第4話 号外
クアウア熱に罹った心を助けるべく、暁は心を背負いながら加留藩の隣に位置する「平米藩」へと足を運ぶ。
——平米藩
暁「考えてみりゃあ初めて来たな。いったいどこに医者がいるんだ、」
そこに一人の男が近づいてきた。
町人 万平「そこのきみ、もしかして医者を探しているのかな?」
暁「あ、あぁ。友達がくあうあねつっていうのに罹ったみたいでよ。」
万平「クアウア熱!?それは大変だ!!いますぐ南保先生のところへ行くぞ!!!」
——診療所
町医者 南保 玄斎「おや、万平くんじゃないか。一体どうし、、、ん?横にいる子は誰だい?」
暁「心を助けてくれ!!お願いします!!!!!」
南保「わ、わかった。」
数時間経過、、
南保「彼女は軽度のクアウア熱だ。命に別条はないが、意識が回復するまで1ヶ月はかかるだろう。」
暁「1ヶ月、、、でも無事でよかった…!!ありがとうございます…!」
南保「いいんだよ。これが医者の仕事さ。申し遅れた、私は平米藩の下町で医者をやっとる、南保玄斎と申す。以後お見知り置きを。」
万平「わたしも名前言ってなかったな。私の名は万平、南保先生の弟子だ!よろしく」
暁「あ…こちらこそ。っておれも名乗ってなかった!おれは暁と申す!で、あっちは心!加留からやってきた…」
南保「よろしく。…ん?外がやけに騒がしいね」
万平「わたしが見てきましょう」
——一方、町では
瓦版屋「号外!号外〜!!!!加留藩が改易だぁ〜!!」
町人A「そんなまさか…!!」
町人B「なんてことだ…!」
町人C「大名の中でも古株で我ら庶民にもお優しいお方であったのに…」
平米藩をはじめとする全国各地に加留藩改易の記事が巡った。
そしてもっとも驚くべき内容は、元加留藩大名国守伝山の死亡である!!!!
記事にはこう書かれてある——
「加留の地、焼け野原なり。大名国守伝山死亡。脇腹に銃痕あり、上半身と下半身が引き裂かれている。重税による民衆の反乱か。加留、失す。」
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万平「……!?加留が…焼け野原…?」