出会いと失恋
やだやだやだ
ゴキブリなんて嫌だ
俺は地獄でも引き篭るぞ、死なないように
「ガイドブックどうぞ」
「あ、あ、ありがとうございます(急に喋りかけんなよびっくりするだろうがこのブサイクが!!)」
そう言って俺はガイドブックを受け取って門の入り口まで来た
なんか気味悪いとこだな
赤い空、黒い雲、恐竜時代みたいな草
なんか鬼みたいな人がこっち見てるな、無視して通ろう
「スマフォンを見せろ」
(やっぱ気付かれたーーー!!!)
「何で?」
(うわ〜なんだこいつみたいな顔してる)
「閻魔様に何も聞かなかったのか」
「話すのメンドイ的なこと言われたんで」
(うわ〜またなんだこいつみたいな顔された〜)
「異世界で死んだ魔王とかはレベル1のうちにここで始末して地獄の治安を護っている。レベルが上がるとマジで厄介だからな。」
「へー(俺の見た目的にそれは無いだろ)わかりました、どうぞ」
しばらくすると
「確認した。通っていいぞ」
「あ、どうも」
とりあえず宿探すか。うーん、どこにあるんだろうか。とりあえず検索するか。あった!この道まっすぐだ!
しばらく歩くととちょっとボロいけど普通の宿屋があった
「とりあえず入るか」
「いらっしゃいませ、何泊されますか?」
おぅ可愛いじゃないか。たれ目のショートカット、タイプだ。素晴らしい。地獄にもこのような可愛い女性が居たとは!いや、でも地獄ってことは性格悪いのか?いやいや俺みたいにこんなに性格良くても地獄に落とされる人はいるんだ。こんな無垢な目をした女性がそんな訳無いな。でもな~可能性無いとも言えな・・・
「あのぉ、聞いてます?」
「住みます!」
「はぁ?」
(え?なんかまずいこと言った?)
「では1週間ごと料金を請求します。今日は木曜日ですので毎週木曜日に前払いでお願いします。」
「はい、いくらですか?」
「1泊1000ゴルになります」
そういやお金ってどうすればいいんだ!!
「え、えっと、、、」
「何してるんですか?値段に納得が行かないとかですか?」
「いや、そんな事はないんですが、、、どうすれば支払えますか?」
そう言うと彼女はくすりと笑って
「ここにスマフォンをかざせば大丈夫ですよ」
おぉー美しい、神々しい、天使のようだ。
「あの、お名前は?」
「え、あ、美波です。青柳美波。」
「美波さん、結婚してください!」
「嫌です」
「デスヨネー」
(だめだ、もうやっていけない、死にたい、)
「そんな事言ってないで早くかざして下さいよ」
「あ、はいごめんなさい」
(てか、お財布ケータイかよ)
「指紋認証お願いします」
(おぉー凝ってんなー)
「ちょっと、3泊分しかお金ないじゃないですか!何が住むですか!無理に決まってるじゃないですか!」
「ご、ごめんなさい、じ、じゃあとりあえず3泊で」
「はい、じゃあ2階のお部屋です。」
「はい、御迷惑お掛けしました!!」
そう言って俺は部屋へ逃げ込んだ
この後ヒロインの美波がデレていくようにしたいと思ってます。
次回は多分短いです
とりあえず3日ごと22時更新の予定です。遅れたらすみません。