表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

99/111

99

「使い手は素敵かな? 隠し事を秘めた男を騙すような女に見えるよ……」

「私が大剣だけで戦うと思った? 相手がやたら大きな武器を持っている時には、相手の隠している戦略を推測して戦うのが基本の基本のはず」

「大剣を使う宣言があったのかと思ったからな。てっきりカードを公開したの行為こそトラップだと思っていた」

「私は『この大剣、グングニルを使う』とだけ、言ったつもり。…ね? 使った、でしょ? それに、あなたを大剣で平伏せたいけど、そうは言っていられないんでね」

「ふん、必ずしも詭弁とは言えないか」

「仮にそうだとしても、女の詭弁はアクセサリ」

「ならば、男の詭弁は?」

「……さぁ。クソの入ったドブ川にも値しないだろうねぇ。あなたクラスの剣士でないならば、って条件が付くけどさ」

 緊張したまま和める空気。ナフトはまさにそれを感じている。()れる奴だな。心底そう感じられる。両者は目を合わせ。

「……」

 頭が。

「…………」

 体が。

「………………」

 心が。

「……………………」

 魂が。目の前の戦いに熱中していった。

(九九点っ)

 彼女は点をつける。ごく微量足りないのは一体なんだろうか。

「……ふっ。楽しもうか」

「……お互いにね、魔法剣士さん」

 次の一打に一層の集中が注がれる。

「死ぬ前に教えておこうか。私は、()(ザム)(クレ)()侵略部隊が第一師団、ヴォルグ・ウントク・ラッセーだ。」

「私はナフト。……ナフト・アーベンフロート。でもさぁ。あんたの発言て、どっちが死ぬ前の話?」

 ナフトはニヤリと笑いながら言った。

「『(ナフト)』は永遠には続かないぞ、ナフト・アーベンフロート」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ