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タッと着地をして、体勢を変えるモナ。
「水使いのアクエルオ、破れたりぃ~!! ビッシィイイ!!」
堂々と腕を伸ばして指をさす。もう片方の手は腰にあり。どこかで見ただろう、アニメや映画のセリフ。
次いで、フリフリとお尻を振る。腕を振りながら。小馬鹿にされたためか、アクエルオは憤怒。
「誘っているのか? お前みたいにションベン臭いガキに用はねぇんだよ。さっさと串刺しにされて死ねよ、ヒヒヒ」
これを元に瞬時に金属成分と希土類を。
吸収、吸着、取り込む。
大気に放出されたナノマシンは。
胞子のよう形状となり。
軽い胞子に少しの電荷を加えると。
静電気が発生する。
静電気を帯びた胞子は、物理法則にのっとり、
また、モナの予想通りに、水槍に入っていった。
モナが採用できる戦術の二つ目は、ナノマシンの中距離展開。
舞わせておけば、戦略の幅が勝手に広まっていく。
相手がどんな技を繰り出そうとも、ナノマシンが察知・中和をしてくれる。
モナのいつもの戦闘スタイル。
そして――。
モナはとある設計図――先ほど本物を元に自作したもの――を元にして。
水槍の中の成分を集積・具現化。
再現するのは『ナイトボアまぁくつー』。
モナが命名。
二方面展開が可能になる。
「敵の出す槍から元素を得る」
「ナノマシンを展開させておく」
「ナイトボアとモナの二方面作戦」。
三枚のカードを晒した。
さて、『ナイトボアまぁくつー』、
研究所で戦ったナイトボアよりもだいぶ簡素な作り。
そして、戦場だとは思えないカラーリング。




