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10話〜村人と交流〜

10話〜村人と交流〜



 

村のみんなが協力してくれることになり、俺と白石さんは早速作業に取り掛かることにした。


「それじゃあまずは基礎工事から行うぞ!」

「はい!」

と、元気よく返事をしたのは白石さんだった。

「お前何やる気満々なんだよ……」

「だって楽しそうなんだもん!」

「まあいいけど……」


と、苦笑いしながら言う。

そして俺たちは作業を進めていくのだった。



それから数日が経ち……


いよいよ銭湯の建物を建てる時がきたまずは基礎工事から始める。

地面を掘り土台となる木材を埋めていく。

その上から柱を建て壁を作っていく。


「よし!順調だな」

「そうだね」


と、二人で会話しているとそこに村長さんがやってきた。


「進捗具合はどうかの?」

「おかげ様で順調に進んでいます」

「そうかそれは何よりじゃ……ところで黒瀬君と白石さんは仲良しのようじゃが付き合っているのかの?」


と、唐突に質問してくる村長。


「え?そんな訳ないじゃないですか!ただの友達ですよ!」


と慌てて否定する白石さん。


「そうなのか?」


と疑うような目を向けてくる。


「もちろんですよ、なあ?白石さん?」

「そっ……そうよね?」


と俺達はお互いに見合いながら笑い合う。


「ふむ……まあどちらでも構わないが若い男女が同じ部屋で寝泊まりするのはあまり感心しないのう」

「いや!違うんだよ!誤解しないでくれ!」


と必死に弁明する俺達であった。


そしてさらに数日後。

ようやく建物が完成した。これで後は内装を整えれば完成となる。


「やっと終わった……」


と呟く俺。


「黒瀬さんお疲れ様です!」


と村人達が声をかけてくれる。


「皆さんの協力のお陰でなんとか完成しました。本当にありがとうございました」

と感謝を述べる。

「気にせんでよい。村のために役立つのなら喜んで手伝うぞ」

と答えてくれる村長に感謝しながら俺は思うのだった。

「さて…次は浴槽や桶などの内装を作ろう」


「うん!」


こうして俺たちは新たな作業に入るのだった。



 

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