最終話 「おふたりさま」
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目が覚めたら知らない部屋だった。
私は慌てて布団を剥ぎ取って上半身を起こす。
エアコンの音と枕元にある加湿器の音だけが響いていた。
昨日は……いや今日か。
綺麗に整頓された部屋の中は一貫の匂いがした。
えっと。
ここは彼のアパートね。
落ち着け。
えーっと。
エアコンの風は直接肌に触れる感覚。
あれ、服を、着ていない。
私は自分が下着姿であることに気づき慌てて布団を被り直す。
えー。ちょっと。
落ち着け、一貫の部屋で下着姿。そうだ、うん。それだけだ。
人の気配はない。一貫はいないようだ。
とりあえず、私は一人で寝ていたようだ。そっと布団を剥いでまた起き上がった。
右を見る。
青いバケツが一個ぽつんと置いている。そしてその横にはタオルとミネラルウォーターが二つ。
左を見る。
女性ものの下着。それを手にとってみる、コンビニによくあるやつだと分かった。そして私が使っているものよりもサイズが小さい。
そしてもう一度バケツを見た。
その隣の加湿器に貼られた付箋紙を見る。
『大川一貫の部屋でございます、押入れ以外はご自由にお使いください』
ため息をついた。
そうよね、あれだけ酔ってたんだからまさかしちゃったとかそういうことはないよね。
『昨日はだいぶ酔っていたので部屋で寝ていただきました。俺は別のところで寝ていますので心配しないで下さい。鍵は予備を持っていますので外に出るときは鍵を閉めてください。また別の日に鍵は受け取りにいきます』
とメモ書き。
適温のエアコン。そして加湿器。
なかなか準備がいいらしい。
そして、そそくさと自分の体に触れ。
昨日……いや今日、いやそんなことはどうでもよくて。
ああああああああ。
恥ずかしさで顔が熱を帯びるのを感じる。
そうだ、酔ってさんざん彼に絡んだ挙句、この部屋に来て……。
うわっ。最低。
すっごい嫌な女している。
絡みまくってた。年下の男子に。
うあああああああ。
今度は声を出して恥ずかしがってみた。いや、ぜんぜんだめだ。恥ずかしさが拭えない。
くうううう。
思い出せ。
そうだ、昨日、あのバーで牡丹の話になって、私は感情的になっていた。
牡丹のことで自分を責めてしまっていた。
――私も伊藤さんも彼女に遠慮して近づかなかった。
――あんなに、簡単に心が折れるとは思わなかった。
――もっと、早く気づいて、もっと早く私たちが近づいてプライドも何も捨てさせれば死なずに済んだ。
そういうことを何度も言って、あの時のことを悔やみだして。もちろん私たちではどうしようもなかったことはわかっている。もう理解している。
牡丹の自殺は上司のパワハラが原因だった。
でも本当の原因はそれに耐えれない自分を彼女が許せなかったことじゃないだろうかと最近は思っている。
だから、許せるようにしてやれば、きっと死なずに済んだと思う。
もちろんその上司は憎い。しかも今でものうのうと生きていると聞いている。呪い殺すことができるのなら、とっくの昔にやっている。早く死ねばいいのにと思う。
でも、それ以上に彼女に「弱くていいよ」と言ってやれなかった自分が憎い。
散々ぐだを巻いた挙句、一貫に肩を借りてタクシーに乗った。
タクシーの運転手から「ちょっと兄ちゃん。お連れさんが家に着くまでちゃんと最後まで面倒みないと、一人にしちゃいかんよ」と一貫が怒られたのを覚えている。私もそれに乗っかって「そーだ、普段面倒みてるんだから恩返ししなさい」と言ったのを覚えている。タクシーに乗ってからは、彼が私の軍人宿舎だと人の目があるとかホテルは一杯だとか、俺は出て行くから部屋使ってくださいとかごちゃごちゃ言っていたと思う。
私はどうでもよくて「うん」と返事してたっけ。
ああ。
それで、部屋に戻ってきて。
あんまりにもそっけないから。
コタツに入るなり、服を脱いだというか。いや、恥ずかしがるから、ついそれまでのやり取りがかわいいなって思って。
うわああああ。
セクハラだよね。これ、ちょっとやばい。
はあ。
部屋についてからの地面に頭を打ち付けたいほどの恥ずかしい記憶がよみがえる。いや、実際頭を振って布団の上で床に頭を打ちつけた。二日酔いで気分が悪くなっただけなんだけど。
やばい、吐き気が。だめ、だめ、ぜったいだめ。これ以上の醜態は見せられない。まさか一貫の部屋のゲロバケツにゲロゲロしたら、ただでさい少ない女子力が霧散してしまう。
そもそも女子がゲロゲロとかもう。
部屋に戻ってから、戻ってから……。
――寒い。
そう言って彼の手を引っ張って抱きついた。
酔ったせいだけじゃない。あの心地よさを味わいたかたっから言い訳をして抱きついた。彼は慌てて体を横回転して態勢を変えた。
私の前には大きな背中があった。
私は彼の首筋におでこをつけて、体を密着させた。そう、小学生だった三人が寒い日によくやってたようにコタツの中で体を密着させてゴロゴロしていたように。
「一貫」
私は彼の名前を呼んだことを覚えている。
そうだ。
私は待っていた。
彼が私を抱きしめてくれることを。
何度か彼の声を呼んだと思う。
名前を呼ぶと弱い自分でもいいと思ったから。
しばらくして眠ってしまったんだろうか。
私は寝惚けていたんだと思う。ふわふわした記憶の中布団に運ばれ、新しい少し冷たいシーツに挟まれたことを覚えている。それから彼が部屋の中でごそごそと動いていた。
起きようと思ったけど、そうやって動く彼を見ていたかったので眠っているふりをしていた。
実際、脳は半分眠った状態だったと思うけど。
ああ。思い出した。
もう一つやってしまったことがあった。
彼は外に出ていってしまった後。このサイズ違いの下着やペットボトルの水を買いに行った時のことだと思う。布団の中の私はそんなこともわからずに、ただ、誰もいなくなった部屋で急に寂しくなったんだと思う。
なぜか牡丹に謝っていた。牡丹が弟を守ろうと怒っている気がした。なぜだかわからないけど……。そしてすごく心細くなった。
だから頭から布団にもぐった。
もぐったら、違う世界があった。男の子の一人暮らし。布団は彼の匂いが染み付いていたと思う。
その匂いがすごく落ち着いた。
子供のころを思い出すから……。
はあ。
いや、もうそろそろ素直になろう。
――よりにもよって。
そう鈴に笑われるかもしれない。
でも、しょうがない。
たぶん本能。
それはすごく心を落ち着かせて、そして私を欲情させた。まどろみながらもそう感じてしまった私は、すごく恥ずかしくなったと思う。あの一貫にそういう感情をもってしまったんだから。
彼がだめとかそういうことではなくて、ただ牡丹に悪いと思ったからだ。
やばい、完全にやられた。
そう思ったのは彼が戻ってきてからだ。
私の心臓が高鳴った。
いや、この記憶もそうだ。
けっしてあの時は酔いつぶれてでいたわけじゃない。ところどころ眠っていたけれど、はっきり意識を持っていた。
そろそろ自分に嘘をつくのもやめた方がいい。
そう。
あの時は素直な自分が出ていたから。
だから彼が枕元にペットボトルを置いた時、その手を握った。握って引き寄せようとしたけど力が入らなくて、ただしゃべっただけだった。
何か言いたかった。
咄嗟に出た言葉。
――ごめんね、ありがとう。
って。
彼の手が震えたのが分かってから気が付いてしまった。
私はとんでもないことを口走ったのだ。しゃべった時はあまりに自然な言葉だったからわからなかったけど。
牡丹の短い、一文だけの遺書。
『ごめんなさい、そしてありがとうございました』
を。
私は言うべきでなかった言葉を言った。だからその後は、心を乱しながら彼に謝った。
――ごめんなさい、そういうつもりじゃなかった。ごめんなさい。
何度も言ったと思う。
不思議だった。
いつの間にか、その言葉にショックを受けていたのは彼ではなく私になっていたのだから。
彼は手を握って。
「わかりました。わかりました、もう大丈夫ですから」
と繰り返し言っていた。
私は心を乱していた。
理由はわからない。
ただ、あの時の一貫に対して、牡丹と同じ言葉が自然に出してしまったことがショックだったからだろうか。
私は泣いていたと思う。
彼も謝っていた。
「俺のせいで、こんな辛いことを思い出させてしまって」
と言っていた。
――私が牡丹の代わりに一貫の面倒をみなくちゃいけないのに、一貫の辛い思いを和らげなくちゃいけないのに、ごめんなさい、あなたを傷つけるようなことを思い出させて。
そうだ、私は牡丹の死で苦しんでいた彼を、これ以上、もう辛い思いをさせたくなかったのだ。だからバーであの問いに答え、彼の辛さを少しでも和らげようとしていたのに。
でも、わざわざ言ってしまった。
――ごめんね、ありがとう。
って。
牡丹の代わりを果たせなかった。
あの子に辛い思いをさせてしまった。
だから心が不安になり乱れた。一気に弱いところがあふれてしまった。私はなぜか起き上がろうとしたようだ。だが彼が肩に手を置いて起き上がろうとする私を抑える。
「姉ちゃんの代わりなんかじゃない」
抑えきれなくなったんだろう、彼は立ち上がろうとしていた私にまたがりそして両肩を抑えた。
「晶姉ちゃんは牡丹姉ちゃんじゃない」
そこから、そこからの記憶はなんというか。
火を噴出しそうなくらい辛い。
恥ずかしすぎて辛い。
だめ。
思い出すと、体中の熱が上がる。ドキドキする。
やばい。
一貫の癖になんてこと言ってくれたの。いつからそんなことを恥ずかしくなることなく言えるようになった。
あーもう。
彼はこう言ったのだ。
「俺の大切な人だ」
って、それで私は一気に力が抜けた。そして目をつぶると目じりから涙がこぼれて唇に柔らかい感触があった。
触れるぐらいのキス。
でも、体がブルって震えるぐらいの快感だった。
私はそれから、次の動作を待つように目を閉じたまま……。
それから。
はあああああ。
布団の周りを見る。
私の体をチェックする。
そうだよな。
……。
はあ、記憶がない。
たぶん、寝ちゃったんだよな。そのまま。
あのメモに書いてあることからすると、彼は何もしていない。
どーしよ。
あーーもう。悩んでもしょうがない。
それから私は起き上がり、顔を洗い着替えをした。
アパートのそこらじゅうに付箋紙が入っていて『トイレ』『台所』から『シャンプー』『石鹸』などにも貼られていた。
ここまで来ると嫌味に感じる。
私は彼が買ってきたであろう『歯ブラシ』いう付箋紙が貼られた新品の歯ブラシの封を空け、ごしごしと歯磨きをした。
鏡に映った私は少し目が腫れていたので「うわっ」と声を出してしまった。
なーんかなあ。
洗面台の下の棚が気になった。
『押入れ以外はご自由にお使いください』メモに書いていた言葉。そんなことにだまされません。私は躊躇せず洗面台の下を空けた。ほら、やっぱり。そこには一貫の趣向品ががさっと積み上げられていた。
昔から彼は大切なものを隠す時の基本は変わっていない。本命を隠すとき必ず囮を置く。それは変わっていない。
そしてせっかく見つけたということもあり、その趣向品を手に取った。
なるほど『人妻』に『白衣』かあ。やっぱり年上好きになっちゃったんだ。まあ、その逆のものがなかっただけよかったというか。でもどう考えてもシスコンか……牡丹が姉だもんなあ。
それにしても白衣。
ハードル高いな。
いやいやいやいや。
そんなことじゃなくて。
そういうことじゃなくて。
身支度も終わり、あとは使っていた布団やシーツを畳む。
部屋を出て行く前に、お世話をしてもらったお礼のメールをするべきだと思った。そうして、部屋を出れる準備をしてから携帯を触った。
『ありがとう。酔っ払ってほとんど昨日のことは覚えてないけど、よく眠れました』
と。
あーやっぱり素直になれない。
するとすぐにメールの着信音が鳴った。
『今度は、あまり酔っていない時に来て下さい。歓迎します』
と書かれていた。
よし。
うん、大丈夫。
素直になろう。
したいことをちゃんと伝えよう。
『明日か明後日、牡丹のお墓参り行こう。それからデートしよう』
そう返した。
ちゃんと牡丹に言おう。
一貫を借ります。いいでしょ私ならって。
そう心に決めて送信を押した。
すぐにメールの着信音がなった。
『大川一貫、一件』
ドキドキした中身を見た後。
柄にも無くガッツポーズを決めた。
■■
冬の原付は寒い。
着膨れするぐらいに厚着して、彼のアパートに向かった。
途中、クリスマスイブのキラキラした夜を尻目にして、その後に続く郊外の暗い道路を走り、彼のアパートに到着した。
部屋の明かりは点いていない。
……まだだよね。
時計を見ると二十三時。
バスやタクシーで帰ってきていたら、到着して一通りの片付けも済んでいる時間だと思った。ちょうどそのころに着けば迷惑もかけずにいい頃合だと思っていた。でも、まさかまだ帰ってきていないなんて。
まさか、駅から歩いているとか……。
寒いけどもう少し待ってみようと思た。スクーターのエンジンを止める。
静まり返った夜。
こことは違って、さっき通った町は夜が明けるまでキラキラにぎやかな状態が続くんだろう。
今日はそういう日だから。
急に足音が聞こえた。
ちょうど街頭からの灯りにその人影が重なり、一瞬目の前が暗くなる。
「鈴……?」
与助くんだった。
考え事をしていたせいだろうか、足音に気づかなかった。
「おかえり」
目の前に制服姿の与助くんにそう言った。
「え、もしかして待ってたの?」
「うん、三時間ぐらい」
「ごめん」
私は嘘をついてみた。
彼があまりにもひどい顔をしていたから。
今までみたことがないほどに憔悴した顔をしていたから。
「本当はさっき来た」
彼は少しだけ笑った。
「歩いて来たの?」
「ああ。ちょっと歩きたくて」
「こんなに寒いのに」
私は彼の手を握り、そして体をくっつけた。お互い冷えている体だ。冷たい感触しかしなかったが、すぐにその奥にある体温を感じることができた。
そのまま私は彼の胸に顔を埋めた。
うん、彼の制服からはお線香の匂いがする。そうだ、大切な仲間のお葬式に行っていたんだ。
「部屋に入る?」
彼が少し遠慮気味に聞いてきた。
「あたりまえ、寒いもん」
私は彼の胸に顔を置いたままそう答えた。
与助くんの部屋はストーブだ、あのキラキラ反射するもので囲って上で焼いたりできるやつ。
私はいつもの様ににやかんに水を入れ、その上に置いた。
ストーブを点けたばかりで部屋は寒い。
だからコートは着たまま、ストーブの前に体育座りをしていた。
顔は熱いのでちょっと後ろに仰け反る。なんだか猫になった気分だ。実家の猫がそういう風にしてまでストーブに当たっていたのを思い出す。
彼はシャワーを浴びていた。
反射板、変にゆがんだ私が写っている。
与助くんは同期の人とちゃんとお別れができたんだろうか。そして彼はどんな人だったんだろうか。
部屋着になった彼が私の隣に座る。ストーブの目の前で体育座り。ストーブの暖かさをはんぶんこ。
「お疲れ様」
私はそう言うと懐の中から缶コーヒーを取り出して渡した。
「うわ、ロング缶の甘ったるいの……」
「文句言わない。暖かいの飲んで糖分とって温まった方がいいよ」
彼はしばらくその缶コーヒーを懐に抱いていた。
「寒いの?」
「シャワーじゃ、温まらなかった」
「そう」
私は体操座りの彼に後ろから抱きしめるようにして体を密着させた。
「暖かいの飲んで、体の中から暖めたほうがいいよ」
カポッという気持ちのいい音を出して彼はプルタブを空ける。そしてぐいっと飲む。
「甘っ」
彼はそう言って顔をしかめて……しかめたまま固まった。
「甘いなあ」
そうして黙った。
私は体をもぞもぞっと動かして彼との距離を更に縮めた。
「なあ、なんで人は死んじまうんだろうな」
振り絞るような低い声で彼が言った。
「あいつは、救いようのない馬鹿で、使えねえ奴だったんだけど、なんで死ななきゃいけないんだ」
弱々しい声。
私が聞いたことのない声。
思わず彼の頭を膝立ちして後ろから抱きかかえた。
彼は声を出すことなく泣いていた。
――泣いちゃだめなんだ、約束したんだ。
そう何度も言った。泣くのを堪えながら。
「与助くん」
「……」
「頑張ったね」
「……」
「大丈夫、ここには私しかいないから」
彼は口を閉じたまま、体を震わせ、搾り出すように唸った。そして口を少しだけ開くと、まるで川の水が溢れるように嗚咽した。
彼は子供のように、ところどころ言葉に詰まりながら話を始めた。彼の感情が溢れた時は頭を撫でて落ち着かせようとした。そうするとうなり声のような嗚咽が止まり、また話を始める。
イノヘーさん。
馬鹿な人たちと馬鹿なイノヘーさん。
そんな人たちといっしょに馬鹿をする与助くんの姿が浮かんだ。
私の知らない与助くん。
新兵教育隊の十八歳、遊撃課程で二十歳の与助くん達が元気よく「レンジャー」「レンジャー」言いながら走っている姿だ。
苦しんで悲鳴を上げる与助くん。
イノヘーさんを中心に馬鹿みたい大笑いする与助くん達。
私の知らない、魅力的な与助くんがそこにはいた。
私の膝にすがる様にして体を丸める彼。あの大きな体が子供のように丸まって私の膝の上にちょこんと乗っているように感じた。
私はその短い髪の毛でちくちくしそうな頭を撫でていた。
泣きだしたときには背中を優しく叩いた。
膝は彼の涙でしっとり濡れていた。
晶に素直になれって言われた。だから遠慮することなく彼を待つことができた。
彼も素直になってくれている。
お礼言わないといけない。私の愛しい晶に。
それに、こんなに素敵なものを彼は与えてくれた。
ケーキはだめだったけど。
最高のプレゼント。
私の知らない小さな彼。
こんなに魅力的な彼を知ることができて。
「ありがとうございます」
声にならなかった。
与助くんの涙が移ったのかもしれない。
顔も写真さえも見たことがないけど、今はイノヘーさんにありがとうと言いたかったから。
私は唇をそう動かし、目を閉じてイノヘーさんのご冥福をお祈りした。
そして涙が微かな音を立てて彼の背中に落ちた。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また拙い文章、誤字脱字等の失礼いたしましたことをお詫びいたします。
このお話は完結いたしますが、一貫視点のお話とかをおまけとしてアップしていきたいと思います。
また、拙作39歳バツイチ子持ちだが、まわりの女に煽られる。 http://ncode.syosetu.com/n2591ch/も同じ世界、今回脇役で出た人々が出てくるお話でもありますので、よろしければ覗いて下さい。
最後に、与助、鈴、晶のお話に最後までお付き合いいただきありがとうございました。




