5日目:料理
前回、マイルさんに料理を作るように頼まれた僕は、とりあえずマイルさん世界にある小麦粉と牛乳、ベーコン、葉物野菜、コーンを手に入れる。
まず最初に小麦粉と水、あとその他もろもろ入れてパスタの麺を作る。
次に、小麦粉と牛乳を混ぜ、それをフライパンでしばらく煮込む。
その間に、さっき作った麺を茹でる。
そして、フライパンの中にベーコン、葉物野菜、コーンを入れる。
そして、麺が茹で上がったら、麺をフライパンの中に入れる。
塩コショウで味を整えれば…
「完成です!ホワイトソーススパゲティ!!美味しいかわからないですけど汗」
「ふぉおおおっ!!すっごく美味しそうなのさ!」
そう言って、マイルさんが目を輝かせているから、僕はすごく嬉しく思った。
「いただきます!」
「いただきますなのさ!」
そう言って、口にパスタを放り込む。
「…うっ、うまああああいっ!何さ!この料理!1口、入れればそこに牛乳の香りがして、かと思えば葉物野菜がしっかり自己主張してくる!それに負けじとベーコンが参戦する!これだけじゃ味が少し苦くなるが、そこにコーンっ!甘い!でも、最終的に塩コショウが味を整えてくれてる!」
凄く食レポをしてくれるマイルさんに、自然と微笑みがこぼれる。
「お口にあって良かったです(ニコッ)」
「気に入ったあああっ!これから、マイル専用の食事係に任命する!」
「わーお、僕一気に昇給しましたね!」
でも…
「でも、今度はマイルさんのご飯食べてみたいです!僕!」
「………ノーコメント」
「え?」
「ノーコメントなのさ!」
そう言って、マイルさんは頬をふくらませそっぽを向いてしまう。
(僕、なにか怒らせるようなこと言ったのかな?)
(とりあえず、これ以上怒らないように謝っとかないと汗)
「マイルさん、ごめんなさい!」
「────っ!…ち…がうのだ汗お前に弱みを見せたくなかっただけさ。だから、私の方が謝るべきさ…」
「え?」
「でも!絶対に言えないさ!私の料理食べて、100人病院送りにしたなんて!泣」
「いや、言ってますけど!?そんなに!?」
────どんな料理を出せば、100人も病院送りに出来るのでしょうか?