プロローグ:僕の名前は、平 良太です
────あっ、どうも。こんにちは。
僕の名前は、平 良太です。
本作品の主人公をさせてもらってます。
ふふっ、ちょっとだけ照れます。
よろしくお願いします…
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平 良太。
僕の顔は、どこにでも居るような脇役。身長は、平均よりちょい低め。頭は、中の下いったらいい方。性格は、平和主義者。まあ、総合的に見れば、どこにでも居るような普通の男子高校生。
「おーい、良太っ!今回のテストどうだった?」
「…ははっ、いつも通り平均よりちょい低めだよ?」
「オー、まじかっ!たけーなっ!俺、ちなみに全部赤点(笑)はははっ」
「おーい、坂口。お前の点数は、酷すぎんだよ(笑)ほら、担任の土田が、怒り狂って笑い出してんぞー」
「げぇっ、まじかよ!?」
「ははは」
これが、僕の日常────だった
ところが僕は、ある日突然見知らぬ所に召喚された。
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あれは、いつもの帰り道だった。
ちょっと目の前を黒猫が、30匹くらい横切ったのが、いつも通りではなかったくらいだ。
「!?黒猫、可愛いな…こんなに沢山見れて幸せ…」
その時だった。
地面が白く光り、マンガで見た事のあるような魔法陣が現れ、僕はその眩しさに目を瞑る。
そして、目を開けると…
目の前には、男か女かよく分からない顔、身長の人がいた。
その人は、僕に向かってこう言う。
「やあ、僕は神だ!君は、神様である僕に選ばれた世界を救う英雄さっ!」
「僕が、英雄ですか?これって、僕が最近読んだばかりの異世界転生系漫画の影響で見てしまっている夢なんですか?」
「フッ、おかしなことを言うねぇー、君は(ニコッ)」
「だけどそう思わないと、顔は脇役、身長も高くない、運動神経も良くない、頭も良くない僕が、英雄になるとか考えられません…汗」
「ん?そんな謙遜しなくていいよー!君は、君の世界で世界強者ランキング10年連続1位、運動神経も良くて、頭もいい、今年で30歳のキング・レオナルドだろ?」
「.........」
自称神様は、どうやら僕みたいな日本人の男子高校生を誰かと間違えているらしい。
「…あのっ、僕は平良太と言います。えっと…一応今年で16歳になります汗…すみませんっ、やっぱり僕なんかには異世界を救うとか大それたことを成し遂げることができるような強者ではないようですねっ汗」
「えっ?」
そう言って、自称神様はどこから出したのか分からない紙をペラペラめくる。
しばらくして────
「あっ、間違った…うわぁー、まじかー汗」
そう言って、頭をかく。僕は、とても申し訳ない気持ちになる。
「すみません、僕なんかがっ…」
僕がそう言うと、────彼は小声で「まぁ、いいっか」と言ったような気がする────自称神様は
「君、異世界に行ってくれる?ちなみに拒否権ないから」
と、僕に言う。
どうやら僕に、拒否権はないらしいです。
僕は、大丈夫ですかね?
ちなみに異世界救うってなんですか?
「あのっ、僕は何をすればいいんですか?」
「さっきも言ったように君は、異世界を救うのだー(棒)」
自称神様のやる気は、僕が呼び出したかった人物とは違うことが分かってから、なくなってしまったようですごく雑な扱い方になった。
「まあ、とにかく頑張って異世界救ってねー。君が、異世界救えなかったら、君も君の大切な人もみーんな死ぬから〜」
────それって、どうやら僕は責任重大らしいですね…
────とほほ…僕喧嘩もしたことないのにっ…