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15話〜工房完成〜

15話〜工房完成〜




翌日になり俺達は朝食を済ませてから工房へと向かうことにした。

工房では早速作業に取り掛かった。

まず初めにしたことは机や椅子など必要な家具を配置することだった。

それらを終えると次に棚を作る作業に入った。

棚には様々な工具や材料などを置いておくためだ。

また壁際には大きな棚も作りそこに薬草や鉱石など収納しておくことにした。

それから数日が経過した頃だろうか?

ついに完成の時を迎えた。


「完成だ!」


と叫ぶ俺の横で拍手をしてくれている白石さん。


「おめでとうございます」


と言ってくれたのでお礼を言うことにした。


「ありがとう」


それから二人で工房の中を確認することにした。

中に入るとまず目に入るのは大量の棚だ。

次に見えるのは中央に置かれた大きなテーブルである。

さらに奥には釜戸がありそこで鍛冶をすることが出来るようになっている。

他にも細々としたものが置かれているが一通り揃っていると言えるだろう。


「凄いね。まるで本物の工房みたい」

「そうだな」

「早速使ってみましょうよ」


と言ってきたので了承する。

俺達は手分けして作業を行った。

途中で昼食を挟みつつ黙々と作業を続けた結果夕方頃になってようやくひと段落着いたのだった。


「ふぅ~終わったね~」


と伸びをする白石さん。


「ああ。やっと終わったな」


と言いながらも疲れを感じていない自分がいた。

それどころかむしろ充実感の方が勝っているくらいだ。

この達成感は癖になりそうだった。


「なんかお腹空いてきちゃったね」


という言葉に対して肯定しつつ俺はある提案をする。


「よければ一緒に食事でもどうですか?奢りますよ」


という問いかけに対して快諾してくれたのでいつも通う酒場に行くことにしたのだった。

店に入るとすぐに席へ案内された。


注文を済ませて料理が来るまでの間に軽い雑談を交わすことになった。


「黒瀬のクラフトスキルがあれば何でも作れるんじゃないの?」


と質問してきたので答えることにした。


「そうだな・・・ある程度のものなら作れると思うがまだまだ修行中だ」

「そっか〜頑張ってね♪応援してるよ!」


とエールを送られたので頑張る決意を新たにする俺であった。

そうこうしているうちに料理が運ばれてきたので食べることにした。

 

メニューはパスタセットでサラダとスープ付きだ。

早速食べ始めると美味しさに感動する。


「おいしいなぁ〜」

「うん!おいしいね!」


と会話しながら完食したので帰路につくことにした。

家に帰りつき寝る準備を始めた。

白石さんにおやすみと伝える今日一日のことを振り返ってみる。

工房を作ったり村人と交流したりととても充実した一日だったと思う。

これからもこの調子で頑張っていこうと思うのだった。

 

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