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21話〜セクシーな服作り〜

21話〜セクシーな服作り〜




俺はもう一着白石さんから依頼された服を作っていた。

セクシーな服。

正直セクシーな服とは?

と悩んでしまう。

とりあえず下着が透けて見えそうなノースリーブとミニスカートの組み合わせで作ってみることにした。

ちなみに素材はシルクを使用したので触り心地は抜群である。

サイズは白石さんの体に合わせているのでピッタリフィットしている筈だ。

デザインに関しては特に凝った物ではないのだがアクセントとして青色のリボンをつけたり花柄の刺繍を施したりしている。

(結構苦労したよな……)


しかし白石さんが喜んでくれるなら苦労なんて些細な事だと思えるようになった自分がいた。

そんな事を考えながら作業を進めていると不意に後ろから声を掛けられた。

振り向くとそこには白石さんの姿があった。


「おぉ〜!できたんだね!」

「あぁ」

「どれどれ〜♪」


白石さんは目をキラキラさせながら見ている。


「わぁ♪可愛い〜♪」

「ありがとう」

「早速着てみてもいい?」

「もちろん」


白石さんは興奮気味に更衣室へと向かって行った。

しばらくすると着替え終えた彼女が出てきた。


「どうかな?似合ってるかな?」


白石さんは照れ臭そうに尋ねてきた。俺は素直な感想を述べる事にした。


「似合ってるぞ」

「ホント?」


白石さんの顔がパァっと明るくなる。


「本当だ」

「嬉しい!」


彼女は満面の笑みを浮かべていた。

(可愛いな……)


「黒瀬のおかげで自信が持てそうだよ♪」



「役に立てて良かったよ」

「うん♪」


(それにしても大胆な服だな)


白石さんが着ているのは露出度の高い衣装だ。

肩口から脇にかけて大きく開いている上に。しかもスカートの丈が短いので太腿も露わになっている状態だ。

白石さんは身長が高い方なので足が長くて綺麗なのだ。


(眼福です)


「これで完璧だね!」

「ああ。後はこれを着ていけばいいぞ」

「うん。でも緊張しちゃうな〜」

「大丈夫だって」

「うん♪」


(告白成功するといいけどな)


「じゃあ私は仕事に行ってくるね」

「ああ。お疲れ様」

「黒瀬もね」


白石さんはウインクをして出ていった。


(うまくいけばいいけどな)

白石さんが好きな男性ってどんな人だろう?気になるけど……俺には関係ないことだ。今は忘れる事にしよう。



 

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