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AIのある暮らし

 chatGPTに蛇をモチーフにしたホラー小説のアイデアを尋ねてみた。

 複数の案をものの数秒で提出し、そのどれもクオリティが高かったが、ひとつ、とても面白いものがあった。


「とある廃墟の屋敷には奇妙な言い伝えがあった。『あの家の主は蛇を飼っていたが、最後には蛇に飲み込まれてしまった』と。心霊スポット巡りが趣味の大学生グループがその家を訪れるが、内部には人間のものとは思えない大量の抜け殻が散らばっていた……」


 おわかりいただけただろうか?


 そう、人間は脱皮をしない。

 誰も抜け殻を、人間のものとは思わないだろう。

「人間のものとは思えない大量の抜け殻」というフレーズ。

 とても味わい深いものがある。


 AIはまだこういった可愛らしい間違いをおかす。

 たぶん、この可愛さは一瞬で通り過ぎてしまう。

 すぐに大きくなり、可愛げがなくなるに違いない。

 子どもに子どものままでいて欲しいと願っても叶わないように。



 みんな脱皮するものだ、と思い込んでいる、半人半蛇の人物目線の、無自覚な文章という、高度なレトリックの可能性も……いや、ないか。

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