表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王宮ちっちゃな物語  作者: のえる
19/47

僕たちお友達出来た・・・・!<お友達1 聖歴2366年>


「・・・・・お友達・・・・!?」

私の右手には、ウンディ様、

左手には、カルス様、

ノウム様が隠れるように私の足に引っ付かれ、

シルフ様が私の首にぶら下がっておられる。


ウンディ様の言葉に

お子様方と同じ年頃のその子供は

大きく頷いた。





「そうよ・・・・カルスも、シルフも、ウンディもノウムもきちんと

挨拶しなさい!?」

お子様方の母君であられる女王の

お言葉に

ウンディ様は、一つ頷いて


「僕は、ウンディ・リュース=サフラ言うのでしゅ・・・!

宜しくなのでしゅ!」

ペコリと一礼されて、とても素直に挨拶をされる。


『・・・・ウ・・・ウン・・・?

僕は、レンヤンら!』


その子供のあまり聞き慣れない言葉に必死で記憶をたどる

・・・・・確か・・・・モルドル国の言葉だったかな?


「・・・・レ・・・・レン・・・ヤ・・ンさん?・・・・変わったお名前でしゅね?

もっかい言いましゅ!

僕の名前はウンディ・リュース=サフラでしゅ」


『・・・・・・僕は、変わってな~い!!

お前の名前のが・・・・変わってる~

僕、子供だからそんな長くてややこしい名前・・分からな~い!』

通訳も介さずに言葉を交わしているのに

分かり合っておられるのか

子供同士言葉すら超越なさられているのか会話されている

ことに私は、大いに驚く。





くわしくは私にも分からないけれど

恐らくここに居るモルドル国の人達が

女王に謁見を求めて来て

多忙な女王のこと

やっと今日、会われたらしい。


突然お子様方に来るように仰られて

お子様方をお連れして謁見の間から

執務室に移られた女王の下に向かったのですが、


そこには、側近である近衛隊長と副長と、

私の祖父の老宰相がいらっしゃり

女王の正面にモルドルの物なのだろう

見たことの無い服装を着ている

大人と子供が・・(親子)が居た。




女王は、

そしてお子達に子供と遊んで上げなさい・・と仰った。






「「「「あ~い!」」」」

と言うお子方の声と共に

(いつもは、なんやかんやと

素直にしてくれないサラム様とシルフ様も女王には素直だ・・)

5人の子供は大きな噴水のある中庭へと飛び出していった。




「お水遊びするですよぅ~!」

と言うどなたかの声に

慌てて私は、後を追いました。


「駄目です!駄目ですよ!!

噴水に入っては駄目です!!」









女王と老宰相・・・・・

それに、

異国の女性はこの後いったい何を

お話になるのだろうかと

気にしながら・・・・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ