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決着!対<Libra>破壊作戦

「今からアイツを倒す為の作戦を伝える、時間がないから要点だけ説明するから」


その場にいた5人はA.Oの作戦に耳を傾ける


「僕、突っ込む、アイツ、爆発、後始末よろ、OK?」


シリウス:「OK!!」


青龍:「いやいやいや、それじゃ伝わりませんよ?」


アンサー:「つまりなんだ?あんたが突っ込んで、中から動力源か何かを吹き飛ばすから、しくじったら俺たちが止めを刺せばいいのか?」


「YES!」


青龍:「え!?おかしいの私だけですか?」


シリウス:「こういうのは、フィーリングである程度通じるものだよ?」


A.Oのざっくりとした作戦説明で青龍は納得できるはずもなく、作戦の詳細を問い詰めた


「現実問題、アイツの装甲を外から撃ち破るのは容易じゃないからね、中から動力源を破壊するか、暴走させて自爆させるしかない。プレイヤーではアイツの攻撃を掻い潜り、爆発に巻き込まれないで脱出するのは難しいからね」


青龍:「それは...そうですが、貴方も危険では?」


「大丈夫。あーいう要塞戦は得意だから」「A.O君!!」「ん?」


振り向くとリンとレインが何か言いたそうに見ていた


リン:「今度は無事に帰って来るよね?」


「....確証はできない」


レイン:「なら!何で貴方だけ危険な目に!!」


「終わらせたくないから」


レイン:「え?」


「前にやっていたゲームは、すごい中途半端に終わったからね、今度は最後までやりたいんだよ。それにまだまだ、叔父さんがこのゲーム内に、何かを隠している気がするんだ、それを見つけるまでは終わらせるつもりはないよ」


A.Oはそう言うとブースターを使い少しずつ浮き始める


シリウス:「そうだ!他に何か手伝う事はあるかい?」


「そうだな...僕は報酬に興味ないし、<Libra>から取れる素材をもらっても困るから、皆で分けれるように配分は騎士団で取り仕切ってくれ!」


シリウス:「わかった!!任せてくれ!!」


シリウスの返答を聞くとA.Oは<Libra>へ向け飛び去っていく


アンサー:「変な奴だな...一番の功労者なのに、報酬はいらない、おまけに倒せる気満々でいやがる」


シリウス:「確かにね....けど彼は純粋に、自分の決めたプレイスタイルを楽しんでるんじゃないかな?」


アンサー:「ちげーねぇ....」





『マスター。攻撃プランはどうしますか?』


「一度接近してObjct(目標)の詳細なデータと、随伴機兵の詳細な位置を把握する」


『Log.センサー最大稼働、マッピング及びスキャン、Stand by』


A.Oは低空で<Libra>に接近、<Libra>と戦闘機兵の激しい弾幕に見舞われるが


「あまい!!そんな弾幕、宇宙艦隊に比べれば薄すぎる!!お返しだ!!」


機体の機動力で回避し、お返しとばかりにGBU-57『粒子機関砲(ビームバルカン)』を叩き込む、そしてそのまま<Libra>の真下をくぐり抜けズーム上昇を行う


「<Polaris>データは取れたか?」


『完了。動力炉は胴体下部、戦闘機兵格納庫の真上です』


『警告。敵SAM30発、後方より接近』


後方から<Libra>のVLSから撃ち上げた対空ミサイルが追尾してきていた


「ECM最大出力!チャフ・フレア散布!」


『Log.』


A.Oは太陽に向かって飛ぶと、後方へチャフとフレアをばら蒔いた、すると追尾していたミサイルは、電波妨害も合わさって全然違う方向へ飛んでいく


「対空火器を黙らせる!背部MPHMM<多連装小型高機動ミサイル> Stand by!!」


『ロックオン完了』


「FOX2!!」


A.Oは<Libra>を正面に捉え、背面から多数の小型ミサイルを発射する、発射されたミサイルは次々とVLSや機銃等の対空火器に命中する


「次は敵の主砲に止めを刺すぞ!LR-6『大口径電磁加速砲(レールカノン)』5連射!」


『Log.照準はお任せください』


A.Oは真上に上昇、インメルマン・ターン、<Libra>真上から急降下する


「FOX3!!」


大口径砲の連続着弾により、主砲が腕の根本より崩壊する


「これで武装は残ってないだろう....おっと!」


生き残った戦闘機兵達が撃ち落とそうと狙ってくるが、A.Oは難なく回避する


「下の戦闘機兵が厄介だ、『プラズマ爆雷』投下準備!」


『Log.全弾投下 Stand by 最適コース、投下タイミング計算完了』


「全弾投下!」


『Bomes away』


戦闘機兵達の真上を横切るように飛びながら、絨毯爆撃の様に満遍なく爆雷を投下、連続した大爆発により戦闘機兵は全滅した


「よし!邪魔者はいなくなった!突入する!」


『Log!』





「おい!見ろよあのロボット、すげーぞ!!」

「俺達が苦労したデカブツを難なく破壊してるぜ....敵に廻したくねーな」

「ロボットさーん!頑張ってー!!」


プレイヤー達は三者三様の声援をあげるなかシリウス達は


アンサー:「おいおい、あいつこんなスゲー奴だったのか?」


シリウス:「ハハッ...僕も予想以上さ....」(A.O君ならやれると思っていたが、こんなに強かったなんて...ヤッパリ君は最高だよ!!)


青龍:(報酬よりも、彼を勧誘したほうが戦力の大幅増強になるのでは?)


様々な思惑を巡らせており、それに気づいてない2人は


リン:「イッケー-!!A.O君!」


レイン:「そのまま破壊しちゃいなさい!!!!」


届くかわからない声援を送って応援していた





「突入目標は戦闘機兵発進口!!背面、全武装全弾発射後、緊急投棄(パージ)!!トドメは携行火器でやる!!」


『Log.全武装(オールウエポンズ)使用自由(フリー)。照準完了。撃てます。』


「全弾発射!!」


A.Oが背負っている『推進機(ブースター)付き大型兵器格納庫(ウエポンベイ)』からすべての火器が発射され、中に残っているであろう戦闘機兵や、侵入者迎撃用設備が跡形もなく破壊される。やがて全てを撃ち尽くした背面武装は、身体から切り離され、自立飛行で基地に帰投、残ったA.Oはその勢いのまま<Libra>内部へと侵入する


「この上が動力源か...」


A.Oは円形の格納庫のちょうど真ん中へ到達、上を見上げる


『疑問。確かにここが動力源の真下です。マスター、何を?』


「いちいち上に昇る通路を探していられるか。全ジェネレーター出力をLR-3『携行式電磁加速砲(レールカノン)』に集中、弾種徹甲榴弾、下からぶち抜いて一気に通路を切り開く!!」


『Log.ジェネレーター回路直結、最大出力まで電圧上昇.....準備完了。撃てます!』


「FOX3!」


発射された弾丸は、凄まじい衝撃波を残して格納庫の天井を撃ち抜き、A.Oの思惑どおり通路をあけるが、予想もしない出来事が発生する


「ん?....何か上で連続した爆発がおこってないか?」


『現在調査中....回答。発射した弾丸が動力炉を破壊した模様。』


「え?...何で?」


『回答。出力の上昇したジェネレーターにより、弾丸の貫通力が上昇、さらに、マスターの狙った所が動力炉の最も脆弱な部分に命中した模様。』


「このままだとどうなる?」


『爆発に巻き込まれます。推奨。退避してください。』


「緊急退避ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


A.Oは一目散に出口に向かう


『マスター。この場合’ドンマイ’と言うべきでしょうか?』


「うおぉぉぉぉぉぉ!!そんなこと今聞くんじゃない!このアホA.I!!!!!!」


直後格納庫は大爆発した





「見ろ!!デカブツが!!!」


誰かの声に全員が<Libra>を見ると、所々から黒煙や爆発を起こしながら、今まさに崩れ去る所であった


「崩壊していく....」

「って事は俺達勝ったのか?」

「そうだよ...俺達の勝ちだ!!!!」

「「「「いよっしゃーーー!!!」」」」


各々が歓声をあげるなか、シリウス達は


シリウス:「青龍、直ちに人員を再編成、調査隊を組織し残存勢力の掃討にあたる、それと生産職の人員を連れてきて、内部の調査と素材の回収を開始する」


青龍:「わかりました!直ちに取り掛かります」


シリウス:「手伝ってくれるよね?アンサー?」


アンサー:「仕方ねぇな~。あんな性悪女に先越されるのも癪だし、手伝ってやるよ」


後始末の段取りを決めるなか、A.Oの帰りを待つものがいた


リン:「A.O君大丈夫かな?また、爆発してないよね?」


レイン:「否定できないわね....結構無茶しそうだし....」


リン:「うん...やっぱり、調査隊に入れてもらって探しに行こうかな?」


レイン:「そうしよっか...今からシリウスさんに頼んで__!!リン!上!」


リン:「え?__あっ!!!」


1本の飛行機雲が上空を旋回していた





「一時はどうなるかと思ったよ....」


『マスター。各部の損傷大。速やかなる修理を進言します。』


「だろうね、飛行出来るのがやっとだ。___そうだ!今のうちに<Polaris>に言っておくことがあるんだ!」


『何でしょうか?先ほどの爆発ならこちらも予想出来ません。データ不足です....』


「ありがとう、君がいてくれて助かった。そして、これからもよろしく。」


『___!!こちらこそ。今後もよろしくお願いします。マスター』


「さぁ、帰ろうか。Misson complete RTB」


『Log.最適進路、表示します。』


夜の帳が落ち始める漆黒と茜色が混じる空を1本の飛行機雲が伸びていった

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