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僕の大好きな幼馴染  作者: 愉香
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目障り


大丈夫!と思った4年生の生活だったけど…


大丈夫じゃない…


すっかり冷える寒さとなった12月。


休み時間をいつもの様に本を読んで過ごしていると


「ねぇ」珍しく声をかけられた。


そして私は今数人の女子に詰め寄られていた。 


「体が弱いんだか知らないけど、


ちょっと秀くんに甘え過ぎじゃない?


お隣さんってだけで。


秀くんだって負担に思っている筈よ!


いい迷惑ね!」


「ただお隣さんなだけで


プリントや荷物を毎回届けさせて、何様なのよ。」


はわわわわ!!! 怒ってる!!!


そりゃそうか…


今や秀くんはみんなのアイドル的な存在。


なのに容易く話したり、気にかけて貰っていたり


ましてや休んでいる時の連日の届け物…


癪に障る よね…


「ごめんなさい。気をつけるね。」


彼女達の苛立ちと勢いに押されて


そう返す事がやっとだった。


私は素直な気持ちを口に出したつもりだったけど、


あまりにあっさりと謝罪した事が気に入らない


みたいだった。


「何それ。余裕?」


「図々しいわ〜 本当に。」


とどんどん悪い方へ捉えられてしまう。


「榊さんって大人しそうだけど


計算高そうだもんね〜」


「…や、そんな事は…!」


そんなつもりじゃ無かったんだけど、と焦りつつも


うまく言葉を紡ぎ出せない。


「そんな事ないって言うんだったら、


秀くんと口きかないでよね。目障りなのよ。」


そう言って女子達はやっと私から離れていった。




どきっ どきっ どきっ


心臓の鼓動が早い


それから私は女子達の言い放った言葉の数々を


反芻し始める。


秀くんが優しいのを良い事に


頼り切っている様に見えたのかな?


そこまで秀くんに頼っている


自覚が無かった、という点に関しては


確かに反省すべき事かも。


何にせよ


秀くんと気軽に話す事はやめよう


目障りとまで言われた事がショックで


この日は落ち着かなかった。


家に帰ってから私はベッドに潜りこんで、


パパとママからプレゼントされたレインボーカラー


のテディベアを抱きしめた。


夜ご飯も食べずにベッドに潜り込む私を


ママが心配して声をかけてきた。


「学校で何かあった?」


私は泣くだけで言葉に出来なかった。


あんなに学校に行く事にこだわってきたのに…


次の日私は頭が痛いと言ってズル休みをした。


今まで沢山欠席をしてきたけど


ズル休みは初めてだった。


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― 新着の感想 ―
[一言] ひどいなぁ! こんな脅しに負けちゃいけない! っていうか、秀くんなんとかしてあげて…。
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