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正気の沙汰とは思えない

 私は何かしらの精神障害がある。

 病名はなんでもいい。

 ただ普通ではない。

 私がおかしい、それでいい。


 親族が亡くなり、お寺にお布施を払うのは知っていたが、その金額が45万だと父から教えてもらった。

 馬鹿げていると思う。

 次は30万円だという。

 もう、どうでもいい。


 こういう、理屈ではないが飲み込んで、ただこなすしかないみたいなことが苦手だ。

 また、その割にルールが多かったり、費用が高額であったり、もうよくわからない。

 個人の財力や適応能力を無視する感じに、どうしようもなく憤りを感じる。

 毎回、私は怒り狂って、物を壊したり、寝込んだりしている。


 今は涙が出ている。

 死に悲しんでいるのではない。

 故人のことなど、全く頭から弾き出されている。

 ただ目の前の困難と自分の無力さに集中していて、嫌な記憶がぐるぐると頭の中を巡っているのである。


 私がおかしい、それで結構。

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