子どもは風の子、大人は風邪の子
歳を取って、体調の悪い日が増えた。
風邪を引きやすくなったし、疲れやすくなったし、気分も落ち込みやすくなった。
今年はなんと有給休暇を病欠で使い切ってしまった。
子どもが3歳になるまでは仕方がない、とも聞く。
風邪をひかないために、いろいろ試してみて、これは良さそうだなというのをいくつか書こうと思う。
①鼻うがい
商品名や広告が胡散臭く、子どもの頃には使っていなかったバイアスと、医者も処方してこないため、何か悪いことがあるのだろうと、今まで手が出なかった。
つくしのような形状のノズルから、生理食塩水を噴出し、鼻の中へ入れるというものである。
なんとなく喉がヒリヒリと痛いというときがある。
空気が乾燥していて、粘膜が傷ついているような気がする。
そういうとき、とりあえずうがいするのだが、痛いところに届いていない感覚が、昔からあった。
それでも扁桃腺のあたりを、イソジンなどで冷やすことしか私は知らなかった。
鼻うがいをすると、このヒリヒリ痛い感じがしている患部へ直接届く感覚があった。
それは、喉から水を入れたのでは届かない場所、喉より鼻の方へ少し戻ったところ、いわゆる上咽頭に炎症があったからである。
『上咽頭を鍛えなさい』というタイトルの本が流行った。
内容は、鼻うがいを推奨するものである。
鍛えるというのは少し語弊があって、生理食塩水で洗い流し、潤すことで、上咽頭をどちらかというと甘やかす方向ではないかと思うが、それは私の感想である。
釣りタイトルではあるが、内容は、鼻うがいへのバイアスや不安感を拭うものであるため、一読するとタメになるかもしれない。
私は試してみて、冬に臨んで、喉の痛い日がいくらか減ったような気がするし、元気になったように思う。