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またひとつ踏む銀杏、レモンの皮を喰む
近所の、銀杏並木が人気の公園を訪ねた。
見上げれば見事な黄金の天蓋に覆われ、漏れ入る日の光は温かく、まるで宗教絵画の中に放り込まれたような心地だった。
そして足元を見れば、醜く潰れた柔らかな果実、立ち込める悪臭、靴の裏とベビーカーの車輪に容赦なくそれは絡みついた。
まるで地獄を踏みしめたような心地だった。
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フレッシュネスバーガーの期間限定ドリンク。
すももとレモンのスライスが沈んだ、涼やかな一品。
これがここ最近のスマッシュヒット。
一口飲むと、かなり甘いと感じる。
しかし、真価はレモンのスライス。
黒いプラスチックのフォークを添えられるのだが、これは果実を食べるためのもので、一口、黄色の円盤を頬張ってみる。
広がるのは、苦味。
酸味は丸くなっているが、苦味は健在。
あーあ、やっぱりレモンの皮は食べるもんじゃない。
なんて後悔しながらドリンクを口直しとばかりに吸ってみる。
すると、見事に調和がもたらされる。
なるほど、この苦味ありきの、強い甘味だったのか。
この世の理をすべて悟るがごとく、真理の扉が眼前に立ちそびえる。
身体欠損を対価としてほんの僅かその扉を開かんとすれば、ただ甘いだけの花畑に一筋の流星が降り落ちる。




