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現実主義者は勇者を辞めたい〜回帰嫌いで倫理観のない背徳者は好き勝手に暴れます〜  作者: 原カラス


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1/2

プロローグ: 終わらない始まり

【魔王討伐】

完遂


【採点結果】

能力  81点/100点

人望  94点/100点

人間性 16点/100点


【教員の一言】

能力・人望は素晴らしい!

勇者候補生の中でも上位です。

しかし人間性が終わっています。

もう一度やり直して勇者としての人間性を磨いてください。


【評価】

不合格


【処分】

記録リセット

勇者候補、伊藤龍輝は召喚時まで回帰


「……は?」


いきなり一時停止のように世界が止まり、モニターのような画面が映し出された。


「教員…?採点…?なんのことだ…?」

「魔王と倒せば地球に帰ることができるんだろ…!?」


俺の疑問・困惑を他所にぐにゃりと視界が歪む。

地に伏した魔王へ突き刺さった剣

焼けた大地や泣き叫ぶ兵士の声も、全部霧のように遠ざかっていく。


そんな平衡感覚すら失う、唐突な事態に思わず目を瞑り、再び開けてみると


「ようこそ、勇者様! あなたが魔王を討つ希望の光です!」


いつぶりだろうか。

見覚えのある光景が広がる


異世界転生モノで何十回と見た

お約束の台詞。

お約束の召喚陣。

お約束の世界観。


「ぁ…?ぇ…?」


俺の追いつかない思考とは別に、記憶は嫌というほど今の状況を伝えている


派手な装飾の王、美しい姫、召喚陣の周りを囲むとんがり帽子と杖が特徴の人々

少し離れたところに立っている兵士たちは喜びを表している。

忘れもしない、随分前の記憶のままの光景が目の前で現実として映し出されている。


俺は伊藤龍輝――17歳

かつてはただの平凡なアニメや漫画が好きな高校生だったが、数年前にこの世界に召喚された。

魔王討伐という使命を与えられ、死ぬ気で達成したんだ

比喩表現じゃない。

幾度か死にそうになった。

国民の情報操作、汚れ仕事、そんなやりたくないことまでやった。 


だが俺のそんな成果やレベル、スキルは初期化されている。


そして今はあの教員とやらの評価のせいでこのクソみたいな世界でもう一度、魔王を倒さないといけないらしい。

初投稿ですm(_ _)m

書き溜めはないので書き切り次第投稿させていただきます(1〜2週間以内)

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