作家という存在
ごきげんよう諸君。
私の名はヴァイゼ。想造主の知識の具現者だ。
私の戯言に一時の間付き合って欲しい。
君たちは作家という存在を、どのように考えているのかな?
芸術作品の制作者と辞書にはあるね。
映像作家や人形作家など、探せばいくらでもいるだろう。
何が言いたいかって?
それは、これから述べよう。
結論から言えば、作家とは[自己創作世界の神]であり[現実へ送り出すための媒介者]であると言えるのだよ。
二つの疑問を抱いたかな?
なら、君たちの抱いた疑問に答えよう。
まず、[自己創作世界の神]であるという点についてだ。
[自己創作世界]と聞いて、君たちはどのようなものを思い浮かべるかな?
空を飛ぶ島。
科学文明や魔術が発達した世界。
フェアリーやドラゴンなどのファンタジーな世界。
もしくは、現実に根ざした、あり得たかもしれない学生時代。
オフィスラブやスクールラブ。
数え上げれば切りがないほどあるね?
それらが、独立してようが繋がっていようが関係なく、君たち一人一人が[心の中で思い描いた世界]こそ、私の述べた[自己創作世界]となるわけだよ。
そして、その世界の創造者である君たちが、その世界に置いて[神]たりえるわけだ。
理解していただけるかな?
続いて、もう一つの点である[現実へ送り出すための媒介者]だが、それはそのままの意味さ。
君たちがいくら[自己創作世界]を思い描いても、[現実へ送り出す媒介]が無ければ、何の意味も成さない。
では、媒介とはなにか?
その答えは簡単さ。
芸術であると、私は断言しよう。
なぜならば、芸術とは[自己創作世界]で思い描いたものを[現実にある道具]にて表現や再現することなのだからね。
理解していただけるかな?
今日の戯言は、これまでにしようか。
また会えるまで――。
end
こんな考えかたもあるということで。