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2024
今年は良い年だった。
来年はどうなるかわからない。
一生懸命に生きる。
できることを淡々とこなす。
子供はどんどん大きくなる。
両親も自分もどんどん老いる。
それでも幸せだ。
手放す心地よさ、である。
主人公は自分ではないこと。
誰のことも責められないこと。
できることは限られていること。
諦めるとは明らかにするということ。
雑煮は作るのが簡単で美味しいこと。
おせちは高いということ。
それでも無いと物足りないこと。
蕎麦は決まって食べきれないこと。
わかることが増えると、わからないことも増える。
それは単に、知識が純増しているということ。
わからなかったことは、わからないことすらわからない、知ることができないのだ。
わかる快感とわからない不快を一緒に掴む感覚を忘れたくない。
ただ涙が出る。
ただ感謝する。
ただ祈る。
ただ歩く。