた。

 今度は逆のほうから伝言がはじまる。

「バディの安田と小島助教(コジマジョキョウ)が! いません!」

 俺はそれに白河の名前を付け加えることを一瞬だけためらった。

 それも一瞬。

 伝言を伝えなければいけないという使命感の方を優先する。

「白河! 安田! 小島助教! いません!」

 怒鳴るように俺は叫んだ。

 興奮していた。

 興奮するしかなかった。

 もう何がなんだかわからなくなっていた。

 必死で、何をしていいかわからず。

 とにかく、言われるがままの行動をとっていた。

 無駄に声が震えている自分が今ならわかる。

 いろいろな言葉が風に吹き飛ばされ、伝言もうまくいかず、また長い時間が過ぎたように感じた。

 そのうち、教官から「動くな!」という伝言がまわって来た。

 不意に俺の肩を叩く感覚がある。

 よかった、いたんだと思った。

「白河、よかっ……」

「おい、綾部」

 振り向くと、そこにいた男は白河ではなく安田のバディである平川だった。

 眉毛と睫毛(マツゲ)に白い雪がへばりついている。

「あいつらを探しにいこう」

 白い息と一緒にでる声。

 俺と同様に震えていた。

「教官が動くなって……」

 俺がそう言うと、怒ったように平川は「バディが飛ばされたんだぞ!」と叫んだ。

「俺は行く」

 平川はそう言って、谷側に滑っていった。

「平川!」

 叫んでも届かない声。

 そして、また視界が白い闇に包まれた。

 ……。

 そこで今日は目を覚ましていた。

 この夢を見ると、子供のように全身が震えて、心が縮こまる感覚に襲われる。

 ミハルさんと会って、抱き合った後、ちょっと眠ってしまった時、この夢を見たことがある。

 今と同じように貧血と動悸で顔を真っ青にしていると、ミハルさんは俺を優しく抱きしめて、そして頭を撫でてくれた。

 少し意地悪に、マザコンっていいながら。

 そうか。

 そうだ。

 あれ以来見ていなかった夢だ。

 久々の感覚を味わい冷静になれない自分。

 俺は自分を取り戻そうと上半身を起こすが、心臓だけがバクバクいっている。

 もう一度横になり毛布を抱え込むようにする。

 何かにすがりつきたい。

 その衝動で布団の上で落ち着く体勢をとろうとするが、抱きしめた毛布では何かが足りなかった。

 もう、ミハルさんはいない。

 俺を包んでくれる存在はいない。

 どうしようもなく、唸りながら毛布を抱きしめていた。

 しばらくして落ち着いた俺は、のそのそと台所に行って冷蔵庫の中の牛乳パックを取り出し、コップに注ぐことなく一気にそれを飲み干した。

 冷たい液体が腹を一気に冷やして気持ち悪かった。

 ……ミハルさん。

 あの感触を心の底から求めてしまう。そして、子供のように泣きそうになってしまう。

 三十手前の男がやることじゃない。

 そんなことはわかっている。

 でも、どうしようもない衝動だった。


 □□□□□□


 白山遭難事故。

 遊撃課程は名前どおり|遊撃部隊(ゲリラ)の要員を養成をする教育だ。

 一般的に危険な訓練だと言われている。

 だから、学生よりも教育者の方が多い。

 ひとりの学生に対し、ふたりの助教がついてまわると言っても過言ではない。

 この事件の後、三期分ほど助教として参加したが、教える方が学生のときよりも数倍苦労したことを覚えている。 

 あの日の記憶。

 あの強烈な突風と吹雪が去ったあと、視界が開けた世界に写ったのは飛ばされ足や首が変な方向に曲がったまま雪に埋もれて死んでいる平川だった。

 すぐに安田と小島助教――安田を抱きかかえるようにして助教は凍っていた――を見つけた。

 吹雪を乗り越えて体力の消耗の激しい俺達は教官の判断で簡単な目印をつけて、とにかく生きている人間だけでも下山した。

 白河が見つからないまま。

 後日、連隊総出で捜索。

 三日後、白河の遺体を見つけた。

 あの日から淡々とやるべきことをやっていた主任教官の山下大尉は、白河を見つけたとき初めて号泣した。

 遺体を連隊本部に運び、そこで無事を願っていた家族に死んだこと淡々と伝え、自分に責任があることを謝罪したという。

 その夜、主任教官は腹を切って死んだ。

 介錯無し。

 軍刀で腹を突き刺し、なかなか死に切れなかったのだろう、最後は自分で首を絞めている状態で見つかった。

 あの人らしいところは、汚れてもいいように、ビニールシートと白いシーツが貼ってあった。

 血文字の遺書には「申し訳ない、教育を頼む」と書いてあった。

 平川は安田を見捨てなかった。そして、死んだ。

 俺は白河を見捨てた。そして、生き残った。 

 主任教官は見捨てた俺を救った。そして、腹を切った。

 申し訳ない。

 そう言い残した教官は責任をとったのか、逃れたのかはわからない。

 ただ確かなことはひとつ。

 平川と主任教官に責任を押し付けたまま。

 俺は未だに生きていた。


■■■■■■


「あいつ……悪さしてない?」

 将校食堂で向かい合って食べている(あきら)は、少し探るような目をして聞いてきた。

 そんな彼女の表情が面白いので少しとぼけてみる。

「あいつ?」

「綾部軍曹」

「なんで?」

「何って? セクハラというか、なんか軽るそうだし……そっち方面はだらしが無いって噂もあるし」

 あのね、晶。

 その綾部軍曹を私のお目付け役につけたのはあなたでしょう。

 冷徹な中隊副官で有名な彼女も、私のことになるとおどおどした女の子になってしまうから面白い。

 ……女の子は言いすぎか。

 お互いに。

 年齢的に。

 まあ、とにかく私はそんなかわいい晶を見ていると、ますます、とぼけたくなってしまう。

 私は少し腰を浮かせて、晶の耳元に顔を寄せる。

「しちゃった」

「えっ!」

 彼女は箸でお漬物をつまんだまま固まった。

 あまりにもらしくない、そんな戸惑った顔だった。だから私はすぐに「ごめん、冗談」と言った。

「冗談でもやめて」

 口を尖らせ抗議している。

 かわいい。

 普段、キリっとしていてカミソリ副官、おつぼね副官なんて陰口を男どもからされている彼女。

 それと今の表情のギャップを見たら、男――特にM男――はイチコロだと思う。

 M男か……。

 綾部与助(アヤベヨスケ)

 あの人はM男だと思う。

 中隊長や晶の命令というのもあるけど、貴重な休みを私なんかの監視に使っている。

 ……付き合っているひとがいるというのに。

「だいたい、中隊長に彼を推薦したのは晶でしょ」

「推薦……していない、ただ、中隊長が条件出す中で一番マシだったから」

 なるほど……私はだんだんいじわるな気持ちになってきた。

「マシ……って? そういうので決めちゃったの?」

 少し大げさにいう。

 やっぱり彼女は慌てだした。

「ごめん、違う、マシってそういう意味じゃなくて……あの、他の人からの聞き取りだと男気あふれるって評判でしょ、いっしょに仕事していても、なんだかんだいって、きっちりする人だし……あんなに軽薄な感じがするけど、根は真面目だって思うから」

 ふーん。

 そうか。

「で、そう思っているのにどーしてセクハラって話になるのかな」

「そういう噂もいっぱいあるでしょ、あいつ」

 確かに。

 あんなに軽薄な感じだし、職場の女性や、出入りする業者の女性達とはなぜか仲良くなる傾向にある人だ。

 そう思いながらパックの牛乳をいっきに吸う。そして、ストローから口を外した。

「よし、わかった」

 私の声で彼女もお椀の味噌汁から唇を外した。

「セクハラされる前に食っちゃおう」

「……なんでそうなるの」

「ビッチがビッチたる所以(ゆえん)

 私は笑顔のまま固まってしまった。

 彼女の瞳が揺れたから。

 言った瞬間、軽口を叩いてしまったことを後悔する。ああ……調子に乗ってしゃべりすぎた……彼女の心をえぐってしまった。

 すぐに忘れてしまう。

 彼女は私の依存症が自分の責任だと思い込んでることを。

「ごめん……冗談」

 私はさっきと同じ言葉でもう一度謝った。

 でも、声のトーンが明らかに違ってしまった。

 なんというか、重たい感じに。

「大丈夫、あの人付き合っている人がいるって聞いているし、何度か、ほら例の監視役をしてもらったけど、そういうそぶりまったくないから……それに、あれから収まっているし」

 もう、体は売っていない。

「……うん」

「ねえ」

 彼女の表情に少し陰りが出た。

「今はもう大丈夫だから」

「……うん」

「それに」

 あの男のことは思い出さなくなった。

 つい、モードに入ってしまう。

 欲情をコントロールできずに発狂しそうになる。

 もちろん、最近は少なくなったけど。

 お願い。

 たぶん大丈夫だから。

 そんなに私を心配しないで。そして、腫れ物を触るようにしないで。

 ……親友からそういうふうにされると、すごく不安になっちゃうから。

「ま、前言っていた紹介してくれるって話」

 気まずい雰囲気を変えるために別の話題を繰り出す。

「あ、うん海軍の伊藤さん」

「前、断ってたけど、会ってみようかなって」

 パッと晶の表情が明るくなった。

「真面目すぎる人だってことだけが欠点、先輩はすごくお勧め……すごくいいひとだから」

 ――学校でもすごくお世話になった人なんだよ。

 と彼女は小さい声で言った。

 統合士官学校の先輩と後輩の付き合いと聞いている。

「真面目過ぎるって晶に言われるってどのくらい真面目なんだか」

「うーん、根っからなのかな……真面目というより誠実って言ったほうがいいんだけど」

「どーしてそういう人が三十歳で独身なんだろう、なーんかありそうだよね」

 晶は笑った。

「本気の艦乗(ふなの)りは女を不幸にする……って真面目に言う人だから」

「そりゃ、会えない時間が多そうだけど」

「そんな伊藤さんも、上司から偉い人の娘さんとかとお見合いしろお見合いしろって強制されて困っているって」

「それで、どうせ付き合うなら好きな人をみつけて……と、言うわけ?」

「そう」

「なんだか、親が決めた婚約に反抗するお姫様みたいな人ね」

「どう? 真面目でピュアな心をもつ三十歳、エリート海軍士官」

「のった」

「よしきたっ」

 ニコッとする晶。しかし、すぐにわざとらしく遠い目をする。

「で、散々その伊藤先輩って人のこと言ったけど、未だに彼氏がいない二十七歳の女ふたりなんだよね……私たちも」

「……晶もそろそろ男漁(おとこあさ)りしてみたら?」

「どこにいるの、ねえ、(あさ)れる男が」

「よりどりみどりだよ、ここの職場」

 男が大半をしめる職場である。

「だめ、射程外」

「高望みしすぎ、これだから生娘(きむすめ)ちゃんは」

「だって、どいつもこいつも私の前に来るとびびってるし」

 そりゃーあなたが怖いからでしょう。

「おっぱいもあるし、美人なのに……いつも怒ってるからだめなんだよ、目つき悪くなっちゃうよ」

「そ、そーかな」

「笑顔」

「鈴みたいにできないよ、自分、不器用ですから」

 ほんと、不器用だよね。

 ……私たち。

「綾部軍曹なんてどう?」

 彼女は(むせ)てしまった。

 意外な反応。

 そこまで反応するとは思わなかった。

 いやー、よかったよかった食べ終わったあとで。

 そう思えるぐらい。

「なんで、あいつの名前がでるのよ、あんな軽薄男」

「正義感が強いみたいだし」

「男気? あんなの男気なんて言わない、単細胞なだけでしょう、この前学生連れて海軍の金沢基地に行ったときなんて、海軍陸戦隊と喧嘩していたし」

「あれは、学生が絡まれたから、仕返しに行っただけじゃない」

 海軍陸戦隊(チンピラ)に絡まれ、暴力を振るわれた学生くん達の話を聞いて、中隊長までも熱くなって……仕返しにいった話を言っている。

 その時先頭で暴れたのが綾部軍曹だという。

「そんなことなら憲兵も警察もいらない」

 確かに晶はあの時、冷静になってちゃんと手続きを踏んで抗議しましょうと、中隊長に意見具申をしていた。

 でも、そう言う彼女の顔はそれを軽蔑するような顔はしていない。

 昔から、そういう少年漫画にでてくるような男の子が好きなのだ。だから、普段見せない、少し口を尖らせてすねるように怒っている晶は可愛く見える。

 ……そう、可愛いらしいのだ。

「まんざらでもないのかなって、それにあの人たぶんM男だから女王様気質の晶だったら……」

「だれが女王様だ、このぶりっ子」

「ぶりっ子じゃないもん」

「うわ、その反応、きつい……っていうか、さっき彼女がいるっていってたじゃない」

 ああ、そうか。

 複雑な表情をする晶を見て、この話題はちょっとしない方がいいと思った。

 話題を変える。

「いい男いないかなあ、紳士でお金持ちで軍人じゃない人」

 ついつい甘えも手伝って軽口を叩いてしまう。

「ちょっと、海軍の人を紹介されようとする人間の前でそういうこと言わない」

 晶は口ではそう言うが、顔は穏やかに笑っていた。

 それから、デザートのカップのプリンを食べて食堂を後にする。

「ねえ、余計なお世話かもしれないけど、私が彼氏作らないのは鈴のせいじゃないからね、ただ理想が高いだけだから」

 彼女はそう言う。

 でも、知っているのだ。

 責任感が人一倍つよくて、真面目で、傷つきやすくて、私のことをとても大切に思ってくれていることを。

 私こそちゃんと「もう大丈夫」と彼女に言わないといけないのに。

 ……まだ、甘えたいから言えないのだ。

 晶。

 ねえ。

 ほんとうに。

 ごめん。


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