王位争い~〇×戦?
王を戴いている国には必ずといっていい程あるのだろうか?
この国にも激しい王位争いが勃発してしまった。
家臣達は
性格等を良いように言えば、
快活で、意志が強い
(落ち着きが無くて、社交性に難がある)
第一王子
人の感情を見抜きスルリと懐に入る
(人で遊ぶのが好きで、奇妙な社交性を発揮する)
第一王女
優しく頭脳派で、皆のまとめ役である
(頭は一番良いけれど、気が優しくてついつい苦労性になってしまう)
第二王子
繊細で穏やかな気性を持った
(内気で引っ込み思案で人見知り)
第二王女
4人の王子王女の派閥に分かれ、
自分達が後押しする王子王女を王位に付けようとしていた・・・
等と言うことは無く、
兄弟姉妹間で激しく争っていた。
王位争いを・・・。
王位押し付け争いを・・。
「僕が思いますに、
サラムが一番相応しいと思うのですよ・・・
何といっても第一子ですし、多少周りの国や周りの皆にグチグチ言われても
堪えませんし。」
「そんなことないよぅ~四つ子だから、生まれた順番関係ないし
僕はぁ~ウンディが相応しいと思うよぅ~
国王が周りのことよく見えてなかったらいけないでしょ~」
「そうよねぇ~
私もぅ~ウンディが相応しいと思うよぅ~
きょうだいの中で一番頭がいいし~」
「シルフは、
勉強の時間になると逃げてしまっているだけでしょう?
そのくせ成績は悪くないと、僕は、知っています。
そう考えると、シルフも
神がかり的な社交性を持っています・・・王に相応しいと思います。」
「でも、王様は、自分の国の有利な方に
社交性を発揮しないといけないんじゃないのうぅ~?
ウンディは、誠実で、国の為に動けるからねぇ~」
「シルフ・・・・何となくマトモな事言ってますけれど、
王女が、遠まわしにでも、国の利より自分の利を
とってます・・って言っちゃ駄目でしょう?」
「・・・・・・・・・・・・・・ウンディちゃん・・カッコイイ・・」
「ノウムちゃん・・・嬉しいですけれど・・・
やっと口を開いてそれですか・・・・・。」
「・・・・僕思うけどぉ~これって、やっぱりウンディが王様で良いんじゃないの?」
「私もぉ~多数決だしウンディがなればいいと思う~王様って面倒くさいしぃ~」
「だから~そう言うの駄目なんですって~
皆、真面目に国のことを考えてください~!!!
って・・・ノウムちゃんに言ったんじゃないですからね~
・・ふ・・・二人共の間違いですからね~~!!!」
今日も、王宮にウンディ王子の声が響き渡っていた。