猫
掲載日:2026/06/26
うちの猫はいつも僕より先に部屋へ入る
ドアが少し開いただけでするりと隙間を抜けていく
そのままベッドに飛び乗ってごろんと寝転ぶ
そんな日は、僕もなんとなくよく眠れる
ときどき、部屋の隅をじっと睨みつけている日がある
何もない空間にひげをぴくぴくさせながらしばらく動かない
しばらくするとふいっと顔をそらしてベッドに登ってくる
そのころにはさっきまであったはずの胸のざわざわを、もうあまり思い出せない
うちの猫は僕より先に部屋へ入る
僕は、なるべくそのあとをついていくことにしている
小説家になろう初投稿です
よろしくお願いいたします




