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プロローグ~世界が変わった日~

世界が終わるのに、兵器はいらなかった。


今から約100年前。 突如として空間を引き裂き現れた7体の異形の魔物、〈アンヴァー〉。


現代兵器は通用しない。 ミサイルも、戦車も、そして「核」さえも無効化された。


人類が積み上げてきた科学は無力だった。 全世界が絶望し、滅びを覚悟したその時――奇跡は起きる。


現れたのは、7人の少女。


彼女たちは、見たこともない力”魔法”を操り、人類を脅かす厄災を瞬く間に駆逐してみせた。


後に〈原点の7人〉として伝説となる彼女たち。 これは、魔法という希望が世界に満ちた、物語。

〈原点の7オリジン〉と呼ばれる彼女たち。 その力の源は、異次元から訪れた「妖精」との契約にあった。


だが、妖精たちもまた、アンヴァーに故郷を滅ぼされ、この世界へ逃げ延びてきた「難民」だったのだ。


共通の敵を前に、手を取り合った人類と妖精。


妖精たちは、この世界に〈妖精卿フェアリーテール〉という隠れ家を作って暮らしていた。政府はそれを公式に認め、彼らの力を借りて軍隊を強化しようとしたのだ。銃を持った大人の兵士が魔法を使えば、もう何も怖くないはずだった。


けれど、現実は非情だ。 妖精の力は、契約者との「相性」によって天と地ほどの差が出る。


鍛え上げられた軍人も、歴戦の兵士も、誰も〈原点の7人〉にはなれなかった。 大人が手にした魔法は、あまりにも弱すぎたのだ。


結局、あの怪物に対抗できるのは、選ばれた適合者だけ。皮肉なことに、それは大人たちが「守るべき対象」としてきた者たちの中にしかいなかった。


時は立ち、運命の日から約100年。 アンヴァーの脅威が続く現代において、魔法少女は「憧れのヒロイン」ではなく、**「国家公務員」**となっていた。


軍人の適合実験失敗を経て、政府は適性を持つ未成年の少女たちを公的戦力として認定。 世界政府直属〈魔法科〉。 彼女たちは政府の徹底的な管理とバックアップの下、命がけで世界を守る「仕事」に従事している。


だが、光があれば影がある。


政府の管理を拒む者、あるいは妖精の気まぐれによって意図せず契約してしまった者たち。 彼女たちは**〈ノーマッド〉**と呼ばれ、違法能力者として処罰の対象となっていた。


自由気ままな妖精と、それを管理したい人類。 秩序と混沌が入り混じる世界で、新たな物語が幕を開ける。

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